《俺は、電脳世界が好きなだけの一般人です》第四話 解析
「タクミ」
「ん?」
「怒っている?」
「ん?別に?なんで?」
「ううん。なんでもない。それならいい」
「あぁし考え事をしていただけだよ」
「考え事?」
「さっきの事・・・それに、將來かな?」
ユウキにはしごまかしたじになってしまったけど、困っている人を助けるのは、別に嫌いではない。
でも、それだけじゃ食べていけない。將來的に誰かと結婚するかも知れない。子供ができる想像はできないけど、できるのかも知れない。そうなったら、困っている人を助けるだけでは、生活ができないのは間違いない。
オヤジや桜さんのようにはなれない。特に、桜さんは絶対に無理だと思えてくる。そうなると、オヤジのようにプログラマになるのがいいかも知れないけど、オヤジの書いたソースを見せてもらった事があるが、俺にできるとは思えなかった。すごくわかりやすかった。コメントがっているわけじゃないのに、作りが、そう全的な流れが読みやすい。デバッグを手伝った事があるが、メンテナンスだけじゃなく拡張もあった。あれが、”プロ”だと言われたら、俺にできるとは思えなかった。
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オヤジは、”場數をこなせばできるようになる”と言ってくれるが、オヤジの會社や同業者が家に遊びに來たときに、聞いたら、オヤジは別格らしい。オヤジだけじゃなくて、オヤジの知り合いや同級生がそういう別格の人が揃っていると言っていた。
最近、いろいろな人に出會う機會があった。その中で漠然と思っているのが、”パソコン・ネットワークの便利屋”みたいな事ができないかと思っている。
未來さん繋がりで仕事が來るし、先輩たちにもお願いしたら、仕事になるかも知れない。春日家本ではなく、晴信に個人的にお願いする事はできるかも知れない。甘い考えかも知れないが、今持っている資金を使えば、”大丈夫ではないか”と思えてしまう。そのためにも大學か専門學校には行った方がいいかも知れない。
そんな近い將來と遠い將來の事を考えていた。
ユウキはどうするのだろう?結婚もするだろう。そうしたら家を出ていくのか?そう言えば、ユウキの好きな奴の話しは聞かないな。ユウキを好きな奴の話しなら何度か耳にした事があるけどな。
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「タクミ。タクミ!」
「あぁごめん。考え事していた」
「ううん。著いたよ」
「ありがとう」
家の最寄り駅で降りた。
駅近くのスーパーに寄って帰る事にした。食材がなくなってきているのが主な理由だが、し気分転換がしたかった事も大きい。
「ユウキ。何が食べたい?」
「うーん。お!」
「昨日も食べただろう?」
「それじゃ、今日は牛か鶏が食べたい」
そりゃぁ確かに、昨日の夜は、生姜焼きを作ったけど、それは無いと思うのだけどな。
まぁユウキだからしょうがないか。
「牛を使った、青椒は?」
「えぇぇぇピーマンとタケノコとネギがいらない」
「それじゃ牛炒めだろう?」
「うん!」
”うん!”じゃないよ。
さてどうしようかな?
「ユウキ。お好み焼きはイヤか?」
「うーん。いいよ!たまには、鉄板焼きもいいね。あっ焼きそばれてね!」
「了解。そうだ、ユウキ。明日の夕ご飯は、金曜日だし、カレーでいいよな?」
「うん。いつものカレーだよね?」
「そうだな。あれを作ると多くなるから、先輩たちを呼ぶか?雙子の事も聞きたいしな」
「うん!」
”お好み焼き”なら話が早い。
り口近くのカートを持って、店にる。いつも使っている店だから、だいたいの位置は把握している。
まずは、り口近くの特売に、玉ねぎとじゃがいもがないか確認する。
俺が作るお好み焼きには、”じゃがいも”も使うのだ。特売品の、玉ねぎとじゃがいもが確保できた。次に、山芋を探す。なければないでいいが、合ったほうが味しくなる。はまだあるので、それを使えばいい。次はキャベツだが、サラダ用に切られているしかなかったので、それで我慢する事にする。切らなくて良くなったと思っておけばいいだろう。2袋買う。これで、4枚は焼けるはずだ。
お好み焼きのソースはある。次は、やきそばを4袋買う。豚の方が好きだが、ユウキが牛がいいと言っているから、牛をれる事にする。
カレー用には、鶏を買っておく、チキンカツも作るので、ささみも買うことにする。カレールーはまだストックがある。牛がなかったので、補充して、玉子も買っておく。
「ユウキ。朝は、パンでいいよな?」
「うん。あっホットドックがいいな」
「はい。はい」
ホットドック用のパンを買って、ソーセージはまだ有るが・・・大きい奴がいいだろうから、戻って、フランクフルトを買う事にする。
あぁあとオヤジが帰ってきたときに食べるように、豚タンも買っておくか、この前食べちゃったからな。おっオフクロが好きなチョコレートが安売りしている。し買っておくか。
「あっユウキ。悪いけど、適當に果頼む」
「了解。どのくらい?」
「あぁちょっとまってな」
チャージを確認する。
「2,000円くらいで頼む。明日の朝に、ジュースにして飲むつもりでな」
「缶詰でもいい?」
「ん。ユウキがそれでいいならいいよ」
「わかった」
ユウキが、近くにあったカゴを持って、パタパタと缶詰売り場に消えていった。
ジュースにするのなら、缶詰の方が味しいよな。凍らせてもいいし・・・そうだな。選んできた果によっては、凍らせて、シロップと一緒にジューサーにれてもいいだろうな。
朝に使うチーズを追加して、あとは、風呂上がりに飲むジュースや、作業中につまむを買っていく、オフクロにお菓子は2つまでと言われているので守ることにする。
丁度ユウキも帰ってきた。
みかんの缶詰と、モモとパイナップルか、全部凍らせてジュースだな。
會計を済ませた。
荷が多くなったので、小さめだけどフードコートにユウキを殘して、俺だけ家に帰って、オヤジのビックスクーターに乗ってくる。荷を運ぶためだ。
「ユウキ!今日はどうする?」
「ん?」
「帰るのか?」
「うーん。ゲームの続きも有るし、今日もお母さん東京だからな」
「了解」
「洗濯もしないとだからね」
「あぁ頼む」
「うん!任された!」
どうやら泊まっていくようだ。
朝の荷もそのつもりだったのだろう。著替えも持ってきているのだろう。
家に著いた。
ユウキは、先に風呂にりたいと言っていた。”お好み焼き”なので、準備さえしておけば、焼き始める事ができる。ユウキがシャワーを浴びている最中に、準備を終わらせて、一枚目を焼き終わればいいだろう。
キャベツがサラダ用になっているので、取り出してもうし細かくする。
それに、薄力を混ぜながら、和風だしを溶かした水で溶いていく、適當なところで、割って軽くかき混ぜておいた卵を投する。その後に、すりおろした山芋をれる。全的に混ぜる。じゃがいもを細切りにして、水にさらしておく。先に、焼きそばを準備する。お湯を沸かして、ボールに焼きそばを出して、お湯でほぐす。ほぐした、焼きそばをフライパンに乗せて、焼きそばソースで軽く味付けしておく。
別のフライパンに、ラードを落としてなじませる。そこに、お好み焼きの大きさになるように、じゃがいもを置いておく。
その上に、お好み焼きを展開する。鰹節をかけてから、牛を置いていく。その上に、味付けした焼きそばを乗せて、お好み焼きのたねをしだけ乗せて、鰹節をたっぷりとかけておく。
じゃがいもの焼ける匂いがしてきたらひっくり返す。焼きそばが馴染むように、軽く抑えて形を整える。フライパンの蓋をして後は待つだけ、経験則から、7分くらい焼いてから、ひっくり返して、じゃがいもに焦げ目をつけるために、3分加熱すれば出來上がり。
お好み焼きの時には、ユウキは必ず炭酸飲料を飲むので、それも一緒に用意する。
「タクミ!焼けた?」
「あぁあとしだ。座って待ってろ」
「うん。あっ乾いた!」
「テーブルに置いてある。最初は水でいいだろう?」
「うん。ありがとう!」
コップにれたしだけ冷やした水を飲んでいる。
「ねぇまだ?お腹へった!」
「はい。はい。焼き上がった。ソースは置いてあるだろう?」
「うん!」
「半分は俺が食べるからな!」
ユウキは、お好み焼きソースだけで食べる。
俺は、お好み焼きソースにマヨネーズをプラスする。時々カラシをつける。食べ方が違うのだ。お好み焼きを4等分にして、ユウキに渡す。
「いただきます!」
俺は二枚目を焼き始める。
同時に、キッチンに立ちながら、ユウキから返されたお好み焼きを食べる。ソースはユウキが塗ってくれる。そこにマヨネーズを塗って食べる。
うん。我ながらうまくできた。
焼き上がるのを待っている間に、明日のカレーを仕込むことにする。このカレーは篠崎家のカレーでもともとはオヤジが作っていたのを、俺が引き継いだ形だ。玉ねぎを大量に使うので、オフクロはあまりいい顔をしないが、味しいのは認めている。カレールーは、りんごと蜂がっている奴の中辛に、カレーとして売っているを混ぜる。まずは、フードプロセッサーで玉ねぎをみじん切りにしていく、その數5個。これも定量はなく、経験則だ。それを、バターを大量にれた鍋で炒めていく。全的に火が通ったら、今度は、じゃがいもを投。ささみは、適當に細かく切っていく、だいたい5mm程度の大きさだ。をフライパンで表面がづくくらい炒めたら、カレーに投する。玉ねぎが浸るくらいの水をれて、後は煮込む。沸騰させないように、火加減を調整しながら、トコトコ煮込んでいく。
お好み焼きも3枚目に突している。4枚目も焼き始めている。食べ終わるくらいまで煮込めばいいだろう。
お好み焼きが食べ終わるくらいまで煮込んでから、火を止める。鍋が冷えるまでまって、ラップで鍋に蓋をして、冷蔵庫で保管する。明日の朝、これにルーをれて、味を整えれば、カレーの完だ。
「ユウキ。デザートはどうする?」
「今日はいいかな」
「珍しいな」
「酷いな。でも、炭酸の追加はしい」
「はい。はい。何がいい?」
「何がある?」
「グレープとオレンジとジンジャエールかな」
「うーん。ジンジャエールがしいかな」
「了解」
ユウキは、食持って、洗い始める。
「ねぇタクミ」
「ん?」
「ううん。なんでもない。あっそうだ、マリとエリは、あれで大丈夫なの?」
「どうだろうな。後で、雙子のスマホにっていた、アプリを解析してみるけど、その結果しだいだとは思うけど、大丈夫だと思うよ」
「そう、良かった」
洗いが終わって、ユウキがソファーに座ってきた。定位置になっている俺の隣だ。
「あっ俺もシャワー浴びてくる。その後、アプリの解析にるよ」
「わかった。僕は、しゲームしてから寢るよ」
「悪いな。後頼むな」
「うん。了解!」
ユウキをリビングに殘して、風呂に向かう。
著替えは、ユウキが用意してくれたを著る。軽くシャワーだけにして、さっさと出て、解析を始める事にする。
転送しておいた、APKの解析を行う。
同時に、アクセスログの解析も始める。先に、終わったのは、アクセスログだ。アプリからだと思われるアクセスには、ブラックリストに登録されているようなドメインはなかった。IPアドレスは、いろんな國々の様だ。これでは、特定は難しいだろう。それに、プロトコルを見ると、HTTPプロトコルで、返答が有った場合に、サイトにアクセス元の報を書き込むだけのようだ。
やはり、踏み臺に使われたと考えられる。踏み臺にされた時に怖いのが、他に報が抜かれていないかの確認が難しい事だ。狀況的に、スマホにっていた報がなかった事や、パケットが足りなくなる現象が、かなりはじめの方から発生していたので、カメラアプリとかをあまり使っていなかった。學校では、俺學校のマニュアルの言いつけを守って、モバイル通信をオフにしていたのが大きい。
APKの解析も終わったようだ。
”真っ黒”だな。踏み臺になっている。パーミッションの設定は、それほどではないので、カメラを使ったり、部の報を抜き出すような事はしていないようだ。それだけでも、安心材料になる。メールとプロキシに使われていたようだ。
でも、作がしおかしいように思える。
パソコンにれているメッセージアプリの通話が鳴った
「オヤジ。何?」
「タクミ。面白い拾ったな」
そうやら、オヤジが見てくれるようだ
「それで?」
「それ、俺のところにも別口で話が來てな。APKの逆コンパイルが功してな、中を確認したけど、結果見るか?」
「見る!」
「わかった、いつものところにれておく、コードは綺麗にしてあるから読めるとは思うけど、ドキュメントよろしくな!」
「え?あっ」
やられた。オフラインになっている。
まぁ俺だけだと、逆コンパイルはできても、コードを綺麗に治すなんて事はできなかったら、その分だと思えばいいか・・・。
コードを取得して、眺め始める。
「タクミ!」
「ん?どうした?」
「ううん。まだ起きているの?もう、11時だよ?」
「あぁもうしやったら寢るよ」
「わかった、ごめんね。先に寢るね。あっコーヒーれたから良かったら飲んでね」
「おっ悪いな。ありがとう。おやすみ」
「うん。おやすみ」
雙子の問題を持ってきたのを気にしているのだろう。別に気にしなくていいのに、まぁコーヒーはありがたく飲まさせてもらおう。
珍しく、インスタントではなく、しっかりれている。し甘めにして牛をたっぷりれて、飲むことにしよう。
オヤジが整えたソースコードを眺めながら機能を書き出していく、オブジェクトにはなっていないが、まぁなんとなくわかる程度で大丈夫だろう。
予想どおりのきだ。違うのが、最初に確認を行ったサイトから得たデータで、報を送信するサーバを選んでいる事だ。2段階になっているので、最初にアクセスしたサイトから何も報が引き出せなかったわけだ。そこに簡易的な認証機能がっているのだろう。通信ポートは変えてあるけど、HTTPで間違い無いようだ。取得したJSONからリストを作して、順番にこちらの”モバイル通信”のIPアドレスを渡すようになっている。
あとはスレッドで待機させて、來た通信の処理を行う。踏み臺で間違いない。
ポートを閉じる事と、ウィルス対策ソフトで、外部からの通信を遮斷するがあるから、それをれれば防げる。
パーミッション的に、データを抜かれる恐れはないことを明記しておこう。
簡易的なドキュメントができた。
あとしだから、ソースコードを眺めてから、寢ることにしよう。
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