《異世界を追い出された俺は──元の世界でハーレム作りに勤しみます【凍結】》お弁當閲覧回
ゴタゴタしてしまったリレーの後、幾つかのプログラムを消化し、休憩となった。
吹留に引き摺られた俺は、そこそこいい場所を陣取ってシートを広げている生徒會メンバーと合流。
木の影が落ち、最近異常気象かやけに暑くなってきた日差しを防いでくれる。
「まあ、なんだろう。皆んな、お疲れ様! 僕らのは目立ってないけど、全校生徒が楽しんでくれてるようで何より。午後もこの調子で行こう。じゃあ」
いただきます!
綴真副會長ののありがたーい激勵のお言葉を頂戴して、各々お弁當箱を開いた。
……何ともまあ、イメージ通りの。
「龍生、それ、何がってるんだ?」
「塩飯だ、あ"あ? なんか文句あるってーのか!?」
「ねーよ」
取り出したるは大の大人の拳一つ分ほどの握り飯かける5。
しかも中まで全て白飯、塩おにぎり。
雑とかそういう問題ではない。
子力なぞ欠片も求めてはいないが、母親はどうした、母親は!
よし、忘れよう次だ。
「語流は……もういいや」
「ふふっ。よければしばかり差し上げましょうか? 昨日姉に言ってこのムール貝とほうれん草の和風パスタを作っていただきましたのよ」
「遠慮しとく」
姉がいたのか。
そんな報を得ても特にコメント無し。
それよか謎のカタカナ料理に圧倒されてしまったわ!
カラフルで見た目がなんつーか、學校行事のお弁當レベルじゃない。
お次は、何故か未だ蓋を開けない吹留をスルー。
「綴真、お前って奴はっ! パンピーだな」
「ん? 褒め言葉、と取っていいのかな。昨日の夜作っておいたから、朝はあっためるだけで楽だったよ」
「子か。母ちゃんか」
この場で一番子力が高いのは綴真だった件。
ザ・普通のお弁當。
何の変哲もない、健康バランスをそこそこ考えた彩りしい晝食である。
で…………
「吹留、食わないのか?」
固く閉ざされた稚え、ゲフンゲフン、可らしいようじ、の子がよく使っているようなお弁當箱の蓋。
他のメンバーがサクサク食べ進めていく中、彼だけが食べ始めてすらいない。
「おーい。ラグってんのかー? 目ぇ覚ませー」
「別に寢ているわけではないです」
「じゃあ何してんだよ」
「…………瞑想してます」
「そりゃ迷走の間違いだな。晝飯の時間で弁當出して、食べようとしないなんて」
あくまで黙権を使うようで、貝のごとく口を引き結んでいる。
実力行使。
瞬きする間もなく彼の手から奪い去った。
慌ててとりかえそうとしてくる、って怪しすぎだろ。
「さーてと、いっただっきまー」
「何このミラクルな弁當」
紫、青、黒。
所謂暗い、寒系のナニカがぎっしり居心地悪そうに敷きつめられていた。
〜*〜*〜*〜*〜
一週間とか噓ですねすいません……
珍しく1000字超えたので許してください(開き直り
そういやシークレット競技、コメント欄で募集したいくらい思い付かないどうしよう(((
ではまた次回、ごきげんよう!
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