《栴檀禮賛》僕と先輩とホラー映畫

休日、僕は電車に乗って隣の街に出かけた。窓からってくるポカポカ気に眠気をわれながら、目的地にたどり著いた。

僕は駅を西口から出て、そのまま駅前にある映畫館にった。悲しいことに、僕はあまり友達が居ないもんで、安定のボッチ映畫だ。

「えーと......『ヘリックス』を學生1枚で。」

僕は新作のホラー映畫を見ようと、チケットを購しようとした。しかし、突如後ろからポンポンと肩を叩かれた。

「すみません、2枚で変更お願いします。」

そう言いながら、僕のチケット購に便乗してきたのは、この前図書室で出會った委員長だ。

「あ、先輩。」

「ハヤテくん1人でしょ? もし良かったら一緒に見ない?」

「そ、そうですね、先輩が良ければ。」

「それじゃ決まりね!」

そう言いながら、先輩は『笠松 真貴』と名前が書かれた學生証を差し出した。それに応じるように僕も差し出し、學生料金で映畫を見られるようになった。

「先輩、意外とホラー見るんですね。」

「ん? あぁ、まぁね。」

「てか、もしかして先輩ってミカのお姉さんですか? さっき學生証見えて、苗字が同じだったから......もしかしてと思って。」

「そうよ。學生新聞のネタ探しばかりに躍起になってるミカは、私の可い妹よ。」

「なんか......ディスってません?」

「そんな事ないわよ?」

ミキ先輩は何処吹く風と言った涼しい顔して、ポップコーンとソーダを買うための列に並んだ。僕もすぐ後ろに並び、財布の中の殘金を確認した。

「マキ先輩とテツってどういう関係なんですか? 學年2つも離れてたら、そうそう仲良くなる機會とか無いですよね?」

「彼とは普通のお友達よ。彼と仲良くなったキッカケは、単純に彼がよく図書室に頻繁に訪れるからかな? まぁ話して楽しそうなら、別に年齢なんて関係なく友達になるわよ。」

ミキ先輩はそう言いながら、映畫のパンフレットをパラパラと捲って眺めていた。

「んじゃ、大して話して無い僕は、これから先輩とワンチャン仲良くなれるかも的なじなんですね。」

「そうね、ハヤテくん悪い人じゃ無さそうだし......何より日頃から友達と仲良くしてるってのがポイント高いかな?」

「アミのことですか?」

「そ、2人お似合いだと思うんだけどな?」

「いやぁ......どうでしょ?」

「じゃあ私がハヤテくんの彼になろうか?」

「え?」

「ふふっ......じょーだんよ。」

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