《雪が降る世界》第2話 〜験生〜
「はぁー東京でもこんなに寒くなる日があるとは…。」
12月、冬休みにってから本當に慌ただしい。師走ってだけある。
験勉強に追われているこの狀況で、現実逃避に走った俺。今日も學校で補習けて終わったのはついさっきのことだ。ほかのみんなは塾で講義けたり個別行ったりしてたがあいにく俺にはそんな経済余裕がない。自力でやるしかないんだ…!って思ってるとなんか嫌になっちゃって。クリスマスの気が漂ってるこの街をふらふら歩いてる。このイルミネーションもサンタのコスプレしてる人も今の俺にとっては忌まわしいものでしかない。いいな、俺も自由がほしい。…なんて、自分で選んだ道だけど。
まぁ、ここまでくるともうやるしかない。全ては澪のため…!
「社會って、なんで好きになる奴いるんだろ」
しぶしぶ家に帰り験用の課題をひらく。
俺が験するコースは理系。…のはずだった。社會は全コース必修らしい。俺が一番苦手としている教科。中でも歴史にめっぽう弱い。ダメなんだよ本當に。それなのに歴史と地理メインで、だそうだ。公民どこ行った?
「あ、澪?急にどうした?」
「クリスマス會やるみたいだけど、來てほしいって。無理なら強制しないけど。チビ達が楽しみにしてるから。」
それほぼ強制じゃね?
「んー…。分かった。あんまり遅くまではいねぇって伝えといて。」
俺そんなに有名人だったかな。
しかも俺キリシタンじゃない。
1ヶ月ぶりの病院かもしれない。ずっと放ったらかしだったからな。…一応勉強してたの。
「久しぶりー。」
「お、來たよーみんなの俳優さん。」
?!何が起こったんだ行ってない間に…。
「澪、変なこと吹き込むなよ。」
「いや俺じゃなくてこっちのチビとあっちのの子達が。」
…何も言い返せない。いろいろ汲み取ると。確かに好きな人いてもライブとかそういうの行けないもんな。こんな凡人に目が行くのも仕方ない…か?
クリスマス會、なんか地味に本格的だった。ツッコミどころはいっぱいあるけど。…トナカイ多くない?さすが子供たち。誰かキリストのコスプレしてたら面白いだろうな。キリシタンには見せられねぇが。
「験勉強いいじ?」
「え?あ、あぁ。」
あんた誰。知らねぇ子に聞かれても。
「無理矢理ってごめん。…璃久のファン、多いから。」
「もっと良い奴いるから。じゃ、俺帰るね。次は多分験が終わってからかな。」
「ん。了解」
これは絶対合格しないとな…。
「よし、行くか!」
2月始め、験も無事終了。今日は合格発表の日。同じクラスの人もしいるが俺は1人で喜びたい。…訂正する。俺は同じクラスの人を顔しか覚えてない。それさえも怪しい。あれは誰だ。
「2554…。」
んー、見つからねぇ。これ落ちてるパターンか?周りはほとんどの人が大號泣してるし。
…下から見ていってるがまだない。これは希があることなのか。
「流石にないか…。」
一旦諦めよう。また人がなくなってから。
「満點でかった人がいるらしいねー。」
「うわ気悪。人間じゃねーだろ。」
「2人いるって。」
同。気悪い。
そろそろ見てみるか。だいぶ空いた。
「ん?」
発見!!!なんかすごいところにある。
一番、上…。き、気悪い。でも。
「よっしゃぁぁあ!」
人生でこんなにんだのは初めてだった。満點合格…!これで無駄な出費防げる。
學校で先生に報告したところ、「お前社會頑張ったな!」って言われた。それはそれで嬉しいけど…。數學と理科は?
クラスには俺と同じところけた奴がいてそいつも通ったそうだ。…泣いてる奴の方が大多數だがな。やっぱもつべき友は先生だと思う。これは俺の現実逃避的意見ね。友達いないから。
中學生であんまりいい思い出はないが無事卒業できた。來年から高校生──
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