《1分の時があれば》同じ力

その日は時間が過ぎるのが早かった。毎日憂鬱で辛かった日々も噓のように足も軽かった。そして、いつもしているゲームも手につかなった。とにかく、夜になるのが楽しみで仕方がなかった。

「ちょっと眠いな。し、晝寢しよう。」

何気なく、床に寢転がり目を閉じるとそこにはすずが居た。

「え、なんで。」

そう、僕が言うと

「私が呼んだの。私は、人の夢にれる。」

「意味が分からない。」

その時、自分の力に気が付いた。もしかしたら、すずなら何か知っているかもと思い、聞いてみることにした。

「実は俺も夜に一分だけ人と話が出來る。すずはこの力について、何か知ってるか?」

すずは、ビックリしたようだった。しの間、すずは何か考えているのか黙っていた。そして、ようやく口を開いた。

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