《魔法男子は、最強の神様にされてチートの力を手にれた件について》シベリア防衛戦編(1)
保健室に著いた潤たちは、中にいる悠里と渚に事を説明して、理事長を呼んでもらった。
「いや、おばあちゃんおはよう まぁ変な奴がいるけど」
「そうね 確かに本校の生徒ではない人間がいるわね」
「あっそうだった ごめんなさいー」
「全くもう 來るなら連絡しなさい まぁ潤ちゃんに合わせなかったのに」
怒ってらっしゃると思う一條三姉妹であった。
「えー トホホなのですー 」
「まぁいいわ 何しに來たの?魔法結界の維持、管理はどうしたの?」
「それが…魔法結界近くに大量のディザードが來ているのです そして、シベリアにあるアイランドパトロールの支部が対応してるのですが、數が増えてるのです」
(やはり、そうか アメリカ大陸から泳いで著てるやつか うーん)
「本部長 険しい顔してどうしたんですか?」
「2か月前、アイランドパトロール本部のレーダーにたくさんのディザードが移してるのが確認されている それが関係してると考えると…」
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「それって確かアメリカ大陸からたくさんのディザードが…まさか」
「うん そのまさかだと考えるとアルファがなんで魔法結界にれた理由が分かるんだよね」
たくさんのディザードが、舊イギリス、舊ドイツ、舊エジプト、舊南アフリカの4カ國に上陸したのが確認されていることが夏姫から説明された。この報は、佐と將クラスの幹部にしか公開されていないものだった。
「それは、アルファがもうすでにディザード化して、暴れ回ってるから魔法結界に當たってしまい、傷ついた そのを飲んだ、浴びたディザードが、兇暴化 それから逃げるためにたくさんのディザードが避難してきてると考えると辻褄が合うんだよね」
「たくさんのディザードが避難してくるのは、やはり、それだけ魔法力があるって言うことでしょ?」
「うん、魔法結界に集まってきてるのは、魔法結界の一部が薄くなったからだと思う 僕が疲労で倒れたせいで修復に行けなかったから」
魔法結界には異常な程の魔力があると錯覚させるものもあり、それが薄くなり、興味津々のディザードが集まりつつあると考えられた。
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「どうするかは、おばあちゃんにも分かるよね 」
「それは分かるけどでも、まだ完全ではないんでしょ 」
「それは確かになのです 一応エレナ大將とラレリーナ大將の2人が維持してるから大丈夫なのです」
「エレナなら大丈夫か でも、魔法結界が破られても急事態に備えてもう一つ張ってはあるんだけどね」
そう言って潤は、ベットの上で眠りについた。
「おやすみ」とおばあちゃんは言うと、理事長室で続きを話すことに
「ここが理事長室ですか 綺麗な部屋なのです」
「あなた達は、今から編生として2組のクラスにりなさい そして合同演習に付き合いなさい」
「え? それはどういう事ですか? 1年生を合同演習に參加させるおつもりですか!!」
「えぇ これは、等部、小等部以外の中等部、高等部、大學部の學生とアイランドパトロール本部による合同演習を行うことを潤ちゃんが言ったのよ」
潤が元々計畫していたのは、アイランドパトロール本部の主力部隊と更屋敷ナデシコ魔法學園、八名學院アイランドパトロール學科の生徒たち、大學部の學生との合同演習によって、ディザードの生態と変わりつつある生態系を観察することだったが、アルファの出現、魔法結界の異常、舊アメリカ陸軍がいたことなどの様々な要因から潤本人からの説明が出來なかったのである。
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「なるほど そういう事か 」
「なるほど でも、野外學習って2年生からじゃ?」
「いえ、この件についてはDROの學園運営委員會の承諾は得てるわ 」
「だとしても、アイランドパトロールの主力部隊全部隊は、かせないはずです それに、何かあったらどうするんですか?」
アイランドパトロールの主力部隊は、約4000とそこそこ多いが、日本、八名島と八名島周辺の小島、オーストラリア、シベリア、アラスカの防衛などで多忙なため、全部隊は、かせないのだ
「もし、何かあれば、私が全責任を取って夏姫ちゃん あなたにこの學園の理事長になってもらいます」
「えーーー 理事會が反発されるのでは?」
「理事會の筆頭理事とこの學園の副理事長は、宇都宮絵里うつのみやえりちゃんと南雲五十鈴なぐもいすずちゃんだから大丈夫よ」
衝撃の事実 この學園には副理事長がいたなんて…
「五十鈴ちゃんここの副理事長だったんですか! びっくりしましたよ 」
「まぁたまにしか來ないから幻の副理事長とも呼ばれているわね  明日から合同演習の訓練と準備をします よろしいですね」
「分かりました 早速、クラスのみんなに知らせないと」
そう言って夏姫が理事長室から出ていくと、2人の男が理事長室にってきた。
「こんにちは DRO學園運営委員會副委員長のアランドと理事の南龍寺有咲なんりゅうじありさです」
「來たみたいね 」
「DROとしては、今回の合同演習の參加には賛同しかねますが、潤くんが計畫したものなら賛するしかないじゃない(うふふ)」
さすが、ショタコンと思う一條三姉妹であった。
「私とアランドの2人も合同演習に參加することで學園運営委員會は、納得出來たものの、舊アメリカ陸軍がいてることからDROのディザード対策委員會の理事と副委員長が參加することになりました」
「ディザード対策委員會が副委員長を出すとはさすが、潤ちゃんの弟子ね」
「そう言えば、そうでしたね マギサズ統括本部新兵訓練局局長時代の生徒さんだったとか」
マギサズ統括本部とアイランドパトロール本部は、共同で新兵の訓練と実戦を兼ねたシベリア合宿を行っていた
「潤ちゃんが訓練局局長時代では新兵の質がめちゃくちゃ良くなったから今の大の幹部クラスは、潤ちゃんの弟子よ」
「それは初耳なのです 」
「當たり前よ 當時まだ10歳の子供に大人が教えられてるなんてアイランドパトロールのメンツに関わるから將クラス以下には隠されてるのよ」
そうこうしてるうちにディザード対策委員會副委員長と理事が到著した。
そこには、小代雪野おだいゆきのと神野千尋かみのちひろが現れた。
「こんにちは お久しぶりです 智恵お祖母様」
「こんにちは お久しぶりですね 潤くんにも挨拶しなきゃね」
「潤くんなら保健室で寢てるんで今は…ちょっと」
悠里がそう言うと、雪野がなんで保健室で寢ているのかを尋ねた。
「それは、過労で倒れてしまったからです 」
「なるほど 今回の件で忙しくしていたからかな 可哀想に」
「それもそれで、看病してあげたいなー よし、保健室に向かおう」
そう千尋は言うと、理事長室から出て廊下を走り去ってしまった。
「あっ…言ってしまった 全く自分勝手な子なんだから」
「雪野さんは、千尋さんと長い付き合いなんですか?」
「うん、生まれた時の馴染だからね 昔っからあの子は、潤くんを振り回してばかりいるけど本當の弟みたいに思ってるのよ」
昔からたくさんのと暮らしていた潤は、もみくちゃにも、をられるのも慣れていた。
だが、未だに慣れてない所がある。 それは…
くすぐられることである。
それを知ってか知らぬか、千尋は、保健室のベットに寢ている潤の脇腹をこちょこちょしようとしていた
「スヤスヤしてるところ悪いけど早く來てもらわないといけないから起こす!!」
こちょ こちょ こちょ こちょと脇腹をくすぐったが、反応は無くなんでだ?と思っている時、後ろから「何やってるのかな?」と聞き覚えがある聲が聞こえた。
「なんで寢てないのさ!!」
「そりゃもちろん お前が學園の魔法結界にれたからに決まってるやろ?」
「しまった!! 」
「さて、どうしてしいかな?」
「いや そのー」
それが彼の最後の言葉だった。全ぐるぐる巻きにされ、保健室のベットに乗せられていた。
「あらあら バレていたのね」
うーん うーんとガムテープで口を塞がれて何を言ってるのか分からない千尋であった。
「いや 元気だった? 雪野さん」
「えー まぁー この狀況には驚いてるけど」
「ん? あぁこいつならこのままで死なないから大丈夫でしょ」
と辛辣しんらつな言葉と共に放置された千尋であった。
さて、シベリアに向かう準備をしている他のクラスメイトたちは、そんな騒があることは知らず、下著やズボン、シャツ、魔法銃などなどをキャリーバッグに詰め込んでいた。
「シベリアってめちゃくちゃ暑いんでしょ 薄著と厚著両方持っていかないといけないよね」
今現在のロシア連邦は、地球溫暖化の影響と熱い気候を好むディザードの魔法によってウラル連邦管區、シベリア連邦管區、極東連邦管區の3つの管區は、平均最高気溫80℃ 平均最低気溫-90℃と異常な気溫差になっている
それ以外の連邦管區は、核の影響でほとんど荒廃し、一部地域が消し飛んでいる狀態なのである。
舊中國と舊モンゴル、舊ネパール、舊ブータンは、一部を除くほとんどが消滅 その一部島にアイランドパトロールの支部があり、ロシアンコミュニティーと呼ばれる自警団組織も存在している。
更屋敷ナデシコ魔法學園と八名學院アイランドパトロール學科の生徒たちは、そこに集合することに決まり、1年、2年、3年1組と1年、2年、3年2組の6クラスとアイランドパトロール學科の1年、2年、3年1組と1年、2年、3年2組の6クラス 合わせて12クラスが1班 同じく3組と4組の6クラスとアイランドパトロール學科の3組、4組の合わせて12クラスが2班の約3456名がシベリア擔當になったのだ。
舊アメリカには神様が向かうことになった 生徒の安全面での配慮と舊アメリカ陸軍との戦がある可能が高いからだ
舊イギリス、舊ドイツには5組と6組が舊エジプト、舊南アフリカには、7組と8組がそれぞれアイランドパトロールの主力部隊と共に上陸し、調査を行うことに 
學校側の実質的責任者は、夏姫が、全部隊の最高司令は、更屋敷潤に依存されることなった。
シベリアには、エレナ大將とラレリーナ大將の2人が魔法結界を維持し、ディザードの侵攻を抑えていた。
「しかし、私たち2人しかいないとはねぇ 本部も何やってんだか」
「仕方がないさ ゴミ(舊アメリカ陸軍)掃除に忙しいんやろうな」
「まぁもうすぐ、潤上級元帥がアイランドパトロールの一部主力部隊を引き連れてこちらに來るそうだし、ゆったりとやるかね」
ディザードの數は約20萬ちょいほど もし、魔法結界が破れたら、1人10萬を相手取って戦わねばならなかった。
「維持出來るとしたら約5ヶ月ぐらいかね」
「うちなら約1年ぐらいは維持できるやろうな」
「あんたと私とでは、魔法力が約4~5倍違うからな」
たわいのない話をしてるうちに、支部の第一部隊と第二部隊が到著した。
「あら、援軍だね」
「こんばん 私は、井上和彩いのうえかずさ將です 一応、援軍にいけと支部長から言われてきました」
「そうなの それは嬉しいわね 2人じゃ寂しいし、ディザードは、まだ攻撃しては來ないけどいつ來るか分からない狀況よ」
シベリア連邦管區アイランドパトロール支部支部長のアドラー・ベッキー・シェラー元帥は、支部のディザード対策評議會に參加しており、けなかったため、井上將に援軍として派遣したという経緯いきさつがある
「そうですか 一応対ディザード用特殊弾と魔法銃、戦車、裝甲車なども準備してあるんでいつでも私は、OKですよ」
そう楽しそうに和彩は言っていた 周りの部下たちは、呆れていたが、著々と準備し始めたその瞬間ときだった 魔法結界にし亀裂きれつがり始めた音が聞こえたのだ
「あれは、やばいですよね?」
「そうだね あれはやばいね なんで亀裂きれつが?」
「どうやら、近くにあった原子力発電所にディザード集まり、エネルギーを食べようとして発を起こしたようやな」
「まだ原子力発電所が殘ってたなんて…知らなかった」
「まぁ田舎やからなね 中々、ロシアンコミュニティーでも來ないのさ」
ロシアンコミュニティーは、ウラル連邦管區あたりに拠點を構えていたが、ディザードの侵攻と異常気象、放能汚染、食糧不足などでシベリア連邦管區または極東連邦管區に拠點を移し替えていた。
「近くには、ロシアンコミュニティーの拠點の一つがあるからここで食い止めねば行けないと 結構、めんどくさい事になったね」
「そうですね まぁ予想の範疇はんちゅうですけどね」
次回、シベリア防衛戦(2)
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