加奈「あいよお待ちィ！」

大和「お、出來たのか？」

加奈「おうともよ！今回は絶対うめぇからよ！覚悟しとけよ！」

理子「ならいいんだけど･･･」

聖菜「大丈夫かなぁ･･･」

葉恵「お母さん･･･」

僕たちは、ハチマキ姿の似合う加奈お母さんのところへ向かった。･･･というかさっきまで普通の格好だったはずなのに、いつの間にハチマキなんかしたんだろ？

菜「･･･それ、言っちゃダメだからね？」

日向「え？なんで？」

菜「･･･なんでも」

日向「えぇ･･･？」

加奈「ほら、たんとお食べ！」

大和「･･･加奈、これって･･･」

理子「ま･･･まさか･･･！」

加奈「おう、あたいの自信作さ！」

雫「じ、自信作･･･ですか。」

･･･これ以上引っ張るのは良くないよね。加奈お母さんがつくったもの、それは･･･

大和「ラーメンじゃねぇかこれ！」

加奈「おう！」

理子「What time is it now?」

加奈「えーと･･･いっつ7時半？」

聖菜「そこは英語で言おうよ･･･まぁそれはおいといて、朝からラーメン食うやつがどこにいるって言うの！？」

加奈「ここにいるぞ！」

雫「にしても、なんでラーメンなんて･･･」

加奈「自信作だからな！ラーメンは大概、何れても失敗しないし！(※個人の想です)」

奈緒「それに、どうせインスタントなの･･･じゃ･･･ない･･･だと･･･！？」

菜「･･･これは、作ったやつ！？」

加奈「おう、1からな。」

大和「そりゃすげぇけど、ラーメンを朝からか･･･」

加奈「というか、わからなかったのかよ？昨日から仕込んでたのに。」

大和「いや、作るって思わねぇじゃん･･･」

加奈「ほら、あたいといえばラーメンってとこあるじゃん？」

葉恵「あるかなぁ･･･？」

加奈「なんだとこの～？」ﾜｼｬﾜｼｬ

葉恵「わぁぁぁ！ありますあります！」

加奈「よし」

葉恵「うぅ、髪がぁ･･･日向手ぐししてぇ･･･」ﾎﾞｻﾎﾞｻｰ

日向「しょうがないなぁ。」ｽｯｽｯ

葉恵「うへへ、ありがと･･･」ﾆﾔ

由良「葉恵めぇ･･･」

江「日向の手ぐし･･･私もしてしいわぁ」

奈々「奈々はいつもしてもらってるの！」ﾌﾝｽｯ

葉恵「は？ちょっとその話kwsk」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

日向「痛い痛い！」

加奈「もー、あたいのラーメン冷めちまうぞ？」

日向「わ、わかってるよぉ。葉恵、とりあえず離れて･･･」

葉恵「ダ　メ　で　す」ｺﾞｺﾞｺﾞ

日向「アッハイ･･･」

大和「ドンマイ。日向、葉恵、俺たち先に食べてるから、終わったら來いよ～」

日向「お父さん助けてよ！」

大和「こうなったら止められないからさぁ･･･そういうとこ、ほんと加奈そっくりだよ。」

葉恵「さぁ、お仕置タイムザマス！」

日向「ひゃぁぁぁ･･･」

僕は10分ほど、葉恵のこちょこちょ地獄を味わうことになった。

･･･ちなみに、その頃。

蒼龍「佳穂･･･」zzz

佳穂「蒼くん･･･」zzz

2人して同じ夢を見る、仲良しこよしのお二人なのでした。

☆コメント返信のコーナー☆

・ラム＆ロムさん

「料理が出來ない人の特徴って、味見をしないってのもあるよね。」

→ですね。どこかの船もそんなじでしたし。

大和「･･･そんな言い方で(著作権的に)大丈夫か？」

大丈夫だ、問題な･･･じゃなくて、大丈夫だろ、船としか言ってないし。わかる人にはわかる。それで十分。

大和「･･･お、おう」

加奈「てかよー、別にあたいは下手なわけじゃないぜ？自分なりにアレンジを加えてるだけであって･･･」

大和「そのアレンジが、とんでもなく他のを邪魔してるってわからんのか」

加奈「そうかぁ？あたいはそんなことないと思うけど。実際、ラーメンはいいじだろ？」

大和「･･･まぁな。」

加奈「ほれみろ」ｲｯｼｯｼ