《小さなヒカリの語》28ページ目
昔よくこの家に遊びに來た馴染の姿を見て、母さんの顔の目じりにしわがる。
「ヒカリちゃんね!? 話は聞いてるわよ。ささっ、あがってあがって」
母さんは右手に持ったおたまで家にることを勧める。うん、間違ってはない。客人をもてなす対応としては及第點。だけど、俺としてはどうしても腑に落ちない點がある。
「話は聞いてるって、俺はそんなこと一つも聞いてないぞ。知ってたなら何で前もって教えてくれなかったんだよ。この町にヒカリが戻ってくること!」
「あら、言ってなかったかしら?」
母さんは俺の言葉など意に介さないじでヒカリを家に上がらせ、俺のほうさえ見ない。
「とぼけんな。わざとだろ!」
し語調を強めて言った。が、それも母さんには意味がなかった。前もって言ってくれてたらいろいろ準備とか出來てたのに、と思う。まぁ、こんなことはしょっちゅうなので怒るのを通り過ぎてただ呆れた。ヒカリが大丈夫?と不安げに顔を近づけてきたので、とりあえず二階の自室に連れることにした。十五段ある階段の上を先頭に立って部屋へとエスコートしていると、
「ご飯が出來たら呼ぶからねー」
と下から聞こえてきたので、お祝い好きの母さんのことだからパーティーでもするんだろうかと期待半分にそこそこ明るく返事をした。
部屋に変なとか落ちてないかざっと目を通す。落ちてないのを確認してヒカリを部屋にれた。教科書の詰まった重たいかばんをどっかと降ろし、機に寄りかかりながら椅子に座った。
「結構変わったねー」
ヒカリはベッドに腰掛け、その弾力を利用して上へ下へ揺れ始めた。俺の部屋を新鮮そうに見渡している。目がぱちくりせわしない。
「へぇー」
と聲帯を稼させながらきょろきょろ。そんなに見られると不安になってくるんだが……変なものとか置いてないよな? ないよなないよな?と一応確認する。
「ん……ヒカリ?」
ある一點を見つめてベッドの揺れは収まったのでその視線の先を追うと、そこには今話題の人気アイドル霧島なぎさのポスター。何かと思ったが、なんだ。これは別に問題ないだろう。グラビアのポスターくらい誰でも持ってる……はず。
「やっぱりこーちゃんもこういうの興味あるんだねぇ」
ヒカリは意外にもポスターのことを話題に出した。俺がこういうの持ってるのが珍しいのだろうか。
「まぁ一応健全な男の子ですから」
言って、こういうことは自分で言うもんじゃないなと思った。自分で言うと健全じゃないように聞こえる。まぁ、そんなことよりも今は。
「なぁ、朝のことを確認してもいいか?」
俺のハクスラ異世界冒険記は、ドタバタなのにスローライフ過ぎてストーリーに脈略が乏しいです。
ハクスラ異世界×ソロ冒険×ハーレム禁止×変態パラダイス×脫線大暴走ストーリー=前代未聞の地味な中毒性。 ⬛前書き⬛ この作品は、以前エブリスタのファンタジーカテゴリーで一年間ベスト10以內をうろちょろしていた完結作品を再投稿した作品です。 當時は一日一話以上を投稿するのが目標だったがために、ストーリーや設定に矛盾點が多かったので、それらを改変や改編して書き直した作品です。 完結した後に読者の方々から編集し直して新しく書き直してくれって聲や、続編を希望される聲が多かったので、もう一度新たに取り組もうと考えたわけです。 また、修整だけでは一度お読みになられた方々には詰まらないだろうからと思いまして、改変的な追加シナリオも入れています。 前作では完結するまで合計約166萬文字で601話ありましたが、今回は切りが良いところで區切り直して、単行本サイズの約10萬文字前後で第1章分と區切って編成しております。 そうなりますと、すべてを書き直しまして第17章分の改変改編となりますね。 まあ、それらの関係でだいぶ追筆が増えると考えられます。 おそらく改変改編が終わるころには166萬文字を遙かに越える更に長い作品になることでしょう。 あと、前作の完結部も改編を考えておりますし、もしかしたら更にアスランの冒険を続行させるかも知れません。 前回だとアスランのレベルが50で物語が終わりましたが、當初の目標であるレベル100まで私も目指して見たいと思っております。 とりあえず何故急に完結したかと言いますと、ご存知の方々も居ると思いますが、私が目を病んでしまったのが原因だったのです。 とりあえずは両目の手術も終わって、一年ぐらいの治療の末にだいぶ落ち著いたので、今回の企畫に取り掛かろうと思った次第です。 まあ、治療している間も、【ゴレてん】とか【箱庭の魔王様】などの作品をスローペースで書いては居たのですがねw なので、まだハクスラ異世界を読まれていない読者から、既に一度お読みになられた読者にも楽しんで頂けるように書き直して行きたいと思っております。 ですので是非にほど、再びハクスラ異世界をよろしくお願いいたします。 by、ヒィッツカラルド。
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