《男比がおかしい世界に飛ばされました》連行
一瞬、この重裝備に引きかけたが、無難な判斷だろう。
自分で言うのはあれだが、俺は顔が整っている。格は……まぁ、いいだろう。そのような男が警備2人で歩いているんだ。ある程度の裝備は必要だろう。
そんな事を思っていると、そっと何かを手渡してきた。それにはズシッとした重量があり、何かと思い見てみると、ショットガンが手の上にあった。俺は銃をよく知っているので、直ぐにそのショットガンが何なのかが分かった。
このショットガンはイズマッシュ・サイガ12と言い、ロシアのイズマッシュ社が開発したボックスマガジンタイプの民間人・警備會社・法執行機関向け12ゲージセミオート式散弾銃だ。
つまり、扱いやすく、メンテナンスもしやすい。
妥當な判斷なのだが……正直使ったことも無い武を持つのはとてもじゃないが、いささか不安をじる。
「か、奏音さん…。使ったことの無いものを持つのは怖いのですが……」
恐る恐る、奏音さんに聞いてみると。
「大丈夫ですよ!ここで練習すれば!」
「あぁ、なるほど……ってなりませんからね?!どこに練習場が……あったわ」
周りを見渡してみると、先程までなかったはずの階段が出現していた。勿論【撃練習場はこちらら】という看板もあった。
どこから出現したかは気になるが、聞き出せる雰囲気ではないので大人しく従った。
「え、まじで行くんですか?禍々しいじがめちゃくちゃするんですけど……」
すると、しか居ないと聞いていた店に男店員が居、肩を捕まれ、こう言われた。
「無駄な抵抗はよせ、大人しく逝こうぜ?」
「ちょっと待って!今の「行こうぜ」の字のニュアンスが絶対に違うって!って、力強っ!」
抵抗虛しく、階段を降りさされた。
めちゃくちゃ久しぶり書きましたわ……キャラ崩壊してるような気もしますが、自分自覚えてないので……申し訳ごさいません!!
【書籍化・コミカライズ】手札が多めのビクトリア〜元工作員は人生をやり直し中〜
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