《俺は、電脳世界が好きなだけの一般人です》第三話 モック
朝、にこやかな笑顔で、迎えに來た梓さんに連れられて、ユウキは和さんと一緒に買いにでかけた。
さて、Skypeを制するライブラリを調べるか・・・。
開発ツールに組み込んで、え?簡単にできそうだ。ライブラリもあるし、サンプルもある。
マイクロソフトから提供されているVisual Studio の最新版を起して、NuGet でアセンブリを登録して、サンプルで書かれているコードを力して起すると、簡単にできてしまった。
2日くらいは必要だと思っていたが、思った以上に簡単にできそうだ。
今回は、セットアップファイルを作らなければならない。コピーすればくけど、裁は必要だ。
ネットワーク會議ができれば十分だと書かれている。
必要最低限のスペックで最初は作ろう。
検証は、大丈夫だろう。一応、複數からのアクセスを確認すればいいだろう。
Skype も複數のバージョンでチェックを行って、フレームワークはWindows10に標準でっているでいいよな。Windows7はサポートが切れているから、対象としてはふさわしくない。”く”だろう・・・。けど、サポートは出來ないからな。
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作るのよりも、テストが大変だな。
ADに參加していなくても大丈夫なのか?Azure で運用したほうが良いのではないか?バックアップ制はしっかりと作るけど、復帰までの時間稼ぎの方法も考えておく必要がありそうだな。
エラー処理や設定畫面の作。作らなければならないは多いけど、一番の懸案事項が片付いたのは良かった。
検証を進めていこう。いろいろ、機能があるし、接続できるサービスもある。
専用プログラムのようにするのはあまり好みではないけど、簡単なモックを作って未來さんに見せて、確認してもらったほうが良さそうだな。
モックなら、それほど時間はかからない。提案書と一緒に提出できるだろう。
必要になる畫面や機能を作っていく、オープニングには未來さんを出すと怒られそうだから、事務所の名前だけにして・・・。メイン畫面は、通話畫面とスタートと停止ボタンでいいかな。未來さんと和さんが使うは、し細工が必要になるだろう。クライアントの報が表示出來たほうがいいだろうな。
設定畫面は、作り込むまでは適當でいいな。
時計を確認すると、もう晝を回っている。コーンフレークとヨーグルトで腹を満たした。
晝からもモックを作る。いくつかのパターンを用意してみることにした。
夕方が近づいてきたので、リビングに戻る。
ユウキが先輩たちを連れて帰ってくるだろう。天気は、悪くないからバーベキューでいいかな。森下家にあったバーベキューセットを借りてきて倉庫にれてある。炭を買いに行かないと・・・。時計を見ても、まだ時間がある。ユウキにメッセージを投げておけばいいだろう。
ユウキから返事が來た。
梓さんが、帰り道にあるジャンボエンチョーで炭を買ってきてくれるらしい。著替えたのが無駄になったが、行ってくれるのなら任せる。
と野菜を切り分ける。
焼のタレは、俺がブレンドしただが、ユウキが好きだと言った味になっている。ご飯も、多めに炊いておく。殘ったら、明日の晝に食べればいい。
野菜はなめ、が多め。ユウキは、牛も好きだが、ブタのほうが好きなので、ブタを多めにする。鶏は、串に刺しておく。
4人だから、こんなでいいかな?足りなかったら、ヤキソバを作ればいい。材料は買ってきている。
ユウキから、炭を買ったと連絡がった。
庭にバーベキューセットを置いた。テーブルと椅子も倉庫から持ち出した。桜さんと和さん。森下家に有った使わないをこっちの倉庫に押し込んだに違いない。見たことがあるが多すぎる。ビニールプールまで有ったぞ。別に、まだ余裕があるから良いけど、もう一度、使わないは、庭の地下に移させたほうがいいだろう。
先輩たちが來る前に、庭の地下倉庫を見てみる。
いつの間にか、部屋が半分に區切られていて、奧にはワインセラーみたいなが作られている。オヤジも桜さんも、付き合い程度に飲むだけなのに・・・。貰った酒の保管場所にでもしているのか?見なかったことにして、ビニールプールとか必要ないを地下室に移してしまおう。
「タクミ!ただいま!」
「おかえり。優さんも梓さんも、ありがとうございます」
先輩たちも遠慮が無くなっている。
そのまま庭に通して、買ってきてもらった炭をけ取った。代金は今日と明日の食事代だと言われたが、割に合わない。気にしないようにして、テーブルに切り分けたや野菜を並べる。
ユウキに飲みを持ってくるようにお願いして、炭に火を付ける。
ユウキが戻ってきて、先輩たちが買ってきてくれた紙コップにジュースを注いで乾杯をする。
なぜか、花火も買ってきていたが、あえて無視した。無駄な抵抗だと解っていても、見なかった事にしたかった。
先輩たちは、今日は泊まっていくらしい。ユウキが勧めていた。
明日も買いに付き合って貰うので、別に問題はないが、離れに泊まらせるつもりのようだ。
「いいよね?」
「いいよ。離れは、もともと、その為の部屋だろう?」
「うん!」
ユウキが先輩たちに説明を始めた。
俺が補足しないとダメだろう。食事が終わったら説明するので、それまで待ってもらう。
食事が終わって、食休みをしている時に、梓さんが話しかけてきた。
ユウキと優さんが片付けをしてくれている。
「話を聞いたよ」
「どの話ですか?」
「僕たちが出來なかった、部活連の解に功したようだね」
「あぁそうですね。バカが多かったので、それに便乗しました」
「的には?」
ここ暫くのきを簡単に説明した。
「あのバカ上地がきっかけだったのか?」
「まだ確定はしていません。もう、俺たちの手を離れています」
「そうか・・・。それで?」
「上地が作ったと思われる、パソコン倶楽部も解しました。部活連の會頭だった、十倉さんには、生徒會で作業をしてもらっています」
「十倉なら大丈夫だろう」
「そうですね」
「悪いな。本來なら、僕たちの世代で始末しなければならなかったのを押し付けてしまったようだな」
「いえ、俺も、部活連は必要ないと思っていましたので・・・」
「そうか・・・。そうだ!ユウキが、DVDが見られるとか言って、ツタヤで僕の優と何かを借りていたけど、リビングで見るのか?」
「あぁ・・・。”僕の”を強調しなくて大丈夫です。DVDは、離れで見られますよ」
「・・・?」
「わからないと思うので、あとで説明すると言ったのです。洗いも終わったみたいなので、離れに移しますか?そのまま寢るのなら、先にお風呂にってきて下さい。”二人”でっても大丈夫な広さです」
「・・・。ふぅーん」
「どうしました?」
「ユウキといつも二人でっているのか?」
「そうですね。時間が合えば・・。ですね。俺は、何か呪われているのか、面倒事が舞い込んでき、ユウキとの時間が取れなくなってしまうのですよ!」
「すまない。調子に乗った」
さすが、前副會長だ。不利になりそうな匂いをじたらすぐに撤退していった。優さんと梓さんが先にお風呂を使った。最初から泊まっていくつもりだったようで、2泊分の著替えを用意していた。
二人が風呂にっている間に、ユウキに明日の予定を確認しておく、聞いていた通りで問題はないようなので、朝ご飯は4人前に増える。
二人には、リビングで休んでもらっている間に、ユウキが風呂にった。俺は、シャワーを浴びるだけにした。
その後、離れに案した。ユウキも、今日は先輩たちと一緒に寢るようだ。子會だとはしゃいでいた。
翌日は、朝ごはんをしっかりと食べた3人は、和さんと一緒に買いにでかけた。
俺は、違う形のモックや、管理用のプログラムのモックを作った。畫面をキャプチャして、提案書の仕上げを行った。
帰ってきて、タコパをしてから、同じように休んだ。
なぜか、花火を庭でやったが、ユウキが喜んでいたから、良かったと思う。
3人が離れで新しく借りてきたDVDを見ると言っているので、基地にって、未來さんに提案書とモックを送付した。
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