《最弱になりすました最強》外伝 プール當日
プール當日はなにやら不穏な予がします(笑)
それではどうぞ
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僕は千莉ちりさんと待ち合わせした場所ーー學園の門に或あると一緒に待っていた。しばらく或と二人で話していると聲が聞こえた。
「おーい!」 
聲が聞こえたほうを見ると千莉さんが立っていた。急いでこっちに來た千莉さんは聞いてきた。
「待った?」
「そんなことないですよ」
僕は首を橫に振りあまり待ってないと伝える。
「そっか」
千莉さんはそう言って微笑んだ。
「むー、なんかいい雰囲気なんですけどー」
いきなり或が間にってきた。
「……この子は?」
千莉さんが聞いてきた。僕は紹介する。
「僕の妹の天生或あもうあるです。ーー挨拶して」
僕は或に促すと或はなぜか機嫌が悪そうに挨拶した。
「………或です。よろしくお願いします」
一応禮儀は欠いていないけど
(なんだかなー………)
なんとも釈然としない。
「或ちゃんっていうのね。初めまして私は神扇かおうぎくんの友達の神薇千莉かみらちりです。よろしくね」
或とは正反対に笑顔で挨拶する千莉さん。さすがだ。
「そういえば今日ってどこのプールに行くんですか?」
「言ってなかったかしら?」
僕は千莉さんにプールの場所を聞くと意外な場所だった。
「………ふぅ」
僕は今學園のプールの掃除をしていた。なぜかというと
「プールの場所は學園よ」
「えっ」
「ちょうどプールの掃除の依頼があってね掃除したあと使っていいって言っていたから」
とのことである。
「千莉さんには振り回されっぱなしだな」
學園に編した僕は1ヶ月ずっと千莉さんに振り回された。でもその話はまた今度しよう。
「遅いな二人とも」
僕はため息をつきながら手をかす。
神扇が1人で掃除しているには訳がある。それは子更室でのことである。
千莉と或が一緒に著替えているとき或が急に言い出した。
「神薇さんってにぃにのこと好きなんですか?」
「ふぇっ?」
聞かれると思ってなかったのか千莉は顔を真っ赤にした。
「その反応はやっぱり………」
「ち、違うの!」
或が納得しようとすると千莉は慌てて否定しようとする。
「なにが違うのですか?」
或は威圧を込めて聞いた。
「たしかに神扇くんはかっこいいし助けてもらったことはあるけど………」
「けど?」
「多分この気持ちは尊敬だと思う」
「尊敬?」
「神扇くんは強いからその強さに憧れるんだよ」
「それは噓でしょ」
「っ、そんな、ことは………」
或に強く否定された千莉は口ごもった。
「まあ、でも千莉さんがそれでいいなら私は別にどうだっていい」
「なんであんなこと聞いたの?」
「わたしはにぃにのことが好きだから」
その発言に千莉はなぜかがチクッとした。
「にぃにに助けられた日からずっと考えていた。どうすればにぃにに好きになってもらえるか。にぃにはわたしを妹としてしか見ていないけどわたしは違う。にぃにを一人の異として見てきた」
或は千莉の目を見て言った。
「だから絶対渡さない」
或はそう言って更室から出ていく。殘された千莉はそのまま神扇が來るまで呆然としていた。
そのあとプール掃除は滯りなく進みしだけ遊んだ。三人とも楽しんで帰る頃にはもう日が暮れていた。
千莉は家に帰るとそのままベッドに寢転んだ。
或の言葉はプールの掃除の最中も遊んている時もそして家に帰ってからもいまだに頭に響いていた。
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作者からのあとがき
とりあえずのプールでした。まだキャラがないのでプールのところはかなり省略しました。またキャラが増えたらやろうと思います。
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