《雪が降る世界》第14話 〜夏祭り〜
8月31日──
夏休みの最終日に祭りが設定されている。なんでだ?
そもそも行く予定はなかったんだよ。でも付き合いってのがあるじゃん?春瀬も毎年楽しみにしてるって言ってるし七海なんて行ったことないって言うし…。そんなこんなで。
「人多いな…。」
初夏祭りで第一言を文句にする七海とすぐにナンパしそうな加とセレブな春瀬と一緒にまわる…うーん…?
「あ、やばい。俺あっち行く…!」
「は?え、ちょ、七海ぃぃぃい?!」
謎の逃走。
「え、七海君?來てるの?」
ん?oh......チャラい。中學校のクラスメイト、とか?いやそんなに全力疾走しなくてもいいだろ。どこいった。お前足速いんだから…。
「探すか。」
これはさすがに俺も初めてだな。
…電話すればいいじゃねぇか。馬鹿か俺は。
「もしもし?どこいった?」
「あ、お友達?ちょっと用があるからごめんね〜。」
…切れた。電話越しだけど、七海の聲が聞こえた気がする。なんか、まずくないか?とりあえず加達に連絡…。
一旦集合。したはいいけど。2人とも攜帯繋がらねえって喚いてる。俺が最後か?
「俺は…繋がった。知らない、男の人だった。七海もなんか言ってたがよく聞こえなくて」
「祭りに紛れてるとか。」
「行くだけ行く?」
「あぁ…。」
絶対ないだろ。
「なるべく広範囲を探した方がいい。俺は向こう行ってみる。」
電話が鳴った方向、七海が走って行った方向。多分、こっちだと思うが…。
お、車。こんな好都合なことが…。…寫真撮っとくか。
──カシャ…
────
?!わっ…!
「あっぶねぇ…!」
「さっきの…電話の子?だよね?心配?」
まずい、まさかの遭遇かよ。警棒相手じゃ勝てねぇわ。…どうする。
1番確実なのは七海があの車の中にいるだろうから早く出して出法を考えてもらう、だか…。こいつ1人で來てるわけないだろうし…。この狀況じゃ警察も呼べねぇ。
いやでも待てよ?このまま祭りに戻ればこいつらは追ってこれない。そこで通報すれば。よし、そうしよう。
「逃がさない」
知るか。とにかく人が多い場所に…!
って、うわ!何この木のっこ忌々しい…。
?!
「やっぱり子供だね。」
なんか…いろいろ終わった…。
そんなわけあるか。舐めんなよ理系…!いや理系は関係ねぇ。とりあえずこれ投げまくるか。ちょっと大きめの石。我ながら笑いが出る。助かればそれでいい。
「よっしゃあ!出た!」
攜帯攜帯…!
「加?!こっちまで來てくれ!春瀬と一緒に。」
「お、見つかったか?」
「あぁ。」
通報、もした。
大波の祭りだった。結局始業式の日に、七海はいなかった。
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