《桜雲學園の正不明《アンノウン》》16話 我が心の呪い
「そうですか......なら、お斷りさせていただきます」
斷っていいんならそりゃ斷るでしょ。
面倒くさいし........
「ふぅん、そうか」
「失禮します」
そういって俺は部屋を出ようとする。
すると生徒會長はぼそりと、なんでもないかのように言葉を発する。
「我が心の呪いカース・オブ・マイハート だったかな」
「············えっ?」
今、なんて........
「あっ、気にしないでいいよ。ただの獨り言だ」
いや、気にするなと言われても......
その名前は.......
「〈エスカ、ここは俺に任せて先に行け! 魔王は俺が食い止めておく。その間に逃げるんだ! 人間界と悪魔界をつなぐゲートはもう閉じてしまう。あぁ、安心しろ、俺は勇者だ。勇者は負けたりなんかしない。この俺が世界を救ってみせる!〉」
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
「會長··········」
「んっ? どうしたんだい? 帰らないの?」
「失蹤事件の件ですが、お手伝いさせてもらえませんか?」
「えっ? いいの? 嬉しいなー、石崎いしざきくんが手伝ってくれるなんて」
こいつは悪魔だ。
絶対、嬉しいとか思ってないだろ。最初から俺を脅してやらせるつもりだったんだ。
俺が都會の方に住んでいたとき、友達に勧められて見たアニメにドハマリして、自分でも書きたいと小説を投稿していた。
もちろん中二病全開の痛々しいものだ。
その小説の作者名は我が心の呪いカース・オブ・マイハート そして、さっき會長が言ったのは小説のなかの場面のセリフだ。
桜雲にくるのをきっかけに真面目になろうと、アニメ関係のものは全て処分し、小説のデータも消したはずなのに......
なんで知ってるの?
そういえば、月姫あかりが伝えてきてくれたときに全川 ・會長には気を付けろ、と言われたな。
この事だったのかな?
てか、會長の名前って全川 ・じゃん。
まぁ、4川のことはどうでもいいけど.......
魔力ゼロの最強魔術師〜やはりお前らの魔術理論は間違っているんだが?〜【書籍化決定】
※ルビ大量に間違っていたようで、誤字報告ありがとうございます。 ◆TOブックス様より10月9日発売しました! ◆コミカライズも始まりした! ◆書籍化に伴いタイトル変更しました! 舊タイトル→魔力ゼロなんだが、この世界で知られている魔術理論が根本的に間違っていることに気がついた俺にはどうやら関係ないようです。 アベルは魔術師になりたかった。 そんなアベルは7歳のとき「魔力ゼロだから魔術師になれない」と言われ絶望する。 ショックを受けたアベルは引きこもりになった。 そのおかげでアベルは実家を追放される。 それでもアベルは好きな魔術の研究を続けていた。 そして気がついてしまう。 「あれ? この世界で知られている魔術理論、根本的に間違ってね?」ってことに。 そして魔術の真理に気がついたアベルは、最強へと至る――。 ◆日間シャンル別ランキング1位
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書籍版4巻は、2022年7月8日発売です! イラストはかぼちゃ先生に擔當していただいております。 活動報告でキャラクターデザインを公開していますので、ぜひ、見てみてください! コミック版は「ヤングエースUP」さまで連載中です! 作畫は姫乃タカ先生が擔當してくださっています。 2021.03.01:書籍化に合わせてタイトルを変更しました。 舊タイトル「弱者と呼ばれて帝國を追放されたら、マジックアイテム作り放題の「創造錬金術師(オーバーアルケミスト)」に覚醒しました -魔王のお抱え錬金術師として、領土を文明大國に進化させます-」 帝國に住む少年トール・リーガスは、公爵である父の手によって魔王領へと追放される。 理由は、彼が使えるのが「錬金術」だけで、戦闘用のスキルを一切持っていないからだった。 彼の住む帝國は軍事大國で、戦闘スキルを持たない者は差別されていた。 だから帝國は彼を、魔王領への人質・いけにえにすることにしたのだ。 しかし魔王領に入った瞬間、トールの「錬金術」スキルは超覚醒する。 「光・闇・地・水・火・風」……あらゆる屬性を操ることができる、究極の「創造錬金術(オーバー・アルケミー)」というスキルになったのだ。 「創造錬金術」は寫真や説明を読んだだけで、そのアイテムをコピーすることができるのだ。 そうしてエルフ少女や魔王の信頼を得て、魔王領のおかかえ錬金術師となったトールだったが── 「あれ? なんだこの本……異世界の勇者が持ち込んだ『通販カタログ』?」 ──異世界の本を手に入れてしまったことで、文明的アイテムも作れるようになる。 さらにそれが思いもよらない超絶性能を発揮して……? これは追放された少年が、帝國と勇者を超えて、魔王領を文明大國に変えていく物語。 ・カクヨムにも投稿しています。
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