《桜雲學園の正不明《アンノウン》》16話 我が心の呪い
「そうですか......なら、お斷りさせていただきます」
斷っていいんならそりゃ斷るでしょ。
面倒くさいし........
「ふぅん、そうか」
「失禮します」
そういって俺は部屋を出ようとする。
すると生徒會長はぼそりと、なんでもないかのように言葉を発する。
「我が心の呪いカース・オブ・マイハート だったかな」
「············えっ?」
今、なんて........
「あっ、気にしないでいいよ。ただの獨り言だ」
いや、気にするなと言われても......
その名前は.......
「〈エスカ、ここは俺に任せて先に行け! 魔王は俺が食い止めておく。その間に逃げるんだ! 人間界と悪魔界をつなぐゲートはもう閉じてしまう。あぁ、安心しろ、俺は勇者だ。勇者は負けたりなんかしない。この俺が世界を救ってみせる!〉」
ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ
「會長··········」
「んっ? どうしたんだい? 帰らないの?」
「失蹤事件の件ですが、お手伝いさせてもらえませんか?」
「えっ? いいの? 嬉しいなー、石崎いしざきくんが手伝ってくれるなんて」
こいつは悪魔だ。
絶対、嬉しいとか思ってないだろ。最初から俺を脅してやらせるつもりだったんだ。
俺が都會の方に住んでいたとき、友達に勧められて見たアニメにドハマリして、自分でも書きたいと小説を投稿していた。
もちろん中二病全開の痛々しいものだ。
その小説の作者名は我が心の呪いカース・オブ・マイハート そして、さっき會長が言ったのは小説のなかの場面のセリフだ。
桜雲にくるのをきっかけに真面目になろうと、アニメ関係のものは全て処分し、小説のデータも消したはずなのに......
なんで知ってるの?
そういえば、月姫あかりが伝えてきてくれたときに全川 ・會長には気を付けろ、と言われたな。
この事だったのかな?
てか、會長の名前って全川 ・じゃん。
まぁ、4川のことはどうでもいいけど.......
Monsters Evolve Online 〜生存の鍵は進化にあり〜
一風変わったVRゲーム『Monsters Evolve』があった。モンスターを狩るのでもなく、モンスターを使役するのでもなく、モンスターになりきるというコンセプトのゲームである。 妙な人気を得たこのゲームのオンライン対応版がVRMMORPGとして『Monsters Evolve Online』となり、この度発売された。オフライン版にハマっていた吉崎圭吾は迷う事なくオンライン版を購入しプレイを始めるが、オフライン版からオンライン版になった際に多くの仕様変更があり、その代表的なものが初期枠の種族がランダムで決まる事であった。 ランダムで決められた種族は『コケ』であり、どう攻略すればいいのかもわからないままゲームを進めていく。変わり種ゲームの中でも特に変わり種の種族を使って何をしていくのか。 人間のいないこのゲームで色んな動植物の仲間と共に、色んなところで色々実験してやり過ぎつつも色々見つけたり、3つの勢力で競いあったり、共に戦ったりしていくそんなお話。 カクヨムにて、先行公開中! また、Kindleにて自力での全面改稿した電子書籍、第1~6巻を発売中! そしてオフライン版を描くもう1つの物語。 『Relay:Monsters Evolve ~ポンコツ初心者が始める初見プレイ配信録~』も連載中です。 良ければこちらもどうぞ。 https://ncode.syosetu.com/n9375gp/ 無斷転載、無斷翻訳は固く禁じます。
8 84最弱な僕は<壁抜けバグ>で成り上がる ~壁をすり抜けたら、初回クリア報酬を無限回収できました!~【書籍化】
◆マガポケにて、コミカライズが始まりました! ◆Kラノベブックスにて書籍版発売中! 妹のため、冒険者としてお金を稼がなくてはいけない少年――アンリ。 しかし、〈回避〉というハズレスキルしか持っていないのと貧弱すぎるステータスのせいで、冒険者たちに無能と罵られていた。 それでもパーティーに入れてもらうが、ついにはクビを宣告されてしまう。 そんなアンリは絶望の中、ソロでダンジョンに潛る。 そして偶然にも気がついてしまう。 特定の條件下で〈回避〉を使うと、壁をすり抜けることに。 ダンジョンの壁をすり抜ければ、ボスモンスターを倒さずとも報酬を手に入れられる。 しかも、一度しか手に入らないはずの初回クリア報酬を無限に回収できる――! 壁抜けを利用して、アンリは急速に成長することに! 一方、アンリを無能と虐めてきた連中は巡り巡って最悪の事態に陥る。 ◆日間総合ランキング1位 ◆週間総合ランキング1位 ◆書籍化&コミカライズ化決定しました! ありがとうございます!
8 188【コミカライズ&電子書籍化決定】大好きだったはずの婚約者に別れを告げたら、隠れていた才能が花開きました
***マイクロマガジン社様にて、コミカライズと電子書籍化が決定しました!応援してくださった皆様、本當にありがとうございます。*** シルヴィアには、幼い頃に家同士で定められた婚約者、ランダルがいた。美青年かつ、魔法學校でも優等生であるランダルに対して、シルヴィアは目立たない容姿をしている上に魔法の力も弱い。魔法學校でも、二人は不釣り合いだと陰口を叩かれていたけれど、劣等感を抱える彼女に対していつも優しいランダルのことが、シルヴィアは大好きだった。 けれど、シルヴィアはある日、ランダルが友人に話している言葉を耳にしてしまう。 「彼女とは、仕方なく婚約しているだけなんだ」 ランダルの言葉にショックを受けたシルヴィアは、その後、彼に婚約解消を申し入れる。 一度は婚約解消に同意したものの、なぜかシルヴィアへの執著を隠せずに縋ってくるランダル。さらに、ランダルと出掛けた夜會でシルヴィアを助けてくれた、稀代の光魔法の使い手であるアルバートも、シルヴィアに興味を持ったようで……? ハッピーエンドのラブストーリーです。 (タイトルは変更の可能性があります)
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