《まちがいなく、僕の青春ラブコメは実況されている》第3章 僕は、普通の夏休みを過ごしたい。3
いかにも子っぽい白の清楚系ワンピをにまとい、長い髪はアップにし、ポニーテールにしていて、制服姿の新垣さんしか知らない僕には張するくらい新鮮に見えた……。
『――やはり、もってる男だ! ミスター・ハプニングこと、乙幡剛であります! 夏休み初日から、偶然、想い人と出くわしてしまうという、もはや學園ラブコメでも起きないようなベタな展開を引き寄せたわけであります。このまま、まさか、その手に持ったティッシュを二人で使うような展開になってしまうのでありましょうか⁉』
伊達さんは相変わらず訳のわからない実況を続けていたが、不思議と頭にって來なかった。それよりも、あの一件以來、言葉をわさないどころか接自も避けていた新垣さんに出くわしたことで、完全に頭が真っ白になっていた。
「――お買い?」
気づくと、新垣さんが話しかけていた。
僕は、ひとまず、ひとつうなずく。
「そっか……私も買いしてたんだよね」
彼はどこか気まずそうな表で、手にした日焼け止めを振った。
僕は高速で頭を巡らせ、新垣さんに「ある一言」をまず言わなければならないという結論に達した。だから、
「「あのー……」」
思い切って言葉を発したが、まさかのシンクロをした。
「どうぞ」
僕は手を添え、先に新垣さんどうぞと促す。
「いえいえ、乙幡くんこそ、どうぞ」
新垣さんも同様に返す。
「「…………」」
気まずい沈黙が流れる。
と、新垣さんが沈黙を破り言った。
「あのさ……乙幡くん、この後ちょっと……時間ある?」
僕はその言葉にひどく驚いた。驚き過ぎて、きっと顔がすごいことになっていたと思う。
「……なにか用事あったかな?」
新垣さんが僕の顔をうかがうように付け加えた。
僕はどう答えたものかしどろもどろになりながらも、先ほど頭に浮かんだ言葉を新垣さんに伝えなければという思いもあり、心はドキドキだったがこう答えた。
「だっ……大丈夫、です」
直後、伊達さんのテンション高い実況が、僕の頭に鳴り響いた。
『なな、なんとー! 新垣さんからの掟破りの逆いだ――! 夏休み初日から、怒濤のラブコメ展開であります!』
【書籍化&コミカライズ】婚約者の浮気現場を見ちゃったので始まりの鐘が鳴りました
婚約者である王太子の浮気現場に遭遇したソフィーリアは、自分が我慢の限界を迎えていたことを知る。その時、ソフィーリアの前に現れたのは一人の騎士だった。 ーーーーーー 婚約破棄から始まるものを書いてみたいな、と軽いノリで書き始めたシリアスもどきのギャグです。 第3章始めました! ー------ 1/7異世界(戀愛)&総合/日間ランキング1位 1月 異世界(戀愛)/月間1位 1月 総合/月間2位 ー------ 書籍化&コミカライズ決定しました!!!!! 本當に有難うございます!!!!
8 89高収入悪夢治療バイト・未経験者歓迎
大學3年生の夏休み、主人公・凜太は遊ぶ金欲しさに高収入バイトを探していた。 インターネットや求人雑誌を利用して辿り著いたのは睡眠治療のサポートをするバイト。求人情報に記載されている業務內容は醫師の下での雑務と患者の見守り。特に難しいことは書かれていない中、時給は1800円と破格の高さだった。 良いバイトを見つけたと喜び、すぐに応募した凜太を待ち受けていたのは睡眠治療の中でも悪夢治療に限定されたもので……しかもそれは想像とは全く違っていたものだった……。
8 94女の子を助けたら いつの間にかハーレムが出來上がっていたんだが
ごくごく普通の高校生、「稲木大和」。 でも、道に迷っていた女の子を助けたせいで色々と大変な目にあってしまい・・・? 初心者ライターによる、學園ハーレム物語。 文字數 1000~2000字 投稿ペース 1~3日に1話更新
8 175現人神の導べ
この物語は、複數の世界を巻き込んだお話である。 第4番世界:勇者と魔王が存在し、人と魔が爭う世界。 第6番世界:現地人が地球と呼ぶ惑星があり、魔法がなく科學が発展した世界。 第10番世界:勇者や魔王はいない、比較的平和なファンタジー世界。 全ては4番世界の勇者召喚から始まった。 6番世界と10番世界、2つの世界から召喚された勇者達。 6番世界の學生達と……10番世界の現人神の女神様。 だが、度重なる勇者召喚の影響で、各世界を隔てる次元の壁が綻び、対消滅の危機が迫っていた。 勇者達が死なない程度に手を貸しながら、裏で頑張る女神様のお話。 ※ この作品の更新は不定期とし、でき次第上げようと思います。 現人神シリーズとして処女作品である前作とセットにしています。
8 129全てを創造した主の後継者と神の器の異世界ライフ‼︎ 〜可能性しか貰ってませんが⁉︎〜
ある日、その教室內にいた者達は一人殘らず異世界に召喚された。 異世界へ召喚された主人公はクラスのみんなが勇者スキルと魔法の屬性適性を授かるなか、魔法の屬性適性…無。勇者スキルも、神の加護もない。 だが主人公には人に言えない秘密があった。その力で異世界を楽しく過ごすことを決意する。 初投稿作品なので、非常に読みにくいとは思いますが、よろしくお願いします!
8 97ワルフラーン ~廃れし神話
かつて地上最強と呼ばれた男、アルドは、國に裏切られた事で人を信じられなくなり、國を出てってしまう。あてもなく彷徨う男が出會ったのは、かつて森で助けた魔人。再會を喜ぶより先に、彼女は言った。 「魔王になって頂けませんか」 再び対峙する事になる魔人と人間。次に勝つのは、どちらなのか。 これは、人の愚かさが招いた物語である。
8 110