《俺の得能は「平凡」だった。》十五話 おかしな
午前中の授業も終わり、晝休みになった。
今日も部室で先輩たちとご飯を食うんだけど…結局あいつはなんなんだ?あいつって誰かって?朝からずっとドア越しからチラチラ見てくる謎のだよ。なに?俺何かした?もういやだよ。に絡まれるの今日のでトラウマになりかけたから…でも無視すんのもかわいそうだしなぁ…聲かけるか。
俺は機から立ち上がり弁當を持って部室に行くついでにこっちをずっとチラチラ見続けてくるの子に聲をかけることにした。
「あのー、なんか用ですか?朝からずっと見てるようですけど?」
「ひゃ!やっぱりバレてた…いや…その…
白鳥くん…ですよね。しだけお話があるのでし付き合ってくれませんか?」
なんで俺の名前知ってるんだろうとは思ったがしだけ話があるらしいので一応オッケーの返事は出した。だしたはだしたんだけど…何の用だまじで?俺こいつのこと知らないし、まず第一に「平凡」である俺に話しかけてくるやつ、まじで數えるくらいしか…その數える中のやつなのかコイツは…ということは変わり者…もしくは、本當に用事があったのかのこの2つだな…
俺は考えながらの子について行っていたら「ここでいいです。」と言われて気がつけば人數のない普段は使われない教室の前に來ていた。
「改めまして、白鳥くん。私の名前は、工藤久くどうみくです。あなたの得能について興味があります。「平凡」という私の得能に似た得能…どのような能力があるのでしょうか?」
俺と似た得能?
「えっと…まず俺の得能を言う前にお前の得能を教えてくれないか?」
「あ、そうですね。失禮しました。私の得能は「用貧乏」です。周りからは地味すぎて私に近づくものはいません。近づくとしたら人から使われることくらいでしょうか。」
悲しい雰囲気で久はそう言った。
(俺の學當初と結構似てるな…用貧乏…確か周りのものに手を出しすぎて大しないとか言う意味だったか…)
「用貧乏ねー…俺の得能の能力を知ってなにがやりたいんだ?俺のもお前のとあまり変わらないぞ?」
「いいえ。なにがしたいとかそんなんじゃありません。ただ…ただあなたが、黒姫さんや中沢さんのようなトップクラスの人たちとなぜ一緒に歩けているのかと言うのを聞きたかったのです!わたしとあまり変わらないあなたがどうしてここまでも境遇が違うのか…それを聞きたかったんです!」
(境遇ね…あんまり変わらないと思うけど。)
「んー、自分次第じゃね?お前は自分の今の境遇に対してなにか行を起こしたか?俺は今の境遇をかえるために全力で行している。その行の中であいつらと仲良くなったってだけでお前とほとんど変わらないんだ…やっぱり何かしてるかしてないかじゃ結構変わるんだぜ。」
(そう、あいつらのおかげで俺の環境は変わった。昔は俺の周りには友達一人も近寄らなかった…だけど今では黒姫、部活のみんな、それに未來だっている。こんなに変われたのはみんなのおかげだって心から思えるんだ。)
俺がそういうと久は何か吹っ切れたのかさっきの悲しい雰囲気ではなく、し明るい雰囲気の表を見せた。
「ふふ、白鳥くんは面白い人です。なんとなく黒姫さんたちがあなたと一緒にいる意味がわかった気がします。」
「ん?どう言う意味だ?あいつらが俺と一緒にいる意味?そんなこと考えたこともなかったな。どう言う意味だ?」
「ふふふ、緒ですよ。」
ニコッと笑ってそう言う久は、今日一番輝いて見えた。
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