《僕はまた、あの鈴の音を聞く》No.13 プレゼントpart.1

あの後、僕と穂波は茜のプレゼントを探しに、公園近くのデパートに向かった。

「ねえ、しん君。デパートにる前に、し聞いても良い?」

「何だ?」

「茜ちゃんの誕生日プレゼントなんだけど、何にするか目星は付いてるの?」

「いや、これから探すつもりだ」

「じゃ、じゃあ、茜ちゃんの好きなもの、ちゃんと知ってる?」

「茜は......壽司とか、犬が好きだったはず」

前に、茜と『回転壽司屋兼ペットショップ』などという変わった店に行った時、珍しく大はしゃぎしてたので、良く覚えている。

「犬はともかく、お壽司とかどうやってプレゼントするのよ......。しん君、他は?」

「.......さあ」

(半年前の記憶がない僕が、茜の好みをそこまで把握出來るわけがないだろう)

「.......どうしよう、早速不安なんだけど......。ねえ、しん君。明日なんだよね!茜ちゃんの誕生日は」

「そうだな」

「そうだなじゃなくて!それでよく今日買おうと思ったね!?」

「大丈夫だと思ったんだが......」

「もう、早く見に行かないと、間に合わなくなるよ!」

そして穂波は僕の手を摑み、そのまま僕を引き連れて、デパートへとっていった。

「誕生日プレゼントって中々見つからないものだな」

買いを始めて一時間半が経過し、時刻はとっくに晝過ぎを指している。

「とりあえず、私は4階を見てくるから。しん君はこの階を回ってみて。連絡は攜帯で、出來る限り一時間後にここに集合で良い?」

穂波が早口で急き立てる。

「ああ、分かった」

僕が答えると同時に、穂波は駆け足で4階へと向かった。

「さて、何にするか」

茜のしいもの、好きなものをあまり把握していない僕はこの場合、一般的に喜ばれるプレゼントを探すべきだと思う。

というか穂波に言われた。

(だけど、一般的に喜ばれるものって何が良いんだ?)

その時、誰かが僕の背中を叩いた。

その衝撃に、反的に振り向いた僕だったが、その勢いを利用するように、頬を指で突かれた。

「お久しぶりですね。信義さん」

そこには、背びしながら僕の頬を指で突く無表がいた。

しかし、當然と言うべきか、僕はそのを覚えていない• • • • • •。

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