《転生先は異世界學園》の過去(宮藤みほ視點中編)

宮藤みほには兄がいた。

名前は宮藤カケルという

まだいみほには兄のやってることは

よく分からず學校から帰ってきても

家の書庫にいることが多かった。

ある日私は兄がいない時にこっそりと

事務所の倉庫に々なを見ていた。

そんな時あの子と出會った。

「うーん特に面白いのないなー」

と思い私が倉庫を出ようとすると

『ケテ』

と聲がした。

私は聲のした方を振り返るが暗くて

よく見えなかった。

それでも気になってしまった私は

部屋に戻ってライトを持って再び倉庫に

戻って周りを照らしながら

「誰かいるの?」

と言いながら奧へと進んで行った。

気がつくと大分奧に來てしまっていて、

そして倉庫が広かったのもあるんだろう

私はすっかり迷ってしまった。

「え?帰り道どこぉ」

と暗闇から何かが出てきそう

だったのを覚えている。

そして私はついには涙目になりその場から

けなくなってしまったのだ。

「うぅ怖いよ」

としばらく私が泣き言を言っていると

「だい・・じょうぶ?」

と聲が聞こえ私が顔を上げると

目の前に自分と同い年くらいの

立っていた。

それが刀剣叢雲と私の出會いであった。

それから帰ってきた兄に必死に頼み込んで

そして兄と同じ事務所のメンバーも

私のフォローをしたりして

兄に頼んだそうしたら兄は

「全くみほはしょうがないなー

まあ叢雲もお前の事を気にっている見たいだし

今更ダメだとも言えないからなしょうがない

叢雲はみほの刀剣にしていいぞ」

と言ってくれた時はとても嬉しくて咄嗟に叢雲と

抱き合ったりもして

とても暖かったのも覚えている。

そしてそれからは叢雲とは

どんなときも一緒だった。

寢る時もご飯の時もお風呂の時も

そして今でも叢雲は私の隣で

私を支えてくれている。

しかし、數年前の敵との戦いの時

兄と使い魔の三倉は

戦いの終わりと同時に

姿を消し、

兄の事務所は必然的に私が次ぐことになった。

それでもとても大変だったが

クロネコとサクヤの2人が來てくれたことで

事務所の経営も大分楽になって來た。

そんな時親友の零崎彩からの

招集の報せをサクヤが持ってきた。

その時の私はまだ兄の関連事だとは

思わなかった。

それでも気になってしまったというのもあるが

1番の理由は親友の頼みというのが

大きかったと思う。

そして私は進む、兄がいなくてもこの事務所は

大丈夫だと言えるように。

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