『はぁ〜』

俺は、これから3年間お世話になる相棒の

機に膝をつき、ため息をつく。

西田 徳馬は重大なミスを犯していた。

それは、友達がいないこと。

高校生の友達作りのシナリオは

①中學時代の友達とお喋り→②そこに新キャラ

登場→③青春の始まり、始まりというじだった。

これは「くーくる」で調べまくったから

間違いないだろう。

しかしー

『①をクリアしていない俺に、

どーしろと　︎』

別に友達が、いなかったという訳ではない。

仲良い奴らとはうまい合に、離れ離れに

なってしまったのだ。

必死に対策を考えていると、ツンっ。

不意に後ろから背中を突かれ、

『ほわわ　︎』と、変な聲を上げてしまう。

『ハハハハ　︎』後ろから盛大に笑われ、

し頬が熱を帯びていることをじた。

『な、何だよ…？』後ろから突いてきた

黒髪の健康的な小麥の後ろの年に問う。

『いや〜。何か頭かかえて悩んでたから

ちょっと、チョッカイかけようと思ったら…。』

先ほどのことを思い出したからなのか、

また腹を抱え笑いだした。

『いや〜。あんた面白いわ。

俺、新田  トウマ。あんたは？』

トウマと名乗った年は涙を拭いながら

言うもんだから腹立たしい。

『に、西田…徳馬。』

アクアに発しなかった不思議でたまらない

俺のコミュ癥がトウマの前で盛大に発する。

『徳馬か…。気にった！今日から

よろしくな　︎』

そう言ってトウマは俺に握手を求める。

は優しいんだなっと、勝手に解釈し、

俺は力強くトウマの手を握り返した。

「ネットの報が全てではない。」

今日、學んだ教訓を心に刻みこんだ。