の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが》26話 そうだ、海へ行こう(前編)

7月28日。天気  快晴かいせい。セミがうるさく鳴き、道雲にゅうどうぐもが生き生きと顔を出している。俺はやることもなく、スマホをいじっていた。

そのとき、ヴーッヴーッとスマホが鳴り出し、畫面を見ると、理子の文字があった。俺は通話つうわボタンを押し、スマホを耳に近づけた。

「もしもし」

「あ、大和?」

「それ以外に誰がいるってんだ。俺のスマホだぞ。」

「それもそうだね。ところで、今日暇?」

「ん、まぁ暇だが。」

「それは良かった!聖菜ちゃん達と、海行こうって話になってね。大和も來てよ!これは同好會の活なんだから!」

「へぇへぇ、わーったよ。なんか持ちはあるか?」

「んーと、攜帯けいたい、財布さいふ、水著みずぎ・・・あと、水鉄砲みずでっぽうとか、スコップとかも!」

「何をするつもりだ、なにを。」

「いいじゃんなんでも!じゃあ、9時に私の家!じゃあね~」

プツッと音がし、通話終了の文字が出る。

「はぁ~・・・」

俺はため息をついた。今日も忙しくなりそうだ。

そのとき、

「おにぃ。さっきの電話、誰だったの?」

と、鈴が聞いてきた。

「理子だよ。」

「隣となりなんだから、直接言えばいいのに・・・。」

まぁ、確かにそうだ。

「因みに、どんな話?」

「海、だそうだ。俺も來いだとさ。」

「おにぃ・・・まさか、理子ちゃん達の水著をがして、えっちなことするつもりじゃ・・・」

「んなわけあるか!!ただ海に行くだけだ。」

「ん~怪しい・・・。」

「何が怪しいんだよ・・・」

「よし、私も行く!おにぃを監視する!」

「なんでそうなる!?無理だ、これは同好會の活らしいし・・・」

「なら、理子ちゃんに電話して、許可とる!」

「無理だと思うがなぁ・・・」

結果。

OKが出た。即答そくとうで。

何故だ・・・。

そして、9時。

俺と鈴は、りこの家の前にいた。

「よー大和!小鈴ちゃんも久しぶり!」

「うん!久しぶり!」

「ごめんな、理子。鈴が行くって聞かなくて・・・。」

「別にいいよ!人數にんずうは多い方が楽しいし。それに・・・大和の普段ふだんの様子も聞けるしね~♪」

「ふふふ、私と理子ちゃんは裏で繋つながっているのだよ・・・」

「それ、言った瞬間、裏じゃなくなるよな。」

「とりあえず、駅集合だから、早く行こ!」

「ん?理子の家集合じゃなかったのか。」

「それは、大和は隣だから、一緒に行こうと思ってね。」

「あぁ、なるほど。」

「ほら行こ!」

「ちょ、腕を引っ張るな!」 

俺と理子と鈴は駅に向かった。半ば、強引ごういんに。

今回はし短いです。理由は、1つにしちゃうと長すぎはるため、前編ぜんぺんと後編こうへんで分けようと思ったためです。すみません。

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