《男比がおかしい世界に飛ばされました》打ち合わせ1

『本當ですか⁈それなら□×県▽□市の◇△カフェに來れますか?無理ならレイスさんの要どうりにしますが。とにかく、返信待ってます!』

おっ、丁度家の近くじゃん。一人で行ったら危ないな、昨日帰ってもらったけどやっぱりついてもらお。

プルルルル

【もしもし、禮二です。奏音さん居ますか?ちょっと用があるので呼んで頂きたい【もしもし、禮二様ですか?】

言い切ってもいないのに、即返事が來た。

【あ、あぁ。そうだよ。今日これから警備お願いできますか?昨日斷ったのにすみません】

【全然大丈夫ですよ!逆にウェルカムですよ!】

【あ、じゃあお願いします。では】

ガチャ

數分待っていたら、奏音さんが迎えに來てくれた。

「禮二様、お待たせしました」

玄関にはビシッ!と立った奏音さんがいた。

「あ、奏音さん昨日ぶりです。それと、別に様付けにしなくていいですよ?そっちの方が気楽に話せるし」

奏音さんはし困したが、すぐに即答した。

「分かりました。それでは禮二さんと呼ばせていただきます。これからよろしくお願いします」

「うん、こちらこそよろしく」

そう言って、カフェに向かった。

道中、男がいて騒ぎになったらいけないので、車で移した。

「よっと、ここか。さーて、どこにいるかなー…。分かり易っ!」

なんと、那月さんは手を大きく上げ、ずっと手を振っていた。

「那月さん、何してるんですか…。わかりやすいのはわかりやすいですけど、店員さんに迷ですよ?」

痛い所をつかれたのか、目を逸らして。

「す、すみません。次から気をつけます」

「じゃ、打ち合わせ始めましょう。俺がアイドルになる、ということですけど、実際どのような活をするんでしょうか?」

先程とは打って変わって、真面目な顔で話し始めた。

「はい。まずその前にこれを渡しておきます。こっちは私の名刺で、こっちが私の會社の社長の名刺です」

そう言って、いたってシンプルな那月さんの名刺と、喜多羅 沙汰きたら さたと書かれた社長の名刺を渡された。

「まず、喜多羅社長が作ったアイドル育施設に行ってもらいます。あ、男だけなんでに襲われるなんて事はないですよ」

「わかりました。そうだ、ひとついいですか?」

「はい、いいですよ。けど無茶な要求はやめてくださいね」

那月さんはそう言い、構えた。

「無茶な要求なんかしないですよ?あの、1人男友達がいるんですけど、そいつも一緒にアイドル活していいですか?」

今までの話には書いてないですけど、実はもう1人転生してきた友人がいるんですよ!(さっき思いついたこと)

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