《俺は、電脳世界が好きなだけの一般人です》第四話 勉強會2
「特徴?」
「はい。機械學習。いわゆる、AIなら、Pythonが適していますし、Windows でかすだけのプログラムなら、C#やVisual BASIC などの.NET Framework が適しています。Webアプリの制作を考えるのなら、Apache + MySQL+PHPが一般的でしょう。Ruby も使われています」
「おっおぉぉ」
「言語に寄っては、出來ないこともあります。例えば、PHPで、Windows プログラムを作ろうとしても”無理”です」
「そうなのか?」
「はい、ユーザインターフェースの実裝が出來ないからです」
「へぇ」
「同じように、スクリプト言語は、獨立したプログラムには向きませんが、Webプログラムに最適な言語だと言われています。メンテナンスも高いですし、親和も優れています」
「それだと、やりたいことで、プログラム言語を変えなければならないのか?」
Advertisement
「理想としてらそうですね。それをやりたくないから、Java をやっておけば大丈夫という風が出たのです」
「あぁ俺も、調べた時に、どんな環境でもくから、Java を覚えておけば大丈夫という記述を見た」
「はい。間違いではありませんが、正しくも有りません。きますが、使えるかどうかは別です」
「どういうことだ?」
「十倉さん。C++で作ったが、1秒で終わるが、10秒かかっても我慢出來ますか?」
「あぁ・・・。一回ならいいが、毎回、待たされる可能があるわけだな」
「そうです。だから、適材適所なのです。ユーザの待ち時間をなくする方法は、各言語で備わっていますが、それは別の話です」
「そうか、やっと意味がわかった。篠崎が、言語にこだわらないでも大丈夫と言ったのだな」
「はい。なので、まずは各言語で”ほぼ”共通で使える制命令を覚えます。それから、プログラムの考え方を勉強します」
皆が嬉しそうな顔する。
パソコンに座ってもらって、テキストエディタを起してもらう。個人的には、素がいいC#を覚えてもらおうと思っている。
Visual Studioは、セットアップしない。テキストエディタで、コマンドラインでコンパイルをしてもらう。學習には、インテリセンスは邪魔だ。
まずは、俺が作ったソースコードをプロジェクターに表示する。皆が見える狀態になっているのを確認した。
「テキストエディタで、表示されているソースコードを寫して、コンパイルを実行して、プログラムをかして下さい」
皆が、テキストエディタに力し始める。
コメントも書いてあるので、コメントもそのまま力している。さて、何人が一回でコンパイルが通るか楽しみだな。
半分も通ればいいほうだろうな。今日中に全員がコンパイルまで通ればの字かな?
コンパイルの為のスクリプトは配布してある。
學校パソコンは、全部同じ設定になっているから、問題は無いだろう。一応、コンパイルが実行されなかったら呼んでしいと伝えてある。構がいじられていたり、必要ないプログラムがっていたり、っているべきプログラムがっていない可能だってある。
苦戦はしていないようだ。
見ながら力すれば間違いはないと・・・。考えているだろう。そろそろ力が終わった者がコンパイルを始めている。
パソコンからエラー音がなる。コンパイルが失敗したのだ。スクリプトにはしだけ意地悪が組み込まれている。エラーメッセージが英語で表示される。慣れてしまえば、英語を怖がる必要はないのだが、自分が書いたソースコードがうまくコンパイルが出來ていないというのは、恐怖を覚えるには十分だ。それも、プロジェクターで表示されているソースコードを寫しただけだ。エラーが出るはずがないと思っている。
ちらほら、コンパイルが通った者たちが出てくる。
しかし、まだわからない。コンパイルが通れば、必ずくわけではない。
殘り時間が40分くらいになった。撤収の為に10分くらい使うから、殘り30分。
コンパイルが通っていない人を中心に見て回る。
罠にハマっている。コンパイルエラーで悩んでいた人たちを見て回って、問題を洗い出す。
「コンパイルエラーになっている人は、皆が同じ問題です。日本語の力を”オン”にしたままで、ソースコードを力しています。あと、空白が全角のスペースになっています。空白部分は、タブキーで力をして下さい」
最初にハマる問題だ。
コンパイルエラーになっていた人たちがソースを見始める。數分後には、コンパイルが通った者たちが出始める。
10分もすれば、全員のコンパイルが無事に終了した。
「篠崎。頼みがある」
「え?なんでしょう?」
十倉さんが頼みとは珍しい。それに、津川先生も居る。
「今日、この後の予定は?」
「何も無いですよ。あっ!」
「何かあるのか?」
「いえ、マックスバリュで牛を買って帰るのを思い出しただけです。146円(稅別)の”大地の牛”は、すぐに無くなってしまうのですよ」
「おっぉ。おぉ」
「大丈夫ですよ。なかったら、明日の朝に買いに行きますから、それで、どうしました?」
「篠崎が大丈夫なら、今日の授業を延長してしいと思って、津川先生にお願いしたら、お前の返事次第だと言われた」
「あぁそうですか、いいですけど、無制限には延長はしないで、1時間だけの延長にしませんか?」
「わかった。今日、作ったがくまで頼みたい」
「わかりました」
十倉さんが、ここまでのめり込むとは思っていなかった。
他のメンバーも前のめりだ。用事がある者は帰ってよいと津川先生は伝えたが、帰る者はいなかった。
やはり、半分以上がどこかに記述ミスが存在していて、結果が同じにならない。
今度は、功した人が、失敗した人とソースコードの検証を行っている。
今度は、記述ミスを探すので、それほど難しくはない。15分もすると、全員のソースが綺麗に結果を吐き出すようになる。
「さて、まだ時間があるので、一つ提案です。今のソースは、俺が作ったものです。わかりやすいように、作した。速度は最低のソースです。多分、実際にはこの半分位の時間で結果を出せる。スレッドを使えば1/10程度にもなる」
「・・・」
「信じられないのだろうけど、ソースの書き方でそのくらいの差が産まれる。だから、結果を出すまでの時間を、20%の削減を目指してしい。次の課題です」
皆がお互いの顔を見る。
そうだろう。難しい課題ではあるけど、実はもうヒントは渡してある。それに気がつくかどうかだけだ。
「篠崎」
やはり、十倉さんが代表して質問してくるようだ。
「なんでしょう?」
「簡単に言うが、今からじゃ無理じゃないのか?」
「そうですね。次の特別授業の時間を使いましょう。それに、一人でやる必要はないです。それから、コンパイルのスクリプトは持って帰って下さい。パソコンにWindows10がっていればくと思います」
「それは、何人かで集まってもいいのか?」
「はい。効率がいいと判斷したら、チームで挑んでも構わない」
「わかった」
十倉さんが、皆を見る。
どうやら、皆が最初は単獨で頑張るようだ。
あっ!そうだ。マナベさんから貰って使いみちがなかったを提供してもいいな
「そうだ!全員が、チームで挑まないのなら、一番、早く出來た人に、1世代前のUMPCだけどプレゼントしよう。景品です」
「え?」
皆の目つきが変わる。
そして、なぜか電脳倶楽部の面々まで參加すると言い出した。ちょうど、スペックを考えると使えない。通電さえもしていない端末が4臺ある。1臺を、電脳倶楽部で一番早かった者への景品にして、殘りの3臺を勉強會に參加している人たちへの景品にする。スペックの違いがあるので、早く出來た者から選ぶことにした。
思いつきで始めた速度を競うプログラミングは、思った以上に盛り上がった。
再來週の特別授業で発表を行うことになった。
【書籍化】學園無雙の勝利中毒者 ─世界最強の『勝ち観』で學園の天才たちを─分からせる─【コミカライズ決定!】
【書籍版一巻、TOブックス様より8/20発売!】 暗殺一族200年に1人の逸材、御杖霧生《みつえきりゅう》が辿り著いたのは、世界中から天才たちが集まる難関校『アダマス學園帝國』。 ──そこは強者だけが《技能》を継承し、弱者は淘汰される過酷な學び舎だった。 霧生の目的はただ一つ。とにかく勝利を貪り食らうこと。 そのためには勝負を選ばない。喧嘩だろうがじゃんけんだろうがメンコだろうがレスバだろうが、全力で臨むのみ。 そして、比類なき才を認められた者だけが住まう《天上宮殿》では、かつて霧生を打ち負かした孤高の天才美少女、ユクシア・ブランシュエットが待っていた。 規格外の才能を持って生まれたばかりに、誰にも挑まれないことを憂いとする彼女は、何度負かしても挑んでくる霧生のことが大好きで……!? 霧生が魅せる勝負の數々が、周りの者の"勝ち観"を鮮烈に変えていく。 ※カクヨム様にも投稿しています!
8 149「もう・・・・働きたくないんです」冒険者なんか辭めてやる。今更、待遇を変えるからとお願いされてもお斷りです。僕はぜーったい働きません。【漫畫1巻+書籍2巻】
元E級冒険者のエクス19才。 才能の全てを【効果時間延長】に特化した異才の魔導師は、14才から冒険者になり5年間。真面目に頑張った。 しかしながら、少年は魔導師としては早熟だったが、人生経験は未熟だった。 お人好しの彼は周りの大人達にいいように搾取されていき、年中無休で奴隷のようにこき使われながら、馬鹿にされる日々を過ごす羽目に。 ついに過労で倒れてしまい玄関先で目を覚ましたある日。涙が止まらなくなり、ようやく自分の心と向き合う。 こんな仕事、辭めてやるっ! 初級魔法しか使えないエクスは、便利な奴隷くらいにしか思われていなかったが、エクスの異常に長持ちする初級魔法の効果が一つまた一つと切れてくるにつれ、だんだんと事態が深刻になっていく。 エクスの代わりなど誰もいなかったと慌てふためいた時には、もう遅い。 脅してきても、すがりついてきても、ニッコリ笑って全部お斷り。 僕はもう、ぜーったい働きません!
8 102俺の高校生活がラブコメ的な狀況になっている件
カクヨムコンテスト4參加作品! カクヨムの方でも感想やレビューお願いします! カクヨムで80000PV突破した作品の改稿版です 高校入學を前に両親は長期海外出張。 一人暮らしになるかと思いきや、出発當日の朝、父からとんでもないことを言われた。 それは…… 同い年の子と同居?!しかも女の子! ただえさえ、俺は中學の頃はぼっちで人と話す事も苦手なのだが。 とにかく、同居することになった子はとてつもなく美少女だった。 これから俺はどうなる?この先の生活は?ラブコメ的な展開とかあるのか?!
8 99地獄流し 〜連鎖の始まり編〜
“復讐”と言う名の”地獄流し”をしていると言われる不思議な少女”復魔 彩” 復讐に必要な道具…それは”憎しみ”と”怨み”と”地獄流し”…彼女に必要なのはこの3點セットのみ。 さあ、次は誰がターゲットかな?
8 189異世界生活物語
目が覚めるとそこは、とんでもなく時代遅れな世界、転生のお約束、魔力修行どころか何も出來ない赤ちゃん時代には、流石に凹んだりもしたが、でも俺はめげないなんて言っても、「魔法」素敵なファンタジーの産物がある世界なのだから・・・魔法だけでどうにか成るのか??? 地球での生活をしていたはずの俺は異世界転生を果たしていた。 転生したオジ兄ちゃんの異世界における心機一転頑張ります的ストーリー
8 135破滅の未來を知ってしまった悪役令嬢は必死に回避しようと奮闘するが、なんか破滅が先制攻撃してくる……
突如襲い掛かる衝撃に私は前世の記憶を思い出して、今いる世界が『戀愛は破滅の後で』というゲームの世界であることを知る。 しかもそのゲームは悪役令嬢を500人破滅に追いやらないと攻略対象と結ばれないという乙女ゲームとは名ばかりのバカゲーだった。 悪役令嬢とはいったい……。 そんなゲームのラスボス的悪役令嬢のヘンリーである私は、前世の記憶を頼りに破滅を全力で回避しようと奮闘する。 が、原作ゲームをプレイしたことがないのでゲーム知識に頼って破滅回避することはできない。 でもまあ、破滅イベントまで時間はたっぷりあるんだからしっかり準備しておけば大丈夫。 そう思っていた矢先に起こった事件。その犯人に仕立て上げられてしまった。 しかも濡れ衣を晴らさなければ破滅の運命が待ち構えている。 ちょっと待ってっ! ゲームの破滅イベントが起こる前に破滅イベントが起こったんですけどっ。 ヘンリーは次々に襲い掛かる破滅イベントを乗り越えて、幸せな未來をつかみ取ることができるのか。 これは破滅回避に奮闘する悪役令嬢の物語。
8 83