《雪が降る世界》第27話 〜奇跡〜
「璃久君!ドナーが見つかったよ!」
「え?!ホントですか?」
「ほら、この人のが適合したんだ。合併癥も進んでるからさっそく。」
こんなことが、起こるなんて。ずっと待ちんでいた澪の人生。
「よかったな!もう俺と違う道を選ばなくていいんだよ。」
「うん…。ありがと璃久。」
俺は何にもしてないけどな。頑張ったのは先生と澪だから。
あとやることは…。母さんと父さんをどうにかして連れてくるか。まだ會わせたことないもんな。
さぁ俺が電話して出るのか…。
──
「あ…もしもし?澪…治る。」
「そんなことないわ。」
「なかったら電話かけねぇよ。」
「でも今仕事盛りだから…勝手にして。」
うわぁマジかよ。自分のお金だけでも結構するのに…。澪が俺と同じ學校で免除なかったら…?絶的過ぎなことこの上ない。
「璃久?大丈夫?」
「あ…いや、なんでもない。澪は學校とか行きたいか?」
「…正直今から行ってもなって。家の仕事してる方がいいかも。」
「え、それでいいのか?だってお前、いつか一緒に登校したいって。」
「そうだけど。俺勉強できないし。璃久みたいに免除なんて…。」
「へぇ…それでいいならまぁ。強制はしないが。」
意外…。もっと食いつくと思ったのに。やっぱ高校生になるとこうなるのか。
…ちょっと寂しいな…。
「こま、早く起きろ。前田先輩來られるから。」
「ん…。あれ…。俺今病院で…。澪が治るって…。」
「はぁ?ここ部室だぞ?いつまで膝にいるつもりだ。」
「えぇ…。あれ全部夢…?」
「いいからどけろ。」
「…。」
寢心地すっげーよかった。
No title_君なら何とタイトルをつけるか
ポツダム宣言を受諾しなかった日本は各國を敵に回した。その後、日本は攻撃を受けるようになりその対抗として3つの団を作った。 陸上団 海上団 空団。この話は海上団に入団したヴェルザの話… 馴れ合いを好まないヴェルザ。様々な人達に出會って行き少しずつ変わっていく…が戻ったりもするヴェルザの道。 戦爭を止めない狂った日本。その犠牲…
8 92召喚チート付きで異世界に飛ばされたので、とりあえず俺を転移させた女神さまを召喚することにしました
MMORPGのつもりで設定したステータスを持って、相馬(そうま) 徹(とおる)は召喚士として異世界に転移した。女神さまから與えられたのは、ただひたすら召喚――つまりガチャを回すことに特化したチートだった。ソーマは召喚チートを駆使し、この世界で成り上がっていく。これは一人の少年が、魔王を倒し勇者に至るまでを描いた物語。※こちらの作品はまったり進行でお送りいたします。 この作品は『小説家になろう』様でも掲載しています。
8 61魅力1000萬で萬能師な俺の異世界街巡り〜
毎日毎日朝起きて學校に行って授業を受けて、家に帰って寢るという、退屈な學校生活を送っていた黒鐘翼。 何か面白いことでもないかと思っていると、突然教室の中心が光り出し異世界転移をされてしまった。 魔法の適性を見てみると、全ての魔法の適性があり、 中でも、回復魔法の適性が測定不能なほど高く、魅力が1000萬だった。さらに職業が萬能師という伝説の職業で、これはまずいと隠蔽スキルで隠そうとするも王女にバレてしまい、ぜひ邪神を倒して欲しいと頼まれてしまった。が、それを斷り、俺は自由に生きるといって個別で邪神を倒すことにした黒鐘翼。 さて、彼はこの世界でこれからどうやって生きていくのでしょうか。 これは、そんな彼の旅路を綴った物語である。 駄文クソ設定矛盾等ございましたら、教えていただけると幸いです。 こんなクソ小説見てやるよという方も、見たくもないと思っている方もいいねとフォローお願いします。
8 145異世界はチートなカードで乗り切ろう!?
中學3年の夏休み、部活帰りの途中に不慮の事故で亡くなってしまった主人公、対馬(つしま) 空(そら)は神にミスだったと謝罪される。お詫びとして異世界に転生させてもらえることになった。(ついでにチートスキルも貰った) そして、のんびりと異世界ライフを堪能……できない?! 不定期更新です。一月以上更新しないこともあるけどその時は許してね☆(なるべくそうならないように努力します)
8 103蛆神様
《蛆神様》はどんなお願いごとも葉えてくれる...........???--- 隣町には【蛆神様】が棲んでいる。 【蛆神様】はどんな願いごとも葉えてくれる神様で、町の人々は困った時に蛆神様にお願いごとをするそうだが……。
8 51永遠の抱擁が始まる
発掘された數千年前の男女の遺骨は抱き合った狀態だった。 互いが互いを求めるかのような態勢の二人はどうしてそのような狀態で亡くなっていたのだろうか。 動ける片方が冷たくなった相手に寄り添ったのか、別々のところで事切れた二人を誰かが一緒になれるよう埋葬したのか、それとも二人は同時に目を閉じたのか──。 遺骨は世界各地でもう3組も見つかっている。 遺骨のニュースをテーマにしつつ、レストランではあるカップルが食事を楽しんでいる。 彼女は夢見心地で食前酒を口にする。 「すっごい素敵だよね」 しかし彼はどこか冷めた様子だ。 「彼らは、愛し合ったわけではないかも知れない」 ぽつりぽつりと語りだす彼の空想話は妙にリアルで生々しい。 遺骨が発見されて間もないのに、どうして彼はそこまで詳細に太古の男女の話ができるのか。 三組の抱き合う亡骸はそれぞれに繋がりがあった。 これは短編集のような長編ストーリーである。
8 161