《雪が降る世界》第11話 〜生きるか死ぬか〜
「赤點取ったらぶん毆るからな!!」
って、前田先輩に言われてんだよな…。なんかマジで毆ってきそうで恐ろしい。
しかも一斉に張り出されるし。俺がどこにいるか丸わかりじゃん。
「お、加、お前のあったぞ。結構下に。」
「うるせえ!俺だってお前の見つけたよ…!コノヤロー!!!」
…?そんなに怒らなくても。
「赤點はなしだろ?」
「そうだけど!ほら、こま1番。」
「「…七海のおかげだな。」」
おわ、2位の奴と結構な僅差…。ありがと七海。また後で行くわ。社會のお禮。
「おーい七海ー春瀬ー。一緒に行こー。」
「なんか七海調子悪いみたいだけど、大丈夫かな?」
…ホントだ。真っ青。
「今日は帰って休むか?」
「いや、いい…。」
それから時間が経つにつれて救急車呼んだ方がいいんじゃないかレベルまでなったが…。本人が相當嫌がるからな。部活が終わるまでは頑張った。と思う。これはどう取ればいいんだ?
結局大會までに補充を取った人はいなかったから一応生き延びた…。
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