《異能があれば幸せとか言ったヤツ誰ですか??》専行
「意外だねー。高いところは苦手?」
愉快そうに笑いながらレンタが尋ねる。
「苦手じゃなくてもあんな不意打ちされたらビビるだろ……」
コウジはレンタのおかげで淵江高校の屋上に著陸できたわけだが、まさか人生初のスカイダイビングがカウントダウンも無しとは思ってもみなかった。
が、そんなことに意識を割く余裕は殆ど無くなった。
「なんだよ………コレ…」
それは、その視界があまりにも凄慘に過ぎたからである。
鉄筋コンクリートの瓦礫が其処彼処そこかしこに散らばり、アスファルトは大きくひび割れ、ガラスの破片がそれを覆っていた。
そして、そこを闊歩かっぽする巨軀きょくの生命。
【排斥対象イントゥルージョン】だ。
「いいかい?コレから僕らがやるのはとても単純なことだよ」
レンタは続ける。
「できるだけここに留まって、できるだけ【排斥対象イントゥルージョン】を殺す。それだけだよ」
コウジのこれまでの人生の中でここまで重みのある「殺す」と言う言葉を耳にしたのは初めてかもしれない。
コウジは生唾を飲み込んだ。
すると、背後から力強い聲が通る。
「是これより、我らSSランクの生徒は此処ここで囮おとりとなり、防衛を為する。臨戦態勢にれ」
聲の主はサナエだ。
そして、その聲に呼応するように、生徒一人一人が固有武を取り出し、才華さいかを発する。
SSランク2位、桐咲きりさきソウタは雙剣を。
SSランク3位、譬聆ひれいアツシはアーミーナイフを。
SSランク4位、初由ういよしテルヒコはヌンチャクを。
SSランク5位、舵咫散かじたばらトモキは戦を。
SSランク6位、鵞糜がびサナエは日本刀を。
SSランク7位、平佐名ひらさなレンタは大鎌を。
SSランク8位、萩澤キョウカは弓矢を。
SSランク9位、塚田コウジはナックルダスターを。
SSランク10位、城嶺ヒカリは雙銃を。
各々が各々の固有武を取り出し、首に巻かれたアテスターを瞬かせる。
再びサナエが聲を発する。
「では、作戦通り防衛を────」
が、バッ。と、人影が校舎から飛び降りる。
その人影の正は……………城嶺ヒカリだ。
「────んなっ!何をしている!城嶺!!」
サナエが思わず素っ頓狂な聲を出していたが、実際、その場にいる誰もが揺していた。
例え周波數をる能力を持っていようと、高さ10メートルを超える校舎から飛び降りれば、命の保証はない。
それに、もとよりヒカリは、高所から飛び降りられるような人間ではない。それは、コウジを保護する際に、民家の屋から飛び降りられなかった ことから推察できる。
では、なぜそんなことができたのか。
「コレは……パラシュートの紐?」
フェンスに付けられたそれを見て、レンタが呟く。
ヒカリは屋上のフェンスに、パラシュートの紐の端にあるフックを掛けていた。
そして、もう一端の紐を自のに括る。そうすれば、とフェンスを直線で結ぶロープになる。
それを利用し、ヒカリはバンジージャンプの要領で屋上からを投じたのだ。
ある程度の知能があればできる発想だが、それは褒められたことではない。
「まずいな。作戦のれは命に関わる」
SSランクの才華を持った生徒を失うのは學園にとっても痛手であるし、この狀況下での勝手な行はS+ランクの生徒にも多大な迷をかけることとなる。
「平佐名。2秒以に城嶺を捕獲してくれ」
サナエがレンタに告げる。
「う、うん。わかっ───」
「なあ…………」
 だが、レンタの承諾の返事は、コウジの聲によって阻まれた。
剎那の沈黙。
コウジは続けた。
 
「 俺に…………行かせてくれないか……?」
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