の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが ~2nd season~》25話 しの違和と約束(悩)

由良「じゃ、私たちはこっちだから!!」

奈々「うん!にー達じゃーね!」

「教室、間違えないようにするんですよぉ?」

葉恵「友達いっぱい作ってね!」

日向「また育館でな~」

アフィア「またね~」

奈々を見送り、僕達は2年の教室へと向かう。だけど、僕の心はずっとモヤモヤしていた。

理由はついさっき、奈々にアフィアちゃんが僕をどうとも思ってないように言った時。噓つく時の癖、髪をいじることをしなかったからだ。

つまり、あれは・・・本心ということになる。僕、やっぱり嫌われてたのかな・・・それで気を使われて・・・はぁ。やめよう、考え出したらキリがない。

アフィア「どうしたの?さっきから。」

日向「ひょわっ!?な、ななんでもないにょっ!」

突然話しかけられて焦った僕は、下を思いっきり噛んでしまった。

アフィア「・・・にょ?」

日向「ひた舌噛んだの・・・いひゃい・・・」

由良「大丈夫!?」

「うわ、痛そ~ねぇ・・・」

葉恵「てか、何をそんなに焦ってるの?」

日向「いや、何でも・・・」

アフィア「・・・?」

ダメだダメだ、ちゃんとしなきゃ。いつも通り、正常通りに・・・。

日向「ほ、ほら、早く行こ!」ギュッ 

アフィア「ひゃ!?え?えぇ。」

由良「ちょっ!?廊下走らないの!」

「羨まs・・・じゃなくて待ってー!」

葉恵「置いてくなよー!」

咄嗟に手を摑んでしまったのもあり、僕は教室についてからも、焦ってばかりだった。

うーん・・・なぜかしら?日向のあたりがいつもより弱い気がする・・・。

今朝もなんかおかしかったし、調でも悪いのかしら?し聞いてみようかしら。

アフィア「ねぇ」

日向「っ!・・・な、なに?」

アフィア「そんな驚かなくてもいいじゃないの。・・・なんか今日、いつもと違う気がするのだけど。調でも悪いの?」

日向「いや、そういうわけじゃ・・・」

明らかに揺している。何かあったの確定。

アフィア「悩みがあるなら、ちゃんと言いなさいよ。」

日向「悩みっていうか・・・その、アフィアちゃん午後空いてる?」

アフィア「午後?・・・まぁ、今日はリリィさんの家庭教師もないし、空いているけど。」

日向「その、ちょっと気になることがあるからさ、放課後うちに來てくれないかな。」

アフィア「え?・・・わ、わかったわ。じゃあ、放課後また・・・」

何かしら、改まって・・・。あ、ちなみに。午後空いてるのは今日が學式で、半日だからよ。

にしても、あそこまでなっちゃうからには、相當な理由があるのでしょうね・・・私に解決できるかしら。そんなことを思いながら、私は育館へと向かった。

一方、大和サイド。

大和「奈々、大丈夫かなぁ・・・」

奈緒「きっと大丈夫なのです。それに、娘が強いのはいいのですけど、親バカって言われちゃいますよ?」

大和「そりゃそうだけどさ、やっぱ気になるじゃん?」

奈緒「まぁ、それは否定しないのです。我が子の晴れ舞臺ですからね、こっちまで張するのです。」

大和「そうだな。ま、信じて待とうか。」

奈緒「はいなのです!」

そんな話をしながら、奈緒と俺は育館で待っていたのだった。

またまた一方、奈々サイド。

奈々「あわわ・・・人が多いの。」

席近子1「だいじょーぶだよ!優しい人ばかりだもん!」

奈々「なら良かったの!」

席近子2「新しいお友達♪ふふ、よろしくね!」

奈々「よろしくなの!」

大和や日向達と違い、著々と、友達を作っていく奈々でした。

☆コメント返信のコーナー☆

・ラム&ロムさん

「みんな下の子の3人には甘々なんやろなぁ…。

本當に一番可い年頃なんだろね。」

→ですね。ロリコンじゃないですけど、そのくらいの年齢の子は可く思いますね。

大和「俗に言う、されキャラってやつかな?」

日向「お父さんに関しては、ただの親バカな気もするけど・・・」

大和「そんなこと言ったって、心配なんだよ。そのくらいの年齢の子って、なんでもやりたがるからさ。」

日向「まぁ、それはわかるけどさ。・・・あぁ、それと奈々、そろそろにーって呼び方変えた方がいいと思うんだけど・・・」

奈々「え、なんで?にーって呼ばれるの、や・・・?」ウルウル

日向「いや、そうじゃなくてね!?僕のことをにーって呼んでるのを他の人が聞いたら、奈々がバカにされちゃうかもしれないからなんだ!だから泣かないで!」

大和「別にバカにされないと思うぞ?鈴だって、俺の事おにぃって呼んでたし。人それぞれだろ、呼び名なんて。」

日向「・・・そんなもんなのかなぁ。」

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