彼が説明したことをもう一度整理すると、

彼達、悪魔は15〜16歳を迎えると、

儀式のようなじで人間界へと旅立つらしい。

期限は3年間ほどで、高校に行く人もいれば、

就職する悪魔なんかもいるそうだ。

そして、問題の花のについてだが、

“貸出人’’と呼ばれる花のような人は

あらかじめ悪魔とを貸すことについての

【契約】を結ぶらしい。

なぜ、花がOKしたのか不思議でたまら

ないが、

花のから花の魂だけが離れ、悪魔は

魂がない空っぽのに憑依するらしい。

そして、花の魂は悪魔が創り上げた、

パラレルワールドでごくごく普通のenjoy生活を

送っているらしい。

その言葉におれはホッとし、を押さえた。

『どう？理解できたかしら？』

頭の中で整理したので、報についてはバッチリ

である。問題はー

『噓、ついているって思ってるでしょ？』

考えを見かされさて、ギクリと肩が震える。

だが、こんだけ大掛かりなドッキリを、

今日から高校生になる只の一般人にするわけが

ない。

俺は彼の正面に向き直し、

『俺は…信じるよ。』と言った。

予想外の答えだったのか彼は目を丸くした。

『・・・そう。』

彼の返事は短かったが、俺の本心だということ

は、気づいてくれたようだ。

俺は自分の語に悪魔を取りれる日がくるとは

思ってもいなかった。