「離してください。白鳥くんは私と行くので。」

「離して…伊織は…私の…」

俺の両腕にはめちゃくちゃ可いの子が二人しがみついてる。側から見たらめちゃくちゃ羨ましいと思うだろう。だけど…全然嬉しくない！いやてか、怖いんだけど！？殺気が両方からでて寒気がしてきたんだが！

どうしてこうなったって？いや、すみません。俺がいけませんでした。いや、だってさ。眠かったんだもん。適當じゃないけどさ、曖昧に返事したのがいけないよね。てかそれを忘れてる時點でやばいよね。最悪だよね。結果、俺が悪い。やばい昨日の夜に戻りたい…

俺は結局學校に著くまで未來と黒姫に引っ張られながら行くことになったのだった。

俺は今機に顔を埋めている。ん？なんでかって？そりゃ、朝のあんなことあったら誰でもこうなる。周りからの目線は痛いは両方から引っ張られのも地味に痛いし、しかも當たるし…何がとは言わないけど。

そんなこんなで大変だったんだよ。朝の授業前までくらい休憩させてくれ。

でも、俺は気づいていた。１つの視線が自分に向いていることに。

(廊下側…未來かな？)

腕の隙間からちろっと見るとそこには見知らぬの子がドアからひょっこりと俺をみていた。

(誰だあの子？)

俺の視線に気づいたのか、の子はビクッとしてドアの方へ隠れてしまった。

(なんだったんだ？まあいいや。)

俺はそう思い意識を寢ることに集中させた。

一方、その頃。

(なんでなのよ！伊織くんったら、私のことなんか忘れてあの中沢未來なんかと仲良くしちゃって！許さないんだから！しかも、どっちとも下の名前で呼び合ってたし…

私ももっと自分を出した方がいいのかな？

でも、そんなことできないし…恥ずかしい。でも、もっと仲良くなりたい。んー…)

黒姫可憐はずっと悩み続けるのであった。

(黒姫可憐…あいつは…要注意人…)

ここにも一人乙の心を持ったの子がいた。

(伊織は…私のもの。あいつなんかに…やらないから。でも…黒姫可憐は…伊織のことを下の名前で言ってなかった…伊織もそう。ということは…私の方が…上…！)

は一人でその無表な顔をしだけ緩めていた。その景に驚いたのか同じクラスのクラスメイトがガヤガヤとざわめいている。それには気づくことはなかった。

(私は何をしているんでしょう…)

ドアの先にいる一人の男子を見ているひょっこりと見ているの子…

彼は自分のしている行に疑問を抱いていた。

(うぅ…私と似ている得能を持っている人がいるって聞いて気になってたんだけど…めちゃくちゃ綺麗な人たちと登校してたよね…一何者？)

あの、學校の有名人、黒姫可憐と中沢未來を両手に花で連れていた1人の男。その男こそが今彼が見ている一人の男子であった。

(名前は確か…白鳥いお…あ、バレた！？)

彼はとっさにを隠した。

(危ない…どうしよう…話すタイミング逃しちゃったよ…)

彼もまた悩み続けるのであった…

久しぶりの投稿でした。そして新しいキャラの登場です！一応新ヒロインみたいなじですけど…これから先にわかってくると思うのでどうぞよろしくです。