の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが ~2nd season~》84話 一世一代の大合戦()

手に持ちたるは、紅白に染まりし玉。2つのチームにわかれ、火花散る決戦が、今幕を開ける!

・・・的な放送が流れ、僕たちは行進する。

由良「これ、いるのかなぁ?」

日向「これが名だったりもするし、いるんじゃないかな。」

「これが名って・・・ある意味すごいわねぇ。」

葉恵「そんなことより、由良に江?負けないからね!」

アフィア「そうよ。覚悟なさい!」

由良「こっちだって!」

「ふふ、負けないわよぉ?」

僕の前で火花散る4人。さっきの実況は、あながち間違っていないらしい。

こうして、僕達の戦いは幕を開けた。

・・・ほんとに、間違いじゃないみたいね。

れは激戦を極めた。1回戦は15対14で負け、2回戦は15対16で勝ちという、なかなかに熱い展開となった。あ、言ってなかったけど僕白組ね。

そして、ラストの3回戦。最後の力をふりしぼり、玉を上空へ投げる。3回目ということもあり、結構る確率が高くなった。しかし、それは向こうだっておなじ。油斷はできない。

先生が笛をかまえ、もうすぐ終わりの合図が。全力で投擲とうてきした玉は、大きく宙を舞い・・・

先生のホイッスルの音が、辺りに鳴り響いた。

擔當の人が、1つずつ數えていく。その聲に合わせて、僕らも數える。

さすがに慣れてきたのか、両チームとも20個に到達。しかしまだ止まらない。

そして、29個を過ぎた時。

・・・なんと、両チームとも數えるのを辭めた。

ま、まさかの引き分け・・・。僕達の伝説の戦いは、まさかの結果で終わった。

・・・およ?待てよ、なんかゴソゴソしてる?

そして聞こえてくる、「すみませーん!たまが1個引っかかってましたー!」という聲。なお、こちらの陣地。

これは・・・まさか!

実況「だ、第3回戦の結果は!」

ゴクッと唾を飲み込む。

実況「29対30で、白組の勝ち!」

日向「やったー!」

葉恵「勝ったぞー!」

アフィア「由良と江め、どんなもんよ!」

僕たちは、奇跡の勝利に抱きしめあった。先生達や保護者の方たちからは、大きな歓聲が上がったのだった。

由良「ちっくしょー、負けちった・・・。」

「まさかあんな奇跡が起きちゃうなんて・・・。」

日向「ビックリしたけど、勝ってよかったよ~」

葉恵「優勝いただきやで!」

アフィア「ふふ、ごめんなさいね?」

2人「くっそ~・・・」

そんな話をしていると、放送席からこんな放送が流れてきた。

実況「さぁ、最後の競技です!これで全てが決まります!先輩方、頑張ってください!」

日向「あれ、まだあったんだ。」

由良「6年生のリレーだって。」

「ふーん・・・まぁ、私たちにはあまり関係ないわよねぇ。」

葉恵「そうだね。」

アフィア「・・・いや、そうとも限らないかも。」

日向「え?」

アフィア「見てればわかるわよ」

アフィアちゃんの言う通り、リレーを見てみると・・・

日向「あれ?白組負けてない?」

由良「負けてるね。」

「あ、アンカーよこれぇ。」

葉恵「あー・・・これはまさか。」

リレーが終わり、そして結果は・・・白組の負け。優勝は、赤組となった。

日向「」

葉恵「」

アフィア「・・・まぁ、6年生の人達は頑張ったわよ、うん。」

由良「なんか、ドンマイ。」

「これ、喜んでいいのかしらぁ・・・?」

・・・えぇと。結局僕達白組は、負けてしまいましたとさ。

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