《の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが》19話 最高で最悪な誕生日(ハハッワロス)
梅雨明けのある日のこと。
今日は、俺の誕生日たんじょうびだ。朝起きた時に、妹に
「誕生日おめでとう!おにぃ!」と言われ、初めて気がついた。自分の誕生日など、すっかり忘れていた。ハハッワロス。
そして、學校。今日は何故か、理子も聖菜も執拗しつように迫っては來ず、お晝も別々だった。ついに嫌われたのか、と思った。無理もない、俺はあいつらを今まで適當にあしらっていた。無下むげにしたつもりは無いが、傍はたから見れば、そう思われて當然だろう。と思った。
そのまま、ズルズルと引きずり、放課後ほうかご。・・・正直、行きたいと思わなかった。嫌われたのに、行く必要はあるのか、と。でも、理子と聖菜に、
「先行くけど、絶対に同好會に來てね!」と言われたため、重い足を引きずりながら、部屋の前にきてしまった。開けるのを躊躇ためらったが、心を決めてドアを開けた。
パン!パン!パン!パン!パン!
目の前で5回のクラッカーの音がした。
「・・・え?」
音がした方を見ると、そこには、理子に聖菜、百合野さんに奈緒、そして、中守先生の姿があった。そして、俺に向かってこう言った。
「「「「「お誕生日おめでとう!大和(くん)(先輩)!」」」」」
「え・・・な、なんで・・・」
「なんでって、馴染おさななじみの私が、大和の誕生日をわすれるはずがないでしょ?」
「それで、みんなでお祝いしようってことになったの。」
「え、でも、みんな、いつもより話しかけてこないから・・・俺、てっきり、嫌われたのかと・・・」
「そんなわけないじゃないですか。みんな、大和くんを祝いたかったんですよ。でも若干名、口が軽い人がいるので・・・」
「そんなわけで、今日はみんな話さなかったのですよ。本當に、おめでとうございますなのです。」
「あ・・・」
「大和くん。先生として、擔任として、同好會の顧問として、私はあなたを嫌うような真似は絶対しませんよ。私も、大和くんのこと、好きですから。」
「あー!先生ずるい!」
「私だって好きだよ!」
「私も。」「わたしもなのです!」
「み、みんな・・・ありがとう・・・。」
「それでね・・・誕生日プレゼント、どうしようか悩んだんだけど・・・。」
「誕生日は」「私たちからの」「イチャイチャを」
「プレゼントするのです!」
「・・・はっ?」
そういって理子たちは、こっちに突っ込んできた。
ここで1話の冒頭と繋がるわけでござんす。
「・・・あのさ、離れてもらえないかな?」
「「「「無理(なのです)」」」」
「oh・・・」
「ふふふ、大和くん、モテモテだねぇ」
「全然違いますよ。てか、あーた先生でしょうが!先生だったら助けてくださいよ!」
「私ね、面倒ごとには突っ込まないタイプなんだ」
「ドチクショー!!」
「ハハッワロス。・・・じゃあさ、取引しようよ」
「・・・取引?」
「私は、大和くんを助ける。大和くんは、私を大和くんの家へ連れていく。もちろん、大和くんのお父さんが居る時に。」
「あっ、じゃあ助けなくていいです。」
「orz」
こんなことを話しているあいだにも、4人はそれぞれのポジションでやりたい放題。いい加減、やめちくり・・・。
結局、俺が解き放たれたのは、下校時刻を30分ほど過ぎた時だった。くそが・・・。
シリアスな展開になると思った?ねぇねぇ、シリアスになると思った?殘念、なりません。
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