《異能があれば幸せとか言ったヤツ誰ですか??》永訣
「それでは、【排斥対象イントゥルージョン】の対策會議を始めます」
そう言うと、浜曷は背後の巨大なモニターに地図と航空寫真を映した。
「現在【排斥対象イントゥルージョン】が出現しているのが、東京都足立區にある足立區総合スポーツセンターです。ご覧の通り、スポーツセンター付近には淵江高校、花保中學校。その他たくさんの學業施設があります」
次々に映し出されていく寫真は、外壁が半壊したスポーツセンター。逃げう人々だった。その多くは學徒であり、部活のユニフォームのまま走る者もなくなかった。
「そして、こちらが出現している【排斥対象イントゥルージョン】です」
その言葉に次いで、モニターに長3メートルほどの異形の生が現れる。
腰から上はまるで人間の様だが、目は無く、代わりに顔面の上部は抉られた様な形狀をしている。
だが、何よりも目を引くのはその下半。まるで蜘蛛のように八本の腳が生えており腰のあたりから巨大な膨らみができている。そして、これだけ生的な形狀をしていながら、その表には無機質な線が何本も描かれている。
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「危険レベルはビショップ級。個數は現在確認できているだけでも37。飛行、潛水、掘削能力はありませんが、単純な力が強いため、決して油斷はできません」
その場にいる全員の顔を見回しながら浜曷がそう言う。
「本作戦ですが、まずSSランクの生徒が西側から接敵します」
浜曷は、地図とポインターで生徒に作戦を説明していく。
「そして、接敵から300秒以にS+ランクの生徒が包囲、攻撃し、殲滅します。以上で何か質問は?」
浜曷が問う。
挙手はない。
誰もこの作戦に異論はないということだ。
「では、SSランクの生徒はヘリポートのヘリに乗り込んでください。塚田君と城嶺さんはし殘っていてください」
「え……俺?」
突然名を呼ばれ、驚きながら聞き返す。
「はい。しお話があります」
ヒカリの顔をみやるが、虛空を見つめたまま返事もしなかった。
程なくして、ヒカリとコウジと浜曷の三人を除く全員が退室した。
「塚田君。あなたは先日、地下病棟に無許可で侵しましたね?」
切り出したのは浜曷だった。しかも、その容はヒカリとコウジしか知り得ないものだった。
「え……?い、いや、何のことですか?」
シラを切る。
「知らないフリをしなくて結構です。この件については、すでに証言があります」
ややトゲのある言い方で、浜曷がコウジへ告げる。
「………はぁ。はい、行きました」
コウジはため息ひとつと気だるげな返事をした。
その間の抜けた発言に、浜曷が力強い眼差しをコウジへ向けながら言う。
『今朝、浜曷さんのお母さんが亡くなりました』
「はっ!?」
嘆が頭を満たす。思考は停止し、衝撃だけが殘った脳に“理”の言葉はなかった。
視線をヒカリへと向ける。だが、彼は俯いたまま靜かに立っていた。
「塚田君。あなたの処罰については、學園長と相談します」
そう言って、浜曷はコウジの左を指で突いた。そしてかに、ブレザーの側に封筒を一つれる。
「話は以上です。すぐにヘリポートへ向かってください」
「は、はい…」
何事もなかったかのように浜曷はコウジに背を向けて去っていった。
ヒカリもヘリポートへと向かう。
「何だよこれ…」
コウジはポケットにれられた封筒を取り出した。
すると、封筒と合わせて小さな紙切れがクリップで留められていた。そこには小さな字で文章が綴られていた。
その容に目を通す。
そして一言。
「……任しとけ」
とつぶやき、コウジもヘリポートへ向かった。
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