《魔法男子は、最強の神様にされてチートの力を手にれた件について》シベリア防衛戦(2)
「知ってる?この先には、ディザスターゲートとと呼ばれる大きいがあってそこからたくさんのディザスターが、出現してること」
「それって確か 潤くんが発見したっていうですよね」
「えぇ ディザスターゲートの中には無限數のがあってそこがディザスターの巣になってるらしいわよ」
「まぁそれと同時に地上に巣を作るディザスターも現れたけどね」
ディザスターゲートとは、ディザスターが同時多発的に現れた際に、地上にできた大きなのことで、舊ロシア、舊アメリカ、舊ブラジル、舊南アフリカ、舊エジプト、舊イギリスの6ヶ國に存在する
「そこからもディザスターたちが來てるみたいだし、意外とアイランドパトロールのレーダーも當たるもんね」
「その発言は、支部長に怒られるわよ」
「まぁレーダーって言っても魔法探知の方が遙はるかに能がいいのは、実証済みなはずなんですがね」
そういうイヤミなのか本気なのか分からない話をはさておき、更屋敷ナデシコ魔法學園では、あらかたの準備をし終えた全校生徒が、育館に集められていた
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「おはようございます 全校生徒の皆さん、今回のアイランドパトロールとの合同演習は、課外學習になります  特にアイランドパトロール學科の生徒諸君にはいい勉強になるだろうからちゃんと安全に取り組むよう心がけてください
 以上 理事長からのお話でした」
続いては、アイランドパトロールの主力部隊であるエスカレバード隊からのお話があり、そこでは、夏姫先生が実質的責任者としてみんなを引率することが発表 また、最高司令は、更屋敷潤が務めることが発表され、育館中が驚きと歓喜の聲が聞こえた
肝心かんじんの潤は、日本にいた
日本本土保全庁長と日本にある自衛隊司令部司令に會うために、夏姫ちゃんと朱音、梓の4人で向かっていた
「しかし、日本本土保全庁に戻ってくるとはな 思ってもいなかったな」
「私は、初めて來たわ ここが東京ね」
「夏姫ちゃんは、ディザードが現れる前に來なかったのね」
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「えぇ 私たち分家は、知、京都、福岡、北海道、石川、栃木、埼玉、高知、兵庫、福井、長崎、沖縄の12都道府県にそれぞれの大豪邸を構えていたからね」
12の都道府県にそれぞれ大豪邸を構えていた分家は、そこでグループの子會社及び関連企業の社長や執行取締役員などを務めていた
グループ本社は東京にあり、お父さん、お母さん、おばあちゃん、おじいちゃん、更屋敷潤と妹たちなどなどはここで暮らしていた
「この近くに前の家があるし、別宅も殘ってるよ」
「へーそうなんだ わたし行ってみたいわね」
「もちろんいいよ すぐ近くだし、それに長はまだ戻って來ないだろうから」
「そうなのです 長は、いつもいつもどこかに消えるのです」
「まぁあのバカ長は、いつもどこかに消える…」
そういえば、初めて梓を喋らせましたね(忘れていた)
「梓ちゃんが初めて喋った…しかも毒舌」
「梓は、無口で滅多に喋らないけど毒舌なんだよね」
「そこが可いのですよ うちの妹」
「長は、日本自治委員會に出てるらしいから當分戻ってこんな まぁ副長には會えるだろうから會ってから舊本家に向かうか」
日本本土保全庁副長である立花禮華たちばならいかは、更屋敷潤たちがまだ來てないと思い、お風呂にっていた
「まだ來てらっしゃらないからお風呂って整えなきゃ」
その、數分後に潤たちが到著した
「これが日本本土保全庁 でかいな」
「一応、中央合同庁舎を改修して建て直したものだからね 元が大きいから結構でかくなったんだよ」
「別館にはオーストラリア特別自治領府の特別外代表部があるのです」
ここにだけ、特別外代表部が設置されており、八名島自治政府との渉や會談などが行われているという建前で設置されている
「建前で作られた別館には大浴場があってシベリアに行く前にここでアイランドパトロール日本支部の主力部隊とオーストラリア特別自治領府第一、第二、第三マギサズ特別連隊と合流してから行く予定だから長に會いに來たんだけど」
「結果 日本自治委員會に出てると 相當なアンポンタンなのかね」
「マギサズとしては、一流なんだけどさすがバカ姉妹のお母さんだよ たく」
「えー!!? この二人のお母さんが日本本土保全庁長なの!?」
「そうなのです えっへん」
(だから、朱音ちゃんと同じタイプって言ったのね)
「この二人のお母さんであり、日本本土保全庁長であり、日本の最終兵と呼ばれる栞しおりで、あの二人を手一つで育てた凄い人ではあるけどどこか抜けてるのかな」
「なるほど そういえば二人共 苗字が無いけどなんで?」
「あぁ 二人というかこの二人のお母さんの苗字は、東あずまだよ」
「えっ? なんて…」
「だから、東あずまだよ 日本政府最後の閣総理大臣であり、あの日本政府解を決意した東周あずまあまねの娘たちだよ」
東周は、15年前に第140代閣総理大臣に就任し、地位協定の改正や韓國、北朝鮮に対する強的圧力外などで人気を博し、日本を國連の安全保障理事會常任理事國するといった果をあげ、二期目にり、ししてからディザードが現れ、世界の大半が壊滅するという狀況になり、核使用などを検討するも國民や連立政黨から反発され、最終的に日本政府を解した
日本政府解後、八名島自治政府特別政務顧問という名譽職めいよしょくを與えられ、天皇制や王制の廃止、亡命政府の形骸化けいがいかなどに攜たずさわり、自治政府の権力を強める政策を推し進めていたが、政策の半なかばにして心筋梗塞しんきんこうそくを起こし、60歳という若さで亡くなってしまったのである
「心筋梗塞か 疲労が溜まってたのかな」
「まぁ心労もあっただろうけど若過ぎる死ってちょっと不便よね」
「そうだね でも、仕方がないことでもあるよね 人はいつ死ぬかなんて神ですら分からないのに」
「神でも分からないんだね でもやっぱ 人の死は嫌なものよね」
いつ人が死ぬのか分からないこんな世界でもある今の世界で必死に生きようとして、足掻あがいて、一杯生きてる人たちがいるそんな人たちを守るためにマギサズは、存在するのだ
「昔、ゼウスに言われた言葉があるんだ
今の人に問う 人は殘酷ざんこくだ 便利なものを手にれようとして他のものを奪っていく 
だが、人間は気づかない 奪っていったものが誰かの犠牲ぎせいであり、快適に暮らせている人達はその事を覚えていないのだ だからこそ
その事に謝し、敬う心を持ってしい 潤ならそれが出來るはずだって」
「確かに 快適な暮らしをしている人は、誰から何かを奪って生活してるからこそ裕福なんだよね」
「ゼウス様の言う通りなのです でも、人間は淺はかな生きで、犠牲なんて知ったこっちゃねぇ 自分さえ良ければなんて考える生きだから 」
「でも、人間は間違ったことを正しやり直せる事だって出來る そんなこともゼウスに言われたかな」
その言葉の重みは、地球いや もしかしたら銀河系よりも重いのかもしれない そう思った夏姫であった
「でも、おばあちゃんがこう言い返してたよ
確かに人間は、何かを犠牲にしてることに気づかない人間が多いかもしれないけどそれでも生きてる価値はあると私は思う どれだけの犠牲が出ようともどれだけの人間が愚おろかな行いをしようとも人間は、後悔することが出來る 
だから、私も後悔する あの子たちを臺灣に行かせたこと 孫に辛い思いをさせておいて何もしてあげられないこと んなことを後悔する それが人間だよってゼウスに言って立ち去って言ったんだ」
「それもそれで言葉の重みが凄いんじゃ」
「人の後悔って神様たちにとってはちっぽけなものなんでしょうね」
「さて、こんな重たい話しは終わって、副長に會いに行こうかな」
一方、その頃、學園では、準備を終えた生徒が日本に向けて船に乗り込んでいた
「このでっかい船に乗り込んでいよいよ行くのよね 日本とシベリアに」
「この船ともう一艘 別の船も向かうらしいよ」
「へーそうなんだ クラス6つ分と副擔のソフィア先生と片桐希かたぎりみつき先生の2人が引率役になるとはね 夏姫先生は、更屋敷くんに著いていったらしいしね」
「私たちを置いていくなんてひどくない?」
「まぁ重要な案件とアイランドパトロールの仕事じゃねぇ」
「それでも私は著いて行きたかったなー」
そういいながら船に乗り込んでいく1組、2組、3組の生徒たちは、日本本土へと向かっていくのだった。
さてさて、次の回で長に會えるもシベリアで第事件が起こる 次回シベリア防衛戦(3)
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