《俺の得能は「平凡」だった。》四話 明日から
歓迎會が終わり、みんなと別れたあと家に帰ってきていた俺はベットの上で天井を見上げていた。
「なんか大変なことになったな。」
いつもハブられていた俺。同クラスのやつからはハブられて親からもっとしっかりしろと叱られ、先生からはバカにされてもううんざりだった毎日だった。でも今日だけはし違った。同じ境遇で生きてきた人たちと話をして分かり合えた。いや、そんな
んじゃない。単純に楽しかったのだ。久しぶりにあんなじで人と話して。あの人たちは俺のことを支えてくれると言った。それなら、俺はそれに答えなきゃいけない。俺はベットから起き上がった。
「明日から勉強だもんな。軽くしてみるか。久しぶりに。」
こうして、俺は結局夜の三時まで勉強するのであった。
「やべぇ、ねみい。」
俺は登校しながら昨日の夜のことを後悔していた。
「さすがにやりすぎたか。久しぶりに勉強したからどこまでしようか歯止めが効かなかったんだよなー。くそー。」
そんなことを考えながら俺は教室の目の前まで來た。また憂鬱な日常の始まりだ。まあ、いつもとは違うけどな。
ガラガラガラ
俺は一直線に自分の席に向かった。その途中で黒姫の席を橫切り目が合ってしまった。
(おはよう。)
(おはよう。)
軽く目で挨拶して返ってきたのを確認したので席に著き眠りにつくことにした。
だが、その眠りはすぐにできなくなった。なぜなら、
「後輩くーん!元気かー!」
子さんの登場である。
「ちょ、子さん。教室來ないでくださいよ!?」
ほらみんなざわざわしてるから。また、悪名広げられるから!
「えー?なんでだい?昨日夜を共にした仲ではないかー!」
「なーにを言ってるんだー!あなたはー!」
ほらほら、教室のざわめきが大きくなったから。もうだめだ、おしまいだー。
「も〜。後輩くんったら。恥ずかしやがり屋さんなんだからー。黒姫っちも元気かー?」
「はい。元気ですよ。」
あいつはよくいつも通りに対応できんな。さすが「才兼備」と言ったところか。
「ちょっと子さん。ここにくるってことは何か用事でもあるんですか?」
「そうだったー!今日から部活のみんなで晝ごはんを食べよー!ってなったんだよね。だから、今日は部室に集合って話!」
「いつ決まったんですか?」
「ん?さっき私が決めたー!」
「だと思いましたー!」
「黒姫っちもいいよね!」
「私は構いませんよ。」
「やったー!だから後輩くんもくるんだぞ。いいね!」
「わかりましたよ。行きます。」
「よし。いい子だ。後輩くん。ではさらばだー!」
そうして嵐は去っていくのであった。
「あの人あの問題児って言われてる人よね。」
「そうそう。でも、結構人だし。」
「ちょっとうるさすぎるけどねー。」
「てか、「シラ凡」とどんな関係?」
「昨日の夜を共にしたとこ言ってたぞ?」
ガヤガヤざわざわ。
うるせぇー。
だが、すぐにチャイムがなりその騒めきは止まった。結局俺は眠れないのであった。
憂鬱な午前の授業も終わり、約束通り多目的室に向かうことになった。黒姫は俺より先に教室をでたらしい。俺が出るときにはもう教室にはいなかった。
弁當を持ち多目的室の前までついた。
今日の朝のことあとで、子さんには言っておこう。
ドアを開けるともう昨日のメンツは集まっていた。
「おそいぞー!後輩くん!」
「こんにちは。白鳥くん。」
「こんちわっす。シラッチ。」
「こんにちは。」
僕は昨日座ったとこに座り弁當を開いた。
黒姫は一人で靜かに、子さんと近藤さんは仲良く喋りながら、花垣はパソコンをいじりながらおにぎりを食べている。
俺も食うか。そう思い、食べるのであった。
「そういえば、子さん。朝教室に來るのはやめてください。てか、教室に來るのはやめてください。俺がハブられてることしらないんですか?結構有名だとおもうんですけど?」
「そうにゃの?」
ご飯を口にれながら喋らない!
「そうなんです!だからこれからは気をつけてくださいね。」
「分かったぞー!後輩くんよー!」
その元気はどこから出てくるんだまったく。
「白鳥くん。」
黒姫から話しかけられた。
「な、なんだ黒姫?」
「今日の勉強はまず部室でしてから終わった後は私の家で勉強よ。いいわね。」
「お前の家って!?お前!いいのか?」
「いいもなにも、私がよければいいでしょ?あなたは大丈夫なの?」
「大丈夫って…まあ、俺は大丈夫だけど。メールひとつれればなんてことない。」
ま、俺の妹がそんなことになれば親が許さないんだろうけどな。特に父さんが。
「ならよかったわ。ではそうしましょう。今日は帰れないと思いなさい。いいえ、2ヶ月かしら。」
「は?2ヶ月?まさか、お前!」
「あなたを學年順位2位にするために2ヶ月合宿を行います。異論は求めません。」
なぜか黒姫の家で2ヶ月間合宿を行うことになってしまった俺であった。
 
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