《の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが》20話 とっても鬱で候う(ガチ)
今日は1年で數回ある、學校生活の中で最悪さいあくな行事である。何かって?
夏休み前最後のテストです、はい。
しかも今年は、同好會だの、妹のことだので全然勉強出來ていない。はい、終わったら\(^o^)/
俺はいつもよりだいぶ鬱うつな気持ちで家を出た。すると家の前には、
「遅いよ大和!早く行こ!」
と、いつもより楽しそうな理子がいた。畜生ちくしょう、頭が良い奴はいいよな・・・。
「はぁ~~~・・・。」
「どうしたの大和、そんな大きなため息ついて。ため息は幸せが逃げていくんだよ?」
「うるせぇ~~・・・。あなたには分からないでしょうね!!」
「あー、もしかしてテストのこと?大丈夫だよ、今回のは簡単かんたんだから」
「お前の簡単と俺の簡単は違うんだょ~~・・・。」
「うーん、じゃあさ!今のうちにしでも勉強しよう!」
そんなことをいってきやがった。
「やめてくれ・・・もっと鬱になる・・・。」
「勉強してなくて、後々とっても鬱になるのは嫌でしょ?」
「うぐっ・・・。」
痛いところをついてきやがった・・・。
「じゃあ、勉強しよう!大和、なにが1番苦手にがて?」
「國語。」
「國語?」
「あぁ、國語。」
「・・・なんで?1番簡単だと思うんだけど・・・」
「いやさ、數學と化學はまだ好きなんだが、國語はどうもダメで嫌いなんだよな。正しいのがどれか悩なやんでたら、どれも不正解ふせいかいというオチでs」
「それ以上はいけない」
「ま、まぁ、國語が苦手なんだよ。」
「・・・そう。まぁ、いいや。で?どんな所が分からないの?」
「・・・全部。」
「はっ?」
あれ、俺なんかまずい事言った?理子の顔がすごい険しくなったんだが・・・。
「・・・と、とりあえず、國語は捨てよう、うん。」
「え、捨てんの?」
「誰のせいだと思ってんの?」ゴゴゴ
「す、すみません・・・」
なんであやまってんだ?俺。
「じゃあ、世界史は?」
「第一次世界大戦當たりからしか知らん。」
「なんで逆にそこからは分かるの・・・。」
「俺の名前、なんだと思ってんの?」
「あぁ・・・そういうことね。大和の家系、男は全員、軍艦とか戦車とかの名前だもんね・・・。」
「おう。」
理子の言う通り、俺の家系は、俺が「戦艦 大和」から。父さんが「航空母艦 蒼龍」から。じいちゃんが「八九式中戦車」(じいちゃんのなまえは八九はちきゅう)から、というように、軍のものの名前が由來ゆらいしている。
「じゃあ、それ以降の世界史やろうか。」
「おけ。」
そうして、俺は理子に叩き込まれた。
そして、テスト返卻後。皆まで言うな・・・分かってた、分かってたよ・・・1日じゃどうにもならないことくらい・・・。
理子には「ど、どんまい・・・つ、次があるって・・・。」と、苦笑いされた。ちなみに聖菜はいいとも悪いとも言えない、中間だった。
ちくしょーーーめぇ!!!
テストなんて消えてしまえ。by作者
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