《俺の得能は「平凡」だった。》六話 黒姫可憐は完璧である。
「ここ、間違ってるわよ。」
「ほんとだ。これであってるか?」
「ええ。でも、ここの解き方は...」
黒姫にご飯ができるまでの間時間に勉強を教えてもらっているのだが、完璧だ。細かいところのミスを指摘し、最適な解き方を導いて教えてくれる。まさに理想の先生だった。説明も分かりやすいし、すぐに頭にってくる。それに、黒姫が人だから黒い綺麗な髪のの匂いが...ってそんなことはいい!勉強だ!勉強に集中だ。
「私ちょっと料理作ってくるからしっかり指定した場所までしておくのよ。」
「おーう。わかったー。」
俺は適當に返事をすると、黒姫は「はぁ。」とため息をつきキッチンの方へ向かった。
ここの家は外見は小さくてボロっちいのだが中にると見た目よりも広くて快適だった。テレビもなくキッチンの黒姫と明日香さんの話し聲だけが聞こえるまさに快適空間である。何話してんだろーなーっとか考えながら俺は勉強に集中を戻すのだった。
そんな中キッチンでは、
「可憐ちゃ〜ん。男の子うちに連れてくるなんてやるじゃな〜い。どうしたの?彼氏なの?」
「そんなじゃないわよ!ただ彼の境遇が私と似ていて...しだけ手助けしたくなっただけで...それ以外には何も」
「ふ〜ん。まあ〜、今はそれでもいいかもね〜。」
「何よも〜。」
「くっしゅん!!風邪かな?」
自分のことを話題にされているとは思ってもいない伊織であった。
「ご飯できたわよー」
「おー、ちょうどよかった。腹減ったんだよなー。」
久しぶりに勉強に集中していたため、結構お腹が空いてしまった。勉強するだけでお腹空くっていいことなのか悪いことなのか...。臺所の方では、食をそそるめちゃくちゃ味しそうな匂いが俺の腹を刺激した。
「ほら、こっちよ。ここに座りなさい。」
「お、おう。」
「ふふふ、じゃー、いただきますしましょうね。」
「「「いただきます!」」」
丸いちゃぶ臺に置かれた料理はとても豪華とは言えないものであったが、俺の疲れたを癒すのにはもってこいの代だった。
「うめぇ、この味噌、黒姫が作ったのか?」
「え、ええ。そうよ。味は口に合うかしら?」
「めちゃくちゃうめーよ。ありがとな。」
「ま、まあ、私が作ったのだから當たり前ね。」
し黒姫が頬を染めているのは気のせいだろうか?
「あらあら、伊織く〜ん。私の作った卵焼きも食べて〜。はい。あ〜ん。」
「え、あ、あーん。う、味い。うますぎる。」
「ふふ、良かったわ。」
人からあーんしてもらう卵焼きって最高に味いんだな。って、
「あ、あ、あ、明日香さん!?か、か、か、間接キスじゃないでしょうか!?今の!?」
「あら〜?いやでした?」
「いや、まった...って々とダメでしょ!」
「お姉ちゃん!あんまりからかわないで!」
「あらあら、ふふふ。」
こんなじで俺はとても楽しい食卓を囲んで幸せを噛み締めていた。
軽く食事を済ませ、ぼーっとしていると、黒姫がエプロン姿のまま俺の近くに來て質問をしてきた。エロいな。新妻みたい。
「何か失禮なこと考えなかったかしら?」
「イイエ?ナンニモ?」
片言になっちゃいました。
「まあ、いいわ。本當に大丈夫なの?泊まっても?」
あー。そのことか。
「大丈夫大丈夫。親は俺なんかより妹と戯れるのが大事だと思うぞ。」
「妹さんがいるの?」
「あー、そういえば言ってなかったな。多分今メールきてると思うぞ。見るか?」
「メール?」
「ほれ。」
(お兄ちゃ〜ん。なんで私に言わないでどこかに行っちゃうのよ〜。帰ってきたら絶対に許さないんだから ちゃんと、私との時間も作るように。いいよね?)
「あなたのことが大好きなのね。何年生?」
「中3だ。」
「ちゅ!?中學生!?あ、あなた、まさか!?」
「な!?お前!?俺はちげーからな!妹がブラコンすぎるんだよ!そしてヤンデレもちょっとってるから甘やかさないと殺されるんだ!わかってくれ!」
「あ、あなたの妹さんに今度會いたくなりました。會ってもいいでしょうか。」
「ま、まあ。いいんじゃないか?あいつは別に嫌がらないと思うぞ。」
「では、今度また時間をつくります。」
ピロリン
(今度あった時の匂いしたら刺し殺すから。早く帰ってきてね。おにい〜ちゃん。)
僕はそれを見た後家いっそう帰りたくなくなったのであった。
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