の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが ~2nd season~》30話 天使と暑さと気まずさと(鞄)

それからも奈々は、クラスの手伝いやら、人助けみたいなことを行い、んなクラス、學年から一目いちもく置かれる存在となった。

本人は「お友達いっぱいで嬉しいの!」と言っていたが、お父さん達や僕らからすれば、純粋すぎて変な人に付け込まれないかと心配していた。今のところはそういうのないみたいだけどさ。

あと、可くて人気者っていったら、男子にとっては好きな子の対象になるのが定石。何度か、靴箱に手紙がっているのも見た。

ただ、そういう場合は大抵、ちらっとだけ中を見てからしまい、家で玖のお絵描き帳になっていた。本人曰く、「にーがいるから問題ないの!」とのこと。喜ぶべきなのか迷う。

ただひとつ言えるのは、送ってきたヤツドンマイってことだけ。ちなみにお父さんは、「日向がモテモテだなぁ」とにこやかに言いながら、目は一切笑ってなかった。

そんな日々が続き、気づいた時には、既に季節は夏になっていた。

7月上旬。めちゃくちゃ暑い。地面もユラユラとモヤのようになっているし、何よりランドセルが日を吸収して・・・。

由良「なーにしけた顔してんのってあづぅ!?」

日向「あー・・・由良、大丈夫?」

由良「黒いランドセルって、やっぱめちゃくちゃ熱くなるね・・・料理できるってこれ。」

「さすがに料理はきびしいんじゃなぁい?」

葉恵「そう?ポップコーン位なら行けそうだけど。」

奈々「ポップコーン!?食べたいの!」

日向「無理だよ無理無理・・・って、奈々何持ってんの?」

奈々「蟲眼鏡なの!」

日向「頼むから、ランドセルにはむけないでね?燃えるから、本當に。」

奈々「えー、どうしよっかな~」

奈々が悪い顔になる。絶対何かするつもりだろあれ。

ジェリー「こらこら、危ないですよ。」ヒョイ

奈々「あっ!もージェリーさん!」

ジェリー「閉まっておきましょうね、ね?」

奈々「はーい・・・ちぇ、にーに言う事聞かせようと思ったのに・・・。」

そんなこと考えてたのかよ・・・イタズラ好きなんだな。

ジェリー「ふふ、やっぱり奈緒さんの子ですね。」

ジェリーさんは、笑顔でそう言った。

アフィア「・・・あの、ジェリーさん。」

すると、ずっと何も言わなかったアフィアちゃんが、ようやく口を開いた。

ジェリー「あら、何?アフィアちゃん。」

アフィア「えっと、その・・・あの」

ジェリー「?」

アフィアちゃんは、自分で切り出したものの、何か迷ってるような、歯切れの悪い言い方だった。

アフィア「・・・なんでジェリーさんには・・・」

アフィアちゃんは、すこし不安そうな顔をしながら、こう言った。

アフィア「その・・・お子さん、いないんですか?」

ジェリー「・・・え?」

日向「・・・へ?」

唐突すぎて、何が何だか全く分からなかった。

☆コメント返信のコーナー☆

・ラム&ロムさん

「アフィアちゃんはどこでそんな言葉を覚えるんですかねェ?

両親は教えないだろうから、リリィちゃんの影響かw?」

→アフィア「・・・そうですね、ほぼリリィさんのせいです。」

リリィ「酷い言いがかりだなぁ。私は、日常で使えるような言葉を教えてあげただけですよ?」

アフィア「ホ〇だの33-〇だの・・・どこで使えると言うんです?」

リリィ「使えるさ、きっとどこかで。」

アフィア「無責任すぎません?」

リリィ「もちろんさぁ」ドヤ

アフィア「じゃあ、そのせいで恥かいたら、リリィさんの部屋の本棚にある、『蔵 大和様ファイル』とかいうのを捨てますね。」

リリィ「ちょっと待ったなんで知ってる」

アフィア「たしか、vol.5までありましたよね。どんだけ好きなんですか・・・」

リリィ「いやぁぁぁぁ!忘れてぇぇ!」

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