《チートスキルはやっぱり反則っぽい!?》チート! 001 ステータス

ベッドの上で過ごすというのは退屈なもので何もする事がない事から彼は神様からもらった力を確認してみる事にした。

確認方法は至って簡単で聲に出すか心の中で【ステータスオープン】と念じるだけで自分の能力が分かる。と神様が言っていたのを彼は思い出したのだ。

このように彼が自分自のステータスを確認できるのは特別であり、普通の者が自分自のステータスを確認するには鑑定系のスキルが必要であった。

彼が神様に會った時、神様は彼に3つの選択肢を提示した。

1つ目は異常に高い能力値と一般的なスキルを1つ。

2つ目はそこそこ高い能力値とそこそこ良いスキルを2つ。

3つ目は一般的な能力値と強力無比のスキルを1つ。

多くの日本人は無難や玉蟲の選択を好む傾向があるようなので2つ目を選ぶ者が多いと言うのが彼のイメージだが、彼は迷わず3つ目を選んだ。

能力値は普通の人と変わらなくても、強力なスキルを貰えば能力値の低さをカバーして余りあるのではないだろうか、と彼は考えたのだ。

もう分かっているとは思うが、彼はこの世界で生まれる前は日本人であった。

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日本人であった時の彼の名は火森ほもり司朗しろうであり、高校2年生の時に死亡して転生をしたのだ。

年17歳、若すぎる死であった。

司朗は捨て子だったことで施設で育っており日本でも親のけた記憶がない。

ただ、自分の不遇に不平不満はあれどグレたりしない良い子であったと彼自思っているし、実際の話しとしてかなり気丈に生きていた。

そんな司朗でも再び8歳からやり直すのは神的にきついと思ってはいるのだが、それをどうこう言っても今更の話しなので早々に諦めるのだった。

寧ろ生まれた直後から記憶と自我を持ち恥プレイがなされるよりはましだとも助かったとも思っていた。

死因はよくある話しであり、クラスのめっ子君たちに殺されたのだ。

ただ、司朗がめられていたわけではない。

司朗はやられたらやり返すし、それだけの力もあったのだから。

では何故に司朗はめっ子たちに殺されたのか。

それは偶々だったのだが、複數の生徒たちがある生徒をめていたところに出くわしてしまい、司朗も見て見ぬふりをしようかと思ったがめらていた生徒が何を思ったか司朗に助けを求めてきたのだ。

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その流れで止めれば良いものをめをしていた生徒たちが司朗に毆りかかってきたのがことの発端であった。

司朗は難なくめっ子たちを返り討ちにしたのだが、めっ子にも意地があったのであろう、司朗にも嫌がらせを始めたのだった。

しかし、やられたらやり返すのが司朗の主義なので、暴力には暴力を、な嫌がらせにはな仕返しを、そん事が何度も続きそして何度もめっ子たちを返り討ちにしていった。

そしてめっ子たちは自分たちでは彼に勝てないと気付いたのであろう、ある日街の繁華街でたむろしているようなチンピラを連れて來たのだ。

勿論、司朗はチンピラどもも返り討ちにした。

だが、チンピラたちにもプライドがあり、チンピラたちはめっ子たちに命令したのだ、司朗を殺せと。

めっ子たちはチンピラには逆らえず、チンピラがどこからか手にれた拳銃を渡され司朗を殺したのだ。

司朗も拳銃を持っていたのが1人だけなら躱す事もできたのだが、1人目が司朗の目を引き付けている間に2人目が後ろからズドンッと発砲をして運悪くその銃弾が司朗の腰にめり込んだ事で司朗はきを止めざるを得なかった。

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その後は何発か鉛の玉を貰って司朗は絶命する事になった。

その後めっ子たちがどうなったかは神様から聞かなかった。彼らが捕まって刑務所で過ごそうが司朗の心としては溜飲が下がるわけではなかったからだ。ただ、事ここに至っては是非もないとグダグダと考えないことにしたのだった。

ここで冒頭に戻り司朗がステータスを確認するところである。

『ステータスオープン!』

司朗は神様から教えてもらったように念じた。

■ 個人報 ■

シーロ・ファイフォーレン

人族 男 8歳 児

貴族(ファイフォーレン男爵家三男)

■ 能力 ■

HP:9/9

MP:9/9

STR:9

VIT:9

AGI:9

DEX:9

INT:9

MND:9

LUK:50

■ ユニークスキル ■

チート

■ 狀態 ■

エクリプ神の加護

■ 稱號 ■

世界を渡りし者

火森司朗改め、シーロ・ファイフォーレンは男爵家の三男であり貴族としてこの世界に生をけた。

(う~む、見ても分からんが、LUKだけが異常に高い値のような気がする・・・)

ステータスを確認した司朗の素直な想である。

ステータスの説明として、氏名はシーロが名前でファイフォーレンが家名になる。

この世界で家名を持っているのは貴族とほんの一部の富豪ぐらいなものである事から男爵家の三男であるシーロには家名があるのだ。

シーロの父親は元冒険者で階級は平民だったので元々は家名がなく、貴族になる時に國王より家名を授けられたのだとシーロは聞いている。

このファイフォーレンという家名の由來を聞いた時、シーロは笑ってしまった。

父親が剣と火の魔法をり魔をバッタバッタと倒していったら森を丸ごと1つ焼け野原にしてしまったそうで、それを聞いた國王が火を意味するファイと森を意味するフォーレンをくっ付けたと聞いたのだ。

森を1つ焼き払ったからファイフォーレンって安直過ぎるだろ!と、シーロはその時心の中で突っ込み、前世の自分の苗字に被っているし!と、二度味しい狀態だった。

種族は人族、獣人族、エルフ族、ドワーフ族、魔人族など々あり、人族の容姿は地球人と同じだと思って貰えば良い。

白人、黒人、黃人、々な、目の、髪のがあり、シーロが住んでいる地域は白人系が多い。

但し、シーロはは白人なのだが、顔立ちは日本的で目のと髪のはどちらも黒である事からこの地域では非常に珍しい容姿をしていた。

獣人は人族のに獣の特徴が所々に現れており、犬系獣人であれば獣耳や尾、鳥系獣人であれば翼がある。

壽命は人族よりやや長く、能力に優れているが魔法は苦手な種族だ。

エルフは背が比較的高く長く尖った耳が特徴で非常に長壽である。

更に魔法に長けている種族でもあり霊とも仲が良いのだが、的な能力は人族に劣る者が多い。

ドワーフの容姿はズングリムックリで背が低めの筋質で、筋質だけあって力仕事が得意であり更に手先も用で職人になる者が多い。

魔法は不得手ではないが魔力はなめ、獣人よりし長壽である。

魔人族については角があり翼を持っているそうだが、必ずしもこれに當て嵌まるわけではないと言われている。

エルフ並みの長壽と魔法の才、そして獣人以上の能力を持っている種族で戦闘力が高いので1対1の戦いでは他の種族を圧倒すると言われている。

但し、個數がない為に個の戦闘力が高くても數の暴力に負ける場合も多々あるらしい。

年齢と別は説明をしなくても良いだろう。

若年の場合は年齢によって児、児、児と表示されるが12、3歳ごろになると自然と消えるのが特徴だ。

これが消えると人と認められるらしく、13歳になると神殿などに行ってステータスを確認するのがこの世界の慣例となっている。

そしてシーロの分は貴族でファイフォーレン男爵家三男と表示されるが、これは仕事をすればその職業に自然と変化し、商人や冒険者などの職業が表示される。

男爵という貴族の息子であるシーロの分は正式なものとしては貴族の息子なので、あくまでファイフォーレン男爵家三男と括弧書きされているのだ。

また、盜みをすると盜賊、人を殺すと殺人者などが表示されるそうだが、これは鑑定などのスキルがないと見る事はできない。

能力はHPが生命力であり、これが0になると基本的には死亡となるようだが、過去には例外もあったようだ。

MPは魔力であり、魔法や魔はこのMPを消費する事で発する。

STRは力や筋力を表し、戦闘では理攻撃力に影響を與える。

VITは耐久力を表し、戦闘では理防力に影響を與える。

AGIは素早さを表し、戦闘では回避力やスキルや魔法の発の速さに影響を與える。

DEXは用さを表し、戦闘では理攻撃や魔法攻撃の命中率に影響を與える。

INTは知力を表し、戦闘では魔法攻撃力に影響を與える。

MNDは神力を表し、戦闘では魔法防力に影響を與える。

LUKは幸運となっており、戦闘では攻撃の命中やクリティカル発生率などに影響を與える。

能力ではLUKが飛びぬけて高いように思えるが、シーロには普通の能力しかないはずなのでこれが普通なのかも知れないと本人は思っているが、これは間違いであることが後から分かる。

(そしてお待ちかね、シーロの一粒種であるスキルの【チート】ですよ! 一粒種はおかしと? 良いのですよ、シーロにとっては生命線である大切な大切な【チート】君なんですから!)

@チート

MPを消費して願いを葉える事ができるかも?

但し、願いを葉える為に消費するMPが不足すると発はせず、無理に使用しようとすると最悪死に至るので注意が必要。

1日に1回しか使用できない。

疑問系だと言うことに今気付いたシーロは神様に突っ込みたい気持ちを掻き立てられる思いだが、神様曰くMPさえあれば世界の覇者にもなれる、この言葉を信じる事にした。

狀態は怪我、病気、呪い、加護などが表示され通常は何も表示されない。

シーロには【エクリプ神の加護】があり、この加護には幸運値であるLUKにプラス補正、長限界無効、狀態異常無効と言う3つの効果がある。

シーロは【エクリプ神の加護】があることでLUKにプラス補正されているようで、高いように見えていたのだ。

最後に稱號の【世界を渡りし者】は自分のステータスの詳細確認、自分のステータスの完全偽裝だ。

加護と稱號に関しては何も聞いていなかったシーロだが、悪いものではないので有り難く頂いておくことにする。

要らないと思っても既に貰ってしまっている以上、何もできないのだが。

そして転生前に【チート】のようなスキルを與えてくれた神様にその目的を聞いたシーロ(その時は司朗)に神様は『勇者候補として転生させる』と言う回答を行った。

しかし、シーロは勇者なんて面倒なものになるのは嫌なので斷わりをれたが、神様は他にも何人か勇者候補もいるので必ずしもシーロが勇者になるわけではないと返してきた。

回答としては不満が殘るが、シーロは『勇者にはならない!』と言い殘してこの世界にやってきたのだ。

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