《俺の得能は「平凡」だった。》七話 夜は長いです
食事を済まし、妹にも地雷を踏まずにしっかりとメールを返せたところで勉強再開することになった。
「あ、白鳥くん?」
「なんだ?」
「時間延長は忘れてないから」
「知ってました」
やはり彼。黒姫可憐は完璧だ。
黒姫がつきっきりで勉強を教えてくれること早3時間。食事をとったのが8時くらいだったので11時くらいである。
「白鳥くん。私お風呂まだだからってきていいかしら?」
「お、おう。大丈夫だぞ。言われたところはちゃんと分かる。」
「なら、よし。しっかりすること。」
黒姫はお風呂の方へ歩いて行った。そういえば俺も風呂ってなかったんだよな。黒姫上がった後聞いてみようかな。
そんなことより集中だ。とりあえず、黒姫にしだけでも追いつくために頑張りたい。
黒姫は學年約350人いる中で學試験でもトップ、今までやってきたテストも全部トップという最高な績を殘している。その頭脳と人気から三年で生徒會長を務めるとかなんやかんや噂では言われてるらしい。俺?俺はもちろん175位だ。當たり前だろ?絶対に真ん中の順位になっちまうんだから。そういえば全部平均點ジャストをとったりしたこともあったっけ。懐かしいな。
Advertisement
先生の話を聞かなくても、何をしようとしなくても、人並みにできてそれ以上はできないのだ。だから俺は変われなかった。だけど、得極會の人達は助けてくれると言った。なら頑張りたい。人並みには人の気持ちに応えたいから。それが「平凡」のしないといけないことなのである。
それは俺が一番分かっているから。頑張ろう。僕はそう思い、また勉強に集中を向けた。
「はぁ、気持ちいい。」
私は伊織・・君の勉強に離れお風呂の湯船に浸かっている。ああ名前?伊織君ってのは心の中だけで言ってる名前だ。たまーに、口に出てしまいそうになるけどまだ大丈夫だ。
彼と喋り始めたのは最近だが、私が彼を認識したのは學式の時だった。
當たり前のように學試験も一位。そのせいで答辭を読まないといけない。中學の頃もだったし。もう慣れたものだ。答辭を読みながら私は學テスト點數のある數字のことを思い出していた。
1位     黒姫可憐     500/500點   點
いつも通りだな。私はそう思った。だけどすごい人がいたのだ。
175位    白鳥伊織   500/250  點
教科ごとにも映るのだが彼のテストはすべてのテストが50點なのだ。狙っているのか、狙っていないのかわからない。私はこの人のことがこの時から気になっていた。
クラス分けを見た時一緒になれてしだけ嬉しかった。
席は遠かったけど、彼を見てると先生への質問をけた時平均な回答をパッと言って終わる。そんなじがだんだん気になって行った。
顔も普通だし、格も普通、いいところをいうと普通だからこんくらいしかない伊織君のことがいつしか気になってしまったのだ。
そして、私の弁當の食べ殘しを見られ今に至る。
「伊織君...頑張ろうね。」
私はそう言ってお風呂の湯船から上がった。
「上がったわよー。」
「お、そうだ、黒姫。俺も風呂っていいか?ひと段落ついたら。」
「いいけど、洋服はあるのよね。」
「あるぞ。大丈夫。」
「あ、あと...」
「パンツとか見たら殺すから」
「見ねーよ!」
のパンツとか見たら妹に殺されるわ。まあ、そろそろ風呂りたいし、頑張るか。
僕はまた集中を勉強に戻した。
「終わったぞー!!」
「はい、ご苦労様。」
「ありがとうな、黒姫。お前のおかげでだいぶ分かってきたぞ。」
「それはなによりよ。」
黒姫の的確なアドバイスのおかげで多分いつもよりも績は今のままでも前よりもいいような気がする。
「風呂ってくるな。」
「あ、待って。」
「ん?どうした?」
なんか他にもあるのか?
「お風呂の水は...」
「飲まないからね!?そこまで変態じゃないよ!?僕?」
「え?何を言ってるのかしら?お風呂の水ったあとも殘しておいてって言おうとしただけよ?」
「お前ー!また、からかいやがって...」
「まあ、いいわ。早くってらっしゃい。寢床の準備をしてあげるから。」
「ありがとう。じゃーいってくる。」
今の時間は12時をすぎた。1日目合宿は終わりである。早く風呂って休も。そう思う1日であった。
その後、何故かパンツが落ちていてそれをガン見したのは緒の話である。
【書籍化/コミカライズ決定】婚約破棄された無表情令嬢が幸せになるまで〜勤務先の天然たらし騎士団長様がとろっとろに甘やかして溺愛してくるのですが!?〜
★書籍化★コミカライズ★決定しました! ありがとうございます! 「セリス、お前との婚約を破棄したい。その冷たい目に耐えられないんだ」 『絶対記憶能力』を持つセリスは昔から表情が乏しいせいで、美しいアイスブルーの瞳は冷たく見られがちだった。 そんな伯爵令嬢セリス・シュトラールは、ある日婚約者のギルバートに婚約の破棄を告げられる。挙句、義妹のアーチェスを新たな婚約者として迎え入れるという。 その結果、體裁が悪いからとセリスは実家の伯爵家を追い出され、第四騎士団──通稱『騎士団の墓場』の寄宿舎で下働きをすることになった。 第四騎士団は他の騎士団で問題を起こしたものの集まりで、その中でも騎士団長ジェド・ジルベスターは『冷酷殘忍』だと有名らしいのだが。 「私は自分の目で見たものしか信じませんわ」 ──セリスは偏見を持たない女性だった。 だというのに、ギルバートの思惑により、セリスは悪い噂を流されてしまう。しかし騎士団長のジェドも『自分の目で見たものしか信じない質』らしく……? そんな二人が惹かれ合うのは必然で、ジェドが天然たらしと世話好きを発動して、セリスを貓可愛がりするのが日常化し──。 「照れてるのか? 可愛い奴」「!?」 「ほら、あーんしてやるから口開けな」「……っ!?」 団員ともすぐに打ち明け、楽しい日々を過ごすセリス。時折記憶力が良過ぎることを指摘されながらも、數少ない特技だとあっけらかんに言うが、それは類稀なる才能だった。 一方で婚約破棄をしたギルバートのアーチェスへの態度は、どんどん冷たくなっていき……? 無表情だが心優しいセリスを、天然たらしの世話好きの騎士団長──ジェドがとろとろと甘やかしていく溺愛の物語である。 ◇◇◇ 短編は日間総合ランキング1位 連載版は日間総合ランキング3位 ありがとうございます! 短編版は六話の途中辺りまでになりますが、それまでも加筆がありますので、良ければ冒頭からお読みください。 ※爵位に関して作品獨自のものがあります。ご都合主義もありますのでゆるい気持ちでご覧ください。 ザマァありますが、基本は甘々だったりほのぼのです。 ★レーベル様や発売日に関しては開示許可がで次第ご報告させていただきます。
8 62クリフエッジシリーズ第二部:「重巡航艦サフォーク5:孤獨の戦闘指揮所(CIC)」
第1回HJネット小説大賞1次通過、第2回モーニングスター大賞 1次社長賞受賞作品の続編‼️ 宇宙暦四五一二年十月。銀河系ペルセウス腕にあるアルビオン王國では戦爭の足音が聞こえ始めていた。 トリビューン星系の小惑星帯でゾンファ共和國の通商破壊艦を破壊したスループ艦ブルーベル34號は本拠地キャメロット星系に帰還した。 士官候補生クリフォード・C・コリングウッドは作戦の提案、その後の敵拠點への潛入破壊作戦で功績を上げ、彼のあだ名、“崖っぷち(クリフエッジ)”はマスコミを賑わすことになる。 時の人となったクリフォードは少尉に任官後、僅か九ヶ月で中尉に昇進し、重巡航艦サフォーク5の戦術士官となった。 彼の乗り込む重巡航艦は哨戒艦隊の旗艦として、ゾンファ共和國との緩衝地帯ターマガント宙域に飛び立つ。 しかし、サフォーク5には敵の謀略の手が伸びていた…… そして、クリフォードは戦闘指揮所に孤立し、再び崖っぷちに立たされることになる。 ――― 登場人物: アルビオン王國 ・クリフォード・C・コリングウッド:重巡サフォーク5戦術士官、中尉、20歳 ・サロメ・モーガン:同艦長、大佐、38歳 ・グリフィス・アリンガム:同副長、少佐、32歳 ・スーザン・キンケイド:同情報士、少佐、29歳 ・ケリー・クロスビー:同掌砲手、一等兵曹、31歳 ・デボラ・キャンベル:同操舵員、二等兵曹、26歳 ・デーヴィッド・サドラー:同機関科兵曹、三等兵曹、29歳 ・ジャクリーン・ウォルターズ:同通信科兵曹、三等兵曹、26歳 ・マチルダ・ティレット:同航法科兵曹、三等兵曹、25歳 ・ジャック・レイヴァース:同索敵員、上等兵、21歳 ・イレーネ・ニコルソン:アルビオン軍軽巡ファルマス艦長、中佐、34歳 ・サミュエル・ラングフォード:同情報士官、少尉、22歳 ・エマニュエル・コパーウィート:キャメロット第一艦隊司令官、大將、53歳 ・ヴィヴィアン・ノースブルック:伯爵家令嬢、17歳 ・ウーサー・ノースブルック:連邦下院議員、伯爵家の當主、47歳 ゾンファ共和國 ・フェイ・ツーロン:偵察戦隊司令・重巡ビアン艦長、大佐、42歳 ・リー・シアンヤン:軽巡ティアンオ艦長、中佐、38歳 ・ホアン・ウェンデン:軽巡ヤンズ艦長、中佐、37歳 ・マオ・インチウ:軽巡バイホ艦長、中佐、35歳 ・フー・シャオガン:ジュンツェン方面軍司令長官、上將、55歳 ・チェン・トンシュン:軍事委員、50歳
8 155名探偵の推理日記〜雪女の殺人〜
松本圭介はある殺人事件を捜査するため、雪の降り積もる山の中にあるおしゃれで小さな別荘に來ていた。俺が事件を捜査していく中で被害者の友人だという女 性が衝撃的な事件の真相を語り始める。彼女の言うことを信じていいのか?犯人の正體とは一體何なのか? 毎日1分で読めてしまう超短編推理小説です。時間がない方でも1分だけはゆっくり自分が探偵になったつもりで読んでみてください!!!!初投稿なので暖かい目で見守ってくださると幸いです。 〜登場人物〜 松本圭介(俺) 松本亜美(主人公の妻) 松本美穂(主人公の娘) 小林祐希(刑事) 大野美里(被害者) 秋本香澄(被害者の友人) 雨宮陽子(被害者の友人) 指原美優(被害者の友人)
8 125異世界落ちたら古龍と邪龍の戦いに巻き込まれまして・・・
この物語は、勇者召喚に巻き込まれ そのあげく古龍と邪龍の戦っている真っ只中に落ちてしまった一人の異世界人の物語である おそらく主人公最強もの、そしてスーパースキル「ご都合主義」が 所々に発生するものと思われます
8 163空間魔法で魔獣とスローライフ
立花 光(タチバナ コウ)は自分がアルビノだと思っていた。特殊な體質もあったためずっと病院で検査の毎日だった。癒しはたまに來るアニマルセラピーの犬達ぐらいだ。 しかしある日異世界の神様から『君は元々儂の世界で産まれるはずだった。』と 地球に戻るか異世界で暮らすか選んでいいと言う。 それなら地球に未練も無いし、異世界でもふもふスローライフでも目指そうかな!! ※小説家になろう様、アルファポリス様にマルチ投稿しております。
8 159Licht・Ritter:リッチ・リッター
ここは日本、生まれてくる人間の約90%は魔法・能力をもって生まれてくる時代。 そんな日本で生活する主人公、耀 練(かがやき れん)は様々な騒動に巻き込まれ、それに立ち向かう。 彼自身にも色々謎が多いなか、一體どうなっていくのか。 魔法の世界がやがて混沌にのまれる時...全ての謎が明かされる。
8 68