《最弱になりすました最強》學園へ編
神扇かおうぎは千莉ちりをお姫様抱っこしながら10分ぐらいだろうか。ある家に著いた。神扇は走るのをやめてその家にった。
家は見た目がボロボロだが中はしっかりしていた。リビングに寢室、キッチンなど生活するだけの設備はきちんとあった。
「とりあえず神薇かみらさんをベッドに運ばないと」
神扇はそういいながら寢室に行こうとすると突然聲が聞こえてきた。
(いいのかそのを家にれて)
その聲はアマノトだった。神扇は驚くことも無く返事をした。
(大丈夫だよ。悪い人じゃないし)
(ふぅん………。ま、お前が言うなら安心か)
(またあとでね)
(あぁ)
そんなやりとりをしながら寢室に到著した神扇は千莉を寢かせた。
しばらくすると千莉が目を開けた。それに気づいた神扇は
「気が付いた?」
「ええ」
「話し戻しても大丈夫かな?」
「まあ……」
「だいだい君の狀態から學園になにかあるのは理解できた」
「っ、なら一緒に………」
「それでも僕は行けない」
「なぜ」
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「僕には義理だけど妹がいてね。今その子と2人で暮らしてるんだけどその子にも特殊な力があってね……たまに襲ってくるんだ。だからここから離れられない。それに僕は………表に出たくないんだ」
神扇が話したことに千莉はこう返した。
「だ、だったら私が君の妹を守ってあげる!」
急に言われた神扇は驚いて千莉を見た。千莉は気にせず続けた。
「私には護衛がいるわ鋭の。それを何人か妹の周りに居させるわ」
「……それじゃ君が危ないのでは」
「それなら君が護衛になってくれればいい!」
「っ!そういうことか」
神扇はなにを思ったのか目を閉じた。
 「天生あもうくん?」
千莉は急に黙った神扇を気にして近寄った。顔を見ようと近づいた途端神扇が目を開けた。
「「っ!」」
二人とも至近距離で目が合ってそのまま固まった。
「「…………………」」
數分ぐらい見つめていただろうか。神扇が口を開いた。
「えっ、とそろそろ離れてほしいんですが」
「っ!ご、ごめん」
神扇がそう言うと千莉は慌てて離れた。
「そ、それでなにしてたの?」
「アマノトと話をしてました」
「なんの話?」
「護衛についてですよ。僕だけでも戦えるんですけど力貸してもらったほうがいいので」
「な、なるほど。それで返事は?」
「護衛はけますよ」
「ほんとう!ありがとう」
「はい。ですからここでちょっとした相談なんですが………」
「なにかな」
「神薇さんあなたのを教えてください」
「っ!でもそれは………」
「簡単には納得してくれないのは分かっています。なので僕達のも話します。これでどうですか?」
「悪い提案ではないわね」
「それじゃあ……」
「ええ、話すわ」
「ありがとうございます」
「別にいいのよ」
2人は自分たちのを話したのだった。
「神薇さん今日はどうしますか?」
を話し終わるともう日が出かけていた。
「もうこんな時間なのね」
千莉は外を見てそう言った。
「私は學園に行くわ」
「もう行くんですね」
「ええ。あなたの編手続きをしないといけないし」
「ご迷をかけます」
「いいのよ。頼んだのは私だし」
千莉はそう言って空へ飛んでいった。
翌日
神扇はある學園に來ていた。
「さすがに名門校だけあって大きい」
昨日千莉から言われた編先とはこの街で1番といわれる魔法學園だった。その名も慧藍學園(けいらんがくえん)。
その慧藍學園を正門から眺めているとなにやらざわめきが起こった。
「?」
疑問に思って見てみるとそこには千莉がいた。
(そういや迎えに行くと言っていたな)
そう思っていると周りから話し聲が聞こえた。
「あれって…………」「まさか……」「神薇先輩だ!」「なんでここに生徒會長が?」「それにしてもしい……」「なんて綺麗なんだ……」「きゃー!!千莉先輩ー!!」
男両方から人気があるようだ。
(生徒會長か………)
そうこうしていると千莉が目の前に來た。自然に自分に集まる視線。
「なんだあいつ」「みたことないな」「まさか噂の編生か?」「なんで神薇會長が出迎えるんだ?」「それにしても神薇先輩をあんな近くでなんて」
「「「「羨ま死ね」」」」
小言だが最後だけ聞こえた。疑問、嫉妬が多かった。
「悪いわね目立たせてしまって」
「あ、いえ。全然気にしませんから」
千莉に謝られるが気にしてないのでそう言っておいた。
「では行きましょうか」
千莉の後を追うようにして神扇は學園へっていった。
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作者からのあとがき
やっとほんのしだけですが編のところ書きましたー。前置きを長くし過ぎてちょっとしか書けなかった………。次はもっと學園のことを書く予定なので楽しみに~
フォローが増えてきて嬉しいです!!これからも頑張るので読んでください。
また「雨と一緒にの子が降ってきた!?」も書いているのでそちらもどうかよろしくお願いします。
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