《日々》第10話 決著

そのころ、ヒロキvsトモキの試合は最終セットにっていた。

依然トモキは押されている。

(クソ! このままだと負けてしまうかもしれない! これはあまり使いたくなかったが仕方ない! 橫回転サーブを使おう。)

【橫回転サーブ】

これは、名前の通り橫回転をかけたサーブ。

うまく回転がかかっていれば、相手からみて、時計で言う3時や、9時の方向にとんでいってしまうサーブ。しかし、橫回転サーブはとても変化しやすいため、自分にボールが返ってきたとき、その回転が何かを判斷するのがとても難しい。

つまり墓を掘ってしまう可能があるのだ。

(よし、ではやってやろう)

『カタタタ……。ドスッ!』

『カタンッ!』

(何ィ!?)

「チキータか……」

他の部員がそういう。どうやら驚いていたのはトモキだけではなかったようだ。

トモキが全力で回転をかけたボールだがその長さが甘かったせいか相手にチキータで返された。

【チキータ】

自分のバック側に來たボールを手首をうまく使い橫回転で、相手に返すこと。

(チキータが使えるのか!?チキータは僕ができるまで始めてから2年はかかったぞ! しかも完度は今も高くない。それなのに何故だ! 初心者のやつにできてしまった。この前のセットで僕が打ったチキータだけで、學習をしたのか!?)

トモキは揺していた。

「ッタ!」

「ムッ!?」

トモキの攻撃は完全にヒロキに読まれていた。トモキが點數が取れないまま試合が進む。

(勝てない……。集中しろ! 相手は初心者だ! そう簡単に経験のを埋められるわけにはいかない! )

しかし、トモキの攻撃は通用せず、

「ッター!!」

【第2セットヒロキvsトモキ 11:5】

【最終結果 ヒロキvsトモキ 2:0】

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