「この魔界に生まれた人々はは皆、自分のにあった"屬"が備われている。持っている続出は基本一つだが、まれに2個や3個、複數の屬を持って生まれてくる赤ん坊が居る」

片岡先生は黒板にスラスラと字を書いていく。

  魔法科高校と言うこともあり、科目に魔法科というもあるらしい。

  そして、學してから二日目…授業中、クラスの大半は居眠りかノートへの落書き。

  底辺と言っておきながらこの擔任は注意をする気はないのか…。そうつくづく思う。

  そして生徒。底辺の自覚はあるかは知らんが、やる気はないのは分かる。

  本當に合格率32%のところかよここ。

「そして、屬を複數持って生まれてきた赤ん坊の名を種神屬しゅしんぞくと言う。この中に種神屬は居なかったか」

大半は片岡先生の授業の容を理解して居ないだろうから居たとしても手を挙げる奴は居ないのでは…？

    …実を言うと俺は種神屬である。そう、実はな。5つの屬を持っている。と言うのも、母の伝子を引き継いだだけなんだけどな。

   母も5つの屬を持っている。確か…炎、水、雷、闇、だったか。

  俺もよく把握してないが、俺はその母の伝子をそのまんまけ継いだ。(らしい。)

「…居ないのなら進むぞ」

そう片岡先生が言った直後。

「はい」

そう言い、手を挙げたのは篠原 盟。

この人本當に凄いな…。

「…ほう、篠原か。何の屬を持っているんだ？」

「氷とです」

「…中々面白い屬を持っているのだな」

俺なんかずば抜けて面白いけどな。

「篠原のように、氷とと言った屬を２つ持っているのが種神屬、というわけだな。ちなみに…炎、水などと言ったアンバランス型も居る」

俺じゃね？そもそも５つってのがアンバランスなのか。

「__し話がずれるが、白百合學園生徒會という組織がある。生徒會に居るのは全員種神屬。恐らく私でも敵わない相手だろう」

生徒會…。風の噂ってやつだが、その生徒會、全員績優秀で中間テスト上位を獨占したとかしてないとか。

  本當だとしたら恐ろしいな。

「そして、君達底辺に今度合同授業をしてもらうことになった。勿論、生徒會とな。良い勉強になるだろう。生徒會に謝だな」

  この先生…無理やり繋げたな。不自然極まりないが。

「君達はまだこの學園の恐ろしさ・・・・を知らない。…この機會で君達に教えてやろう。この學園の厳しさを」

片岡先生はニヤリと笑う。

  俺は思った。いや、クラス大半が思っただろう。

この先生が笑うときは大悪いときだと。