《俺は、電脳世界が好きなだけの一般人です》第四話 実裝と運用
海野さんが、問題が発生している施設の報をまとめてくれると言ってくれた。俺は、中央が紹介した業者が擔當した施設をまとめて貰って、紹介して貰えるように頼んだ。
資料は、明日には準備して送ってくれると言われた。
まずは、空いている場所にサーバを固定してサーバをセットアップしよう。サーバの玉もまだ殘っているな。アクセス數もそれほど無いだろうから、サーバを共有させればいいかな。一応、バックアップはミラーリングでいいか・・・。DBだけは、バッチで別にデータを保存するように設定しておこう。
Apache と MySQL と PHP をくようにして、あとは必要そうなライブラリをれておけばいいかな。
メールサーバは、別に用意したほうが良いだろうな。postfix で構築しておけばいいな。Docecot との組み合わせで十分実用に耐えられる。ウィルス対策のソフトをれて、監視させた上で、SPAM対策のソフトもれておこう。
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両方とも、これでパッケージにしておこう。
これからもサーバは必要になるだろう。パッチの問題があるけど、なんとかなるだろう。
設定が終わってリビングに戻る。
洗いが終わっている。ユウキは、離れに行くと言っていた。
俺も離れに行くと、ユウキはDVDを見ながら寢てしまっていた。
布団を掛け直して、橫になる。
翌日の學校は、何もなく終わった。
家に帰ってきて、メールを確認すると、海野さんからメールが來ていた。
中央の業者が擔當したのは、全部で13の施設だと書かれている。全部の施設の住所と連絡先が書かれている。対応した、日付と臺數も書かれている。その中で、3つの施設がエラーを出しているらしい。同じように、業者に問い合わせをしたら、児養護施設と同じように、高額のレンタルサーバ契約とメンテナンス契約の締結が必要だと言われたようだ。金額は、施設で違っていたが、どうやら臺數で金額を変えているようだ。當然だが、月のメンテナンス料で30萬は、とりすぎだと思う。これは、300臺とかならまぁ解るけど、たった3臺だ。毎月、新品のパソコンが3臺買えてしまう。田舎だと思って、甘く見ているのだろうか?
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海野さんから資料とは別にメモのような言付けが書かれていた。
3つの施設だけではなく、半數の施設にメンテンスに関する見積書が送られてきたようだ。それだけではなく、コピー複合機のレンタルの話やネットワーク回線の斡旋まで含まれているようだ。全部を纏めると、値引きが行われるような書き方をしているが、見積り金額を見れば、適正価格の倍程度になっている。
お禮のメールを書いておく、ついでに殘りの12施設を見に行くのなら日程の調整をお願いした。
報酬は、児養護施設と同じにした。野菜を作っている施設はないので、その場合には、施設で作ったを通販ができるようなサイトにしたいと返事が帰ってきた。もちろん、問題はないと返事を出した。
ドメインは、shizuoka.jp を考えている。サブドメインで運用を考えよう。
設定は出來たので、報告書をまとめる。
津川先生にも出す予定だったので、概略はまとめてある。推測部分をしだけ膨らめれば、提出できる狀態にはなるのだろう。
次は、Webサイトとショッピングカートの準備だけど、どっちを親にするのか悩んだ。
2種類を作るのは楽だけど、選択はしてくれないだろう。選択を迫ったところで、面倒にじてしまうのは目に見えている。
EC-CUBEを親にして、商品の登録をルーチンワークと考えてもらえばいい。デジカメがあったから、畫像の取り込みとかは大丈夫だと思う。裏側で、WordPressをかして、NEWS や管理者のつぶやきでも書いてもらえばいいだろう。あとは、當日に無料のテンプレートを使いながら説明すれば、あとは施設側の運用に任せればいい。
子供たちが興味を持ってくれたら嬉しいけど、俺が考えることでは無いだろう。
各所にメールを送信した。
翌日の放課後に、津川先生が生徒會室にやってきた。
俺に話があるようだ。
「篠崎。相談がある」
別室に移した。
今、津川先生からの相談と言うと、児養護施設関連になる。
「なんでしょう?」
「お前が、やろうとしているショッピングサイトを、俺たちも參加させてくれ」
「え?學校が?」
「正確にいうと、各、文化部の制作を売りたい」
「學校のサイトでは・・・。ダメですね」
「あぁ學校のサイトは、學校行事に関する事となっている、あと管理が、俺たちじゃない」
管理は、普通科の先生方が業者に依頼しているらしい。
”らしい”というのも、よくわからないからだ。
「そういうことですか・・・。大丈夫ですよ。あっそうだ。戸松先生と絡みますが、俺がサーバの面倒を見ますから、電脳倶楽部の面々にサイト管理をさせてみるのはダメですか?」
「それができれば、いろいろ融通がきく」
「はい。サーバの維持費は、売上の5%で良いですよ。ドメイン代金を、學校が持って下さい。生徒會でも、電脳倶楽部でも構いません」
「ドメイン料金は?」
「今、考えているのは、shizuoka.jp ですので、一年間で3-4千円です」
「そのくらいなら、俺が払ってもいいな。それで?」
「今、EC-CUBEとWordPressをセットアップしたサーバを作りました。これを、サブドメインで振り分けて使えるようにしようと思っています」
「都度、篠崎が設定するのは手間じゃないのか?」
「大丈夫ですよ。1-3日程度は時間を貰いますが、標準設定で作るだけならそれほど手間じゃありません。DNSの設定とかは、先生に任せます。サイトに飛ばしてくれれば、大丈夫なようにします。サブドメインだけで使えるSFTPも用意します」
「わかった。戸松先生と話を詰めるけど、基本路線は、電脳倶楽部が管理で問題はないと思う」
「そのときに、児養護施設や、他の施設の管理もお願い出來ますか?俺が出向くよりも、學校からのボランティアのほうが、けれはしやすいでしょ?」
「・・・。そうだな。篠崎が全部の施設を回るのは現実的じゃないな。解った、海野さんには、俺から連絡して、提案する」
「お願いします」
運用方針も決定した。
俺は、サーバの面倒を見ていて、売上の5%が手にる。決済は、おいおい導して、導できたら、電脳倶楽部に告知をお願いすればいい。
後日、津川先生と戸松先生と海野さんをえて話し合いを行って、海野さんとしても學校がいてくれる方がありがたいという事だったので、電脳倶楽部の面々が殘りの施設に赴いて、設定を修正したり、サービスを削除したり、ウィルスではないスパイウェアもどきを削除して回ることになった。
そのときに、何か問題があったら、電脳倶楽部に連絡をくれるように頼んだのだ。すべての施設に回って削除と設定の修正を行ってから、ショッピングサイトの説明を行った。どこの施設でも、定期的に、バザーを開いたりしていたらしいので、商品は數の違いはあるが、持っていた。在庫になっている施設も有ったようだ。
電脳倶楽部の面々が、施設からの質問に答えたり、修正を手伝ったり、対応を行っているので、ないが売上が発生し始めた施設もある。
運用から手を引けたのは嬉しかったが、最後に大きな問題が殘っていた。
最初に設定を行った業者への対応が殘っている。
海野さんは、何かしらのペナルティーを考えているようだが、俺としては無視して良いのではと考えている。
中間業者がいて、丸投げされているのが解っている狀態で、最初に注した會社の営業を呼び出して、質問を行う事になっているらしい。
流石に、俺に出てくれとは言われなかったが、近くに控えていてしいと言われた。會議の様子は議事録に取るので、録畫するのは當然で、最近ではリモート會議のようにするのも當たり前になっていると言われた。
俺は、隣室でその様子を見て居て、質問やツッコミがあれば、海野さんに知らせる役目を擔うのだ。
オヤジに連絡したら、”お前の仕事だろう?だから、行政に関わるなと言った。面倒を味わえば解る”というありがたい返事が帰ってきた。
悪いタイミングでテスト休みにはいる為に、學校を理由に斷れなくなっていた。
週明けの火曜日に、県庁に行くことが決定した。
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