《最弱になりすました最強》の中

アマノトの一矢いっこうやに勾玉を撃ち抜かれた怪は倒れた。徐々に黒い部分が粒子になって空へと消えていった。

 黒い部分がなくなって見えたのは鎧だった。眩くほどの白銀の鎧。

「……やっぱり鎧だったか」

(そうだな)

アマノトと神扇かおうぎは戦っている最中に何度も金屬音を聞いていたのでもしかしたら、と予想していたのである。

 白銀の鎧も消えていき、その中には人がいた。ここの生徒だろうか制服を著ている。

「あの娘むすめが學園一位?噓だろ」

遠目で分かりにくいが背がかなり小さく中學生か小學校高學年ぐらいの長であった。

「そうよ、あの娘こが學園一位の【囚われの最強者】の二つ名をもつ本名は華咲芽彩かさきめやあよ」

千莉ちりが報をくれた。

(本名かわいi……)

「へー……」

余計なことを言おうとする神扇を止めて興味無さそうに言う。

「それにあの娘は12歳よ」

「まじかよ……」  

(或あるよりも下か……)

そんなことをはなしているとマギクが芽彩に近づこうとする。

「いけないっ!」

千莉がぶ。

「ちっ」

アマノトは舌打ちしながら駆け出すが間に合わない。

(弓じゃ威力が低いな)

夜魔聖帝オベリオン【銃ガンモード】」

夜魔聖帝リベリオンが変化する。剣のような形になってから片方の鍔が引き金になり、もう片方は片翼みたいになった。刀が開き、開いたところから微かだがスパークしていた。

「魔力充填開始」

銃に魔力を流し込む。

『魔力充填開始しました。ただいまの充填率10%』

「10%電磁砲レールガン発

マギクに銃を向け、引き金を引く。すると銃の開いたところから激しくスパークが走り、エネルギーが発された。

 マギクはそれに気づかず直撃した。アマノトはその間に芽彩のとこに行き、芽彩を抱えてそこから離れた。

『フゥ、フゥっ!も、うゆるさ、んぞォォォ!!』

マギクが走った目でアマノトを見つめる。

「そろそろ決著をつけないとな」

作者からのあとがき

遅くなりましたすいません。次でマギクとの決著です。どうなるかはお楽しみです。

この作品「最弱になりすました最強」を小説家になろうでも投稿しました!タイトルが変わってたりするけど中は同じです。ぜひ読んでください!

    人が読んでいる<最弱になりすました最強>
      クローズメッセージ
      あなたも好きかも
      以下のインストール済みアプリから「楽しむ小説」にアクセスできます
      サインアップのための5800コイン、毎日580コイン。
      最もホットな小説を時間内に更新してください! プッシュして読むために購読してください! 大規模な図書館からの正確な推薦!
      2 次にタップします【ホーム画面に追加】
      1クリックしてください