《魔法科高校白百合學園底辺クラス1年C組〜実力で示してみろよ〜》合同授業 後編 『本気』

「.........ふぅ」

呼吸を整えよう。そして制を立て直す。いつでもワープ魔法を使えるようにしておくんだ。ワープ魔法とか...転移系なら中學で習う基本魔法だが中々使える便利な魔法。逃げるんだ...そう、俺のために。

「ちょっと...千葉 晴生君?逃げちゃ駄目だからね?」

この潤野とかいうやつ、心理屬持ちか...。最悪だ。一周回ってSSRが出そうだ。

「やれば良いんだろ...雄騎生徒會長だっけか。時間制限とかはあるのか」

「千葉 晴生と言ったか。時間制限か...時間もそうないし10分にするか。異論はあか?」

いや長いだろ。5分にしてくれと頼むか。

「10分で良い」

俺の口が勝手にっ...!これだから優等生の俺はっ...。

「そうか。それじゃあ紫音、合図を頼む」

「分かったわ。二人とも、準備は良いかしら」

心の準備が終わってないがまぁ良いだろ。いや、俺は何を言ってるんだ。まぁ良いだろじゃないわ。

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「別に良いだろう。では始めようじゃないか」

「そう。千葉 晴生君は?」

「俺も良いゾ」

「...?  そう。なら良いけれど。では行くわよ」

揺してるのがバレてしまった...。ここはなんとか乗り切るんだ。なるべく目立たないように...。もうだいぶ目立ってるけどな。

「では...start!」 

さて、どうする俺。何をする俺。縛りはさすがに死ぬ。自殺行為だ。こうなったら思いっきり暴れ散らしてやる。

「...السيف الأسود العميق深黒の剣」

そう言うと、雄騎の手元から淡い紫をした短剣が現れる。しかも、持ち手の部分には訳のわからない謎の記號が刻まれている。

「久しぶりに使うな...この深黒の剣つるぎは。心配するな、當たっても死にはしない。し意識が飛ぶだけだ」

「生徒會長さんは"心配するな"の意味を辭書から引いた方が良いみたいだな」

「はっはっはっ...面白いことを言うな。久しぶりに殺意が沸いたぞ。手加減はしないからな」

「やめてくれよ。今度顔に塩でも叩きつけてやるからさ。سيف النار العمل業火の剣」

生徒會長さんが深黒の剣を使うなら俺もそれに対抗しよう。

  呪文を唱えると俺の手元に深い赤をした短剣が現れる。結構魔力の消費が激しい魔法だが、この短剣の威力は一つのビルがぶっ飛ぶくらい。

  こんなので斬られたら骨ごといってしまうだろうな。

「...お前もその部類の魔法を使えるとは...久しぶりに本気で戦えそうだな」

「俺もだ。好きなように暴れさせてもらうぞ」

雄騎はニヤリと笑い、短剣を構える。

る程、正々堂々やろう、というのか。俺は剣道を5年ならっていたんだ。一本面決めてやるこの野郎。

 俺も雄騎に笑い飛ばし、短剣を構える。

  相手の目を見る、剣は相手の顎へ。いつ相手が仕掛けてくるか分からない。よく見て、気配でじる。相手がどこを突いてくるのかを。

  ここ2年剣道はやってなかったが、まだ腕はおとろいてないはずだ。

(......くる)

カキーン 

剣と剣が激しくぶつかり合う音が響く。

「...良いきだな。俺のきを見切れるとは思わなかったぞ」

「そりゃどうも。剣道は結構真面目にやってたんでね」

俺は相手の短剣を左へ弾く。...が、相手も相手。さすがに剣は弾き飛ばされない。だが、し相手の制が崩れた。その隙を見逃さない。

「おっと...」

「今の避けるのかよ...!」

雄騎は崩れかけた制にも関わらず、を斜めに反らし俺の短剣を避ける。その狀態から制を崩して転ばないなんて、とんだ化けだこいつ。

「敵の前でよそ見は自殺行為。そう學ばなかったのか?」

「なっ...」

さっきまで目の前に居たはずの雄騎が居ない。その変わりに背後から雄騎の聲。気付かなかった...。こいつ速さに関しては金メダル取れそうだ。

  これは一発貰うな...振り向くのが間に合わない。...だが、俺には"これ"がある。

「っ...!?」

雄騎の短剣が俺の背中を斬る、が。その攻撃は弾かれ、雄騎は弾かれた反で大きく制を崩した。

  "の鉄壁"。俺が深傷をおう魔法をくらったときに自で発する魔法。どんな魔法でも一回無効にするっていうやつ。

 使い捨ての魔法で、さっき篠原さんと戦ったときに消費したが、時間がたてばまた使えるようになる。あって良かった

「クソッ...」

そして、今は雄騎が大きく制を崩し、後ろの方へよろけている。この隙を見逃す馬鹿が何処に居るというんだ。

俺は素早く後方を向き、短剣を雄騎の首にめがけて振りかぶる。

  だが、そう簡単に行くものでもない。雄騎もそのことを見かしての行か、雄騎も短剣を俺の腹へ突きだしている途中。

  どっちの短剣が先に當たるか、と言ったところだ。もうの鉄壁はない。避ける暇もない。

『殺すっ...!!』

二人が同時にそうんだ直後「そこまで!!」という聲が響く。

俺はきを止め、チッと舌打ちを一つし、短剣を投げる。

 短剣は意図も簡単に崩れ、空気中へと消えていった。

「......チッ」

雄騎も一つ舌打ちをし、短剣を手から手放す。その短剣も、崩れるように消えていった。

「そこまでよ。お疲れ様。良いものを見せてもらったわ。...それじゃあ、終わりにしましょうか」

「......はぁ」

周りの視線が凄い。その目線は、「なにあの人、格好いい...」と言ったものではなく、「何だアイツ...」と言った、し引きぎみな痛い視線。俺もうこの學園やめようかな。

「それじゃあ、締めは私がやるわ。皆、お疲れ様。...気を付け、禮」

よし、ここからが本題だ。...出來るだけ人目を避けて教室へ戻る。ス●ークになった気分で行くぞ...。

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チッイッス!豚です。あとがき的なあとがきです。今回投稿かなり遅れましたorz。社畜なんです許して下さい。最近夜遅くまでパソコンをカタカタやってるせいで脳溶けて語彙力が失われました。なんてこったい(^o^)

そして、かなり主人公のキャラがぶれていることにはお気付きでしょうか。そう、キャラが崩壊しかけている...というよりもう崩壊しているのです。このまま押しきるつもりなのでどうか後付き合いくださいm(__)m 

そしてネタ要素が増えて來ましたね。ネタ要素れないと書いてる側もやってられないんですわぁ...。すみませんorz。

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