《異世界を追い出された俺は──元の世界でハーレム作りに勤しみます【凍結】》面倒事は付き纏う
「お」
「おやおや? 吹留じゃないか、何か用でも?」
今お兄ちゃんって言おうとしたろ。
そう耳元で囁いて軽く睨みつける。
すると、し顔を赤らめた吹留は抗議してきた。
曰く、お晝は食べ終わったのか尋ねようとしただけ、言いがかりはよしてくれ。
だが目を逸らしながらの弁など信用ならない。
一つ溜息を零してから本題にる。
「で?」
「ああいえ。そんなたいした用じゃあないんですよ。今日の放課後、生徒會の書類手伝ってもらえないかなーとデートのおいをしに來ただけなので」
おーけーですよね?
無言の笑みほど圧力をかけてくるものはなかなかないだろう。
嫌だ、NOです、をじられた俺は渋々首を縦に振った。
この世界に戻って來て早々に引っ越し、転校、転した俺にしなければいけない用事は無いに等しい。
今日はまだ相津から遊びに行こうとも言われていないため、スケジュールがまっさらな俺は部外者にも拘らず、生徒會のお仕事の手伝いをすることになってしまった。
「あ、次これお願いします。変なところが無かったら火矢さんに回してください」
「こいつは終わったぜ。次は……それか、あ"あ?」
「読み終わった。龍生、この書類よろしく」
「次の書類です」
いよいよ育祭が迫って來たためか大量の企畫書を処理する羽目になった。
メンバーは龍生と吹留。
綴真は卓球部と野球部の助っ人に行っているとのこと。
高スペックイケメンは今日もせっせと活躍の場を設けているらしい。
人が良くて面もいい奴ってリアルでいるもんだなー。
そんな他もないことを考えながら文章に目を通す。
「……おいこれ。応援団の方は足りてるが、衛生係がなくないか?」
「あ、ほんとだ。次の委員會の時に補充、しかなさそうです。立法補してくれれば助かりますけどね……」
「無理だろ。あの雰囲気じゃ誰も挙手する筈ねえ。どうすっかな、あ"あ?」
何か問題事を抱えているようだが、そういう面倒なのには極力関わり合いになりたくない俺は見事自然に黙り込むことに功。
したと思った。
「そうだ! お兄ちゃん、次の委員會出てくださいよ。で、第三者から見てあれをどう改善したらいいか助言をお願いします!」
龍生にガンつけられ、吹留から脅迫に近い“他生徒の前でお兄ちゃんって呼びますよ”攻撃をけ、またしても了承するより無かった。
〜*〜*〜*〜*〜
ハリポタの逆行ssでとんでもなく面白いのを見つけて喜びに溢れています(
原作と遜ないくらい、と言ったら流石に過言かもしれませんが、実に臨場あるものでスルスル読めました。
あんな風に書けるようになりたいなぁ……
【書籍化・コミカライズ】三食晝寢付き生活を約束してください、公爵様
【書籍発売中】2022年7月8日 2巻発予定! 書下ろしも収録。 (本編完結) 伯爵家の娘である、リーシャは常に目の下に隈がある。 しかも、肌も髪もボロボロ身體もやせ細り、纏うドレスはそこそこでも姿と全くあっていない。 それに比べ、後妻に入った女性の娘は片親が平民出身ながらも、愛らしく美しい顔だちをしていて、これではどちらが正當な貴族の血を引いているかわからないなとリーシャは社交界で嘲笑されていた。 そんなある日、リーシャに結婚の話がもたらされる。 相手は、イケメン堅物仕事人間のリンドベルド公爵。 かの公爵は結婚したくはないが、周囲からの結婚の打診がうるさく、そして令嬢に付きまとわれるのが面倒で、仕事に口をはさまず、お互いの私生活にも口を出さない、仮面夫婦になってくれるような令嬢を探していた。 そして、リンドベルド公爵に興味を示さないリーシャが選ばれた。 リーシャは結婚に際して一つの條件を提示する。 それは、三食晝寢付きなおかつ最低限の生活を提供してくれるのならば、結婚しますと。 実はリーシャは仕事を放棄して遊びまわる父親の仕事と義理の母親の仕事を兼任した結果、常に忙しく寢不足続きだったのだ。 この忙しさから解放される! なんて素晴らしい! 涙しながら結婚する。 ※設定はゆるめです。 ※7/9、11:ジャンル別異世界戀愛日間1位、日間総合1位、7/12:週間総合1位、7/26:月間総合1位。ブックマーク、評価ありがとうございます。 ※コミカライズ企畫進行中です。
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