《魔法科高校白百合學園底辺クラス1年C組〜実力で示してみろよ〜》聞き間違いでありますように

「…はぁ」

溜め息何回目だろうなこれ。

  あの後篠原さんと別れ、俺は教室の隅でただ窓の外を眺めている。中學時代となにも変わらないな、俺は。

(同じ、か…)

さっきの発言がし気になるな。篠原さんも昔の俺・・・と同じなのだろうか。

  ___いや、そんなの気にしなくていいか。過去の事はもう振り返らないと決めたんだ。今は過去の事は放っておこう。

「千葉君、し良いかな」

「……はい」

次から次へとなんだ。モテ期か俺。

「えーと…」

「倉橋 だよ。し千葉君に話したいことがあって」

男かよ…。いや、だから良いって訳じゃないけど。

「俺に何かようか?早めに済ましてくれるとありがたい」

「大丈夫、早めに終わるよ。それで用件なんだけど…」

周りの反応を気にしてるのか、目線をあちこちにやりつつ、俺の耳付近に顔を近付ける。

  だったら喜ぶんだろうな、きっと。

「実はさっき片岡先生が言ってたんだけど…生徒會の件で。千葉君の話題が上がってたんだ」

「片岡先生が?生徒會の話題で俺が?意味が分からないな」

「そりゃそうだよね。本當は言っちゃ言けないんだろうけど…。千葉君は場合によっては生徒會に行くだろうって…」

「はあ…!?」

展開が早すぎる、早すぎるぞ。

「どういう事なんだろうって思ってさ…。千葉君って何か特殊な屬とか…そういうの持ってたりする?」

「……あるわけないだろ。それに、俺は底辺に配屬された哀れな生徒だ。生徒會に行くんだったらAクラスに配屬されるだろ」

「そう、だよね…。聞き間違いだったかも…時間取らせてごめんね」

そう言い、倉橋は席へ戻っていく。ちなみに、倉橋呼びなのは単純に呼びやすいからだ。

「困ったな…」

にしても、生徒會に俺?本當だとしたらこの學園から今すぐにでも逃げ出したい気分だ。

  それに、あの擔任に俺が種神屬なんて教えた記憶なんてないし。生徒會と俺全く関わってないし…。

  やはり倉橋の聞き間違いだよな、うん。

(……視線?)

俺は廊下側の方へ目を向ける。

なんか誰か俺を見てたような…視線というより殺気に近い何かが俺を見てたきがする。

「気のせい、か…」

さすがに被害妄想が激しかったか。誰も俺のことなんかみてるわけねぇもんな。……泣きそう。

  キーンコーンカーンコーン…

チャイムと同時に扉が開き、擔任の片岡先生がカツカツとヒールの音を出しながらってくる。

「お前ら、喜ぶがいい。生徒會の合同授業、なんと明日の5時間に決まった。しかも、生徒會全員が來てくれるらしい。良かったな」

待て待て…一番眠い時間じゃねぇか。何が喜ぶがいいだよ。何生徒會ok出してんだよ、正気か?

「きっと良い授業になるぞ」

片岡先生はまた不適な笑みを浮かべる。

   俺達に一何をさせる気なのか____

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