《朝起きたら、馴染が悪魔に取り憑かれていた件》#0 悪魔的、自立生活

『もうお主も15歳じゃ。

準備はできておるな?』

図太い聲を自分の目の前に立っている

にかける。

『はい!お父様』

は満面の笑みを父親へ向ける。

はくるりとの向きを変え、地上へのり口へ

向かっていく。

『憑依するは見つかったのか?』

『もちろんです。お父様。』

『それでは、行ってまいります。』

は手をひらひらと振る。

そして、がふわりと浮いたとき、

『契約、忘れるでないぞ。』

父親のその言葉にはうっすら笑みを浮かべ

『もちろんですわ。』と言い放ち

父親の前から姿を消した。

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