異世界#7

試験は街の中でもそこそこの関心事らしく、大量の験生以外にも多くの大人達が集まってきた。今日は筆記試験の日である。僕も張しながら門の前で待っていた。やがて門が開き、指定された座席へ座った。

みんな並々ならぬ思いのようで雰囲気がピリピリしていた。ただ、その中で1人飛び抜けて安定している存在のある人がいた。気にはなったが、そんなことに気を向けている余裕はない。3ヶ月間の果を存分に出そうと集中することにした。

テストの結果は合格だった。テスト中から比較的簡単だとじてはいたのだが、やはり相當上位の績だったらしい。図書館に篭っていただけあったなと思う。翌日の二次試験に向けて、図書館で眠ったのであった。

翌日、一次試験の合格者全員が大講義堂に集められ、それぞれの試験場所へ転移魔方陣を使って移して試験をけた。転移魔方陣は違和なく使え、魔法の凄さをじたのだった。

魔力測定では試験が一瞬驚いた顔をしたが、すぐに真顔に戻したのは流石だなと思った。でも、特異的な値であるのは間違いないという裏付けにはなった。次にけた戦闘試験は苦戦したものの、ここまで來る間の実戦経験が生きて敵を倒せたので特待生になれただろうと思った。

結果は予想通り特待生での合格だった。これで、しばらくはお金の心配をせずに魔法を學べると安心したはじめであった。

學園の寮にり、近くの飲食店でバイトをして生活費は賄うことにした。

はじめの學園生活が始まった。