《黒月軍事學園語》四章 第1話〜帰る場所を求めて〜

龍青について行ってる間にわかったことがある。まず、龍青と共にいる男は文也というらしい。そして2人はこの國の國王の騎士らしい。2人ともこの國では名高い騎士とのこと。その割には俺の新たな力と颯斗の本気にあっさり負けてるんだが。こんなんだったら他の騎士も大したこともないんだろうか。そんなんで大丈夫かよこの國。

そうこうしていると國の中心にある大きな城の前に著いた。そして龍青と文也はこちらに振り向き

「ここがこの國の國王、エキドナ様の城だ。」

「エキドナ様は普通の方だが相の無いようにしてくれよ。怒られるのは俺たちなのだから。」

そう言ったあと大きな門を開けた。

中はとても広くほとんどが白と黒で所々に赤や青などといったカラフルながある落ち著いた雰囲気だった。まるで城ではなくカフェのようにじる裝だった。

「エキドナ様、騎士龍青、文也、共に帰還致しました。」

「2人ともお帰り、ところでそこの人達は?」

2階と思われるところからのあたりまでびた金髪で銀と白の服を著たいかにもお嬢様というじの俺たちと年がそんなに変わらないが降りて著た。すると、騎士2人は片膝をついた。おそらくあいつがこいつらの主人にしてこの國の國王、エキドナなのだろう。

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「は。彼らは異世界から次元の歪みを通してこの世界に來たと思われる者たちでございます。」

エキドナの質問に龍青はそう答えた。次元の歪み?なんだそれ、でも大の予想はできる。それにこれによって合點が行く。おそらくは奴、俺たちが撃退しようとした男が放ったは次元の歪みを発生させるのだろう。にしてもそんなことは恐らくは忌に該當するのじゃないのか?まぁ、今はそんなことよりも目の前のことに集中しないとな。そして改めてエキドナの目を直視した。俺が視線を合わせたのを確認したのかし頷いた。そして口を開いた。

「あなたたちが次元の歪みから來た外來人ね。私はこの國の國王、エキドナ・ザ・ファースト。エキドナでもなんでも呼びたいように呼んでね。」

そう言いながら、エキドナは手を差し出して來たので手を握り

「俺は春咲拓人だよろしくなエキドナ。」

俺が軽い自己紹介をしたあとに他のメンバーも自己紹介を始めた。そしてエキドナは全員の自己紹介が終わると口を開いた。

「拓人に颯斗、そして輝夜、子、快斗ね。ところでうちの騎士、2人はなんで所々、傷だったりがあるの?」

あ、やばいこいつらボコったの俺と颯斗じゃん。殺されたりとかしないよな。

「エキドナ様、これは我々がそこの拓人と颯斗でテストをしたのですこれはその結果です。」

は?あれテストだったの?思いきり殺しに來てたよなてか、テストってなんのだよ。

「あの〜、テストってどういうことでしょうか?」

輝夜が質問するとエキドナは説明を始めた。

「テストっていうのはね試練をけれるほどの実力を持った人かを図るためのものよ。」

試練?なんでそんなものを。

「なんの試練かというと あなたたちを元の世界に戻すためには試練をけてもらう必要があるの、それでけることができるほどの実力を持っているか試させてもらったの。」

「質問していいか?」

この話にはいくつかの疑問があった。

「まず、なんで俺たちが異世界から來たと思った?どこに確信があった?そこの騎士2人は『異世界から次元の歪みを通してこの世界に來たものと思われる者』と言っていた。」

その質問には龍青が答えた。

「それはエキドナ様の能力であるところに歪みができたことに気づきそこに行ったところ君たちを見つけたからだ。」

なるほどな。てことは試練っていうのはエキドナの能力で歪みを作るがそこになんらかの條件があるのだろう。それに騎士2人のテストのやり方からして戦闘が起きるのだろう。

「質問の理由はわかった。ところで試練というのはなんなんだ?」

「試練というのは歪みを作るとその歪みを使うのにふさわしいか確かめるために歪みの前に違う歪みができるのそのなかでは強力なモンスターが現れるの、そこでそれを倒さないといけないの。それは命の危険だってある死んだら歪みから死が出てくるわ。」

そうか、結構辛い試練だな。だが、俺と颯斗の意見は決まっている。

『エキドナ、俺たちは試練をけるぞ』

俺たちは揃ってそう言った。

四章 第1話 END

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