死の高校生活》1話 プロローグ

俺の名前は亀島タクト。

和歌山県新宮市の坂並高校に通う高校二年生だ。

今通っているこの通學路も、1年と6ヶ月

通っている。

10月の初めに見える紅葉と銀杏の

コラボレーションが、やけに目を焦がす。

並木道を通っているのに、前方には高い山が

見えるのが似つかわしい。

!!

何が頭を叩いた。

「おはよう!タクト!」

こいつは、同じクラスで同じバドミントン部所屬の

黒田香。

驚くほどがデカいので、かに男子からの

人気は高い。

そんな香と仲がよい俺は男共からよく、

とても強く鋭い目線をじる。

「何でそんなに不機嫌なのよ~」

朝から頭を叩かれ自然と顔が悪くなっていた。

「ってか、頭結構痛いんですけど!?

    後癥殘ったらどうしてくれるんだよ!」

「いや、殘る訳ないじゃん!」

こんなしょうもない會話をわすのも、日常の

ささやかな楽しみだ。

「そう言えば今日、バドミントン日本代表の

    山下選手が世界大會の決勝戦やるらしいよ!」

「おっ、まじか!

    覚えて置かないと、、、」

香と話していると、あっと言う間に學校につく。

この時の俺は、これから過酷なと戦爭が

始まることなど、知るよしも無かった。

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