《最弱になりすました最強》神扇の過去
神扇は芽彩をベッドに座らせた。
「それじゃ、僕は帰るよ」
座らせたあと、自分は帰ると言い小屋を出ようとすると芽彩に止められた。
「まっ、て」
「どうしたの?」
「なんで、そんなに強い、の」
「僕自はそんなに強くはないよ」
芽彩の質問に神扇は首を振る。
「わたしが、負け、るのはあな、たがはじ、めて」
「強いのは僕じゃなくてアマノトなんだよ」
「アマノト?」
「途中で僕の口調変わったじゃん?あれをアマノトって言うんだ」
(あれって言うな)
アマノトがつっこんでくる。
「そ、うなん、だ」
「し昔話をしようか」
神扇が芽彩の橫に座る。
「昔話?」
「そう、僕の小さい頃の話」
神扇はそう言って話し始める。
●●●
神扇が10歳の頃、神扇が住んでいた村の剣道場で神扇はいじめられていた。
神扇が剣を始めたのは一年前だった。神扇の剣は一年経っても上達しなかった。その為、神扇は道場の子供達からいじめられていた。いじめは暴力ではなく、神的に削られるものばかりだった。神扇はそんな道場に嫌気が差して、道場には行かなくなった。
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神扇は剣が好きだった為、どんなには行かず、人気のないところでひっそりと練習していた。
それから半年が経った。神扇はどんなに練習しても上手くいかなかった。さすがに剣を辭めようかと思っていると父親があるを渡してきた。
「神扇、これを振ってみなさい」
「なに、これ?」
父親から渡されたのはいつも使っているような真っ直ぐな長剣ではなくし反りのったものだった。初めて見その剣に神扇は目を離せなくなる。
「これは『刀』というものだ」
「かたな?」
「そうだ。遙か東にある大陸で造られた剣の一種でな、あまり出回らないし、珍しいんだ」
「なんで、そんな貴重な刀が家に?」
「俺が若い頃に旅したときにたまたま見つけてな」
「へぇ〜」
「神扇は剣がダメみたいだから、他の形をした剣ならもしかしたらいけるかもしれない。刀は剣とは使い勝手が違うから気をつけて使え」
「分かった、ありがとう」
父親から刀を渡された神扇は早速使ってみることにした。
刀は160cmもあり、鞘から抜くのが大変だった。振るうのも一苦労する。
「……っ!」
振るったは今までってきた剣とは違った。手応えが段違いで、これならいけると思った。
刀をもらってから一年が経った。神扇は一日たりとも練習を怠らず刀を振っていた。剣とは違い、刀の扱いが上達した。いつも通り刀の練習をしていると事件は起こった。騒ぎを聞いた神扇はすぐに村に戻った。
「なんだよ、これ……」
目の前では有り得ない景があった。それは神扇の村が謎の人によって躙されていたのだ。
たった一人によって起こされる躙劇は悲慘でしかなかった。躙していた人は神扇に気づきこちらに向かってくる。まだ11歳の神扇はなにも出來ずに倒された。
(僕は死ぬのか……)
意識が朦朧とし、死ぬんだなと思っていると不思議な聲が聞こえた。
『おい、おまえ』
(だ、れ)
『まだ死にたくないだろう?』
(うん)
『あいつを倒したくないか?』
(そん、なこと、できる、わけ)
『俺が力を貸してやる。代わりにおまえは俺の依り代となれ』
(わか、った)
神扇には悩んでる時間なんてなかった。すぐに頷いた。
『んじゃ、失禮するぜー』
不思議な聲はそう言うと聞こえなくなった。代わりに意識がはっきりしてくる。立てると思い立ってみる。
(おい)
頭の中に聲が聞こえる。さっきの聲だ。
(れ替わるぞ)
「どういう……っ!」
神扇の意識が薄れる。
「これは……」
次に神扇の意識が戻ると目の前には凄慘な景があった。人がたくさん殺されており、神扇以外生きていない。そして足下には一人の男の死があった。村では見たことない男だから多分こいつが村人たちを殺した犯人なんだろう。
(おい)
聲が聞こえた。
(おい、返事しろ)
「……なに」
(おまえはこれから俺と死ぬまで一緒だ)
「……そうなんだ」
(おまえにはこれから々と學んでもらう)
「……なにを?」
(戦い方だよ)
神扇はこうしてアマノトと出會った。そして一人で過ごすことになる。
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